『キカイダー01』三十一話以降がリマスターされない理由についての噂話

 どう言う訳か『キカイダー01』の三十一話以降が《コンポーネント・ニューマスター》という名前で収録されている。 (つまり、ネガからのデジタルリマスターではない)  そうなった理由を色々考察し、噂話を呟いていたのを纏めてみました。
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Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
昨日言い出しかけて止めてたキカイダー01のオリジナルネガの噂話いってみましょうか。入稿終わったし。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
キカイダー01は三分割のLDが出た時にBOXに断り書きがあった。東映LDは当時は全てニュープリント・ニューマスター仕様ってのが売り。1~30話まではニュープリント・ニューマスターだが、31話以降は旧放映用?プリントからのマスター作成である。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
まだるっこしいし長いけど。まあ読んでる人もそう多くはないだろうから、たらたら勝手に垂れ流すよ。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
で、現行のDVDには、「31話以降コンポーネント・ニューマスター」と書かれているが、これはLDの時に作成したマスターをそのまんま使っているためでDVD化に際して新たにプリントを起こしているわけではない。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
状況から見るに、LD発売時に全話オリジナルネガからニュープリントを起こすはずだった。同時期の東映LDは全てその仕様で新しいプリントを焼き、そこから新たにマスターを起こしている。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
だが、01だけはニュープリントが行われず、旧いプリントからLD用のマスターを起こしている。常識で考えれば、何らかの事情でニュープリントを作ることが出来なかったと考えられる。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
続けます。可能性1に関してはネガの管理は極めて厳しくまずないと言っていい。可能性2に関してもそうそうない。ちなみに東映LD自体、フィルム管理の生き神様、生き字引みたいな社員氏の定年退職が近いことから「とにかく一度素材まとめよう!」ということで始まったものと言われていますな。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
そういう生き字引みたいな人がいて、探しきれないというのはやはり考えにくいことです。まして、同時期にソフト化された東映作品で一部の話数のニューマスターが行われなかったのはキカイダー01だけ。01だけ見つからない、それも後半の話数がばっさり?ちょっと考えにくいですよね。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
で、第三の可能性。「ネガの状態が悪くてプリントを起こせなかった」これの可能性が一番高いことになる。ただ、それもやはり、「なぜキカイダー01だけ、それも31話以降全部ってなんでさ?」という疑問が生じる。その話数だけフィルム缶がぶっ壊れてたか?……もちろん、そんな話ではない。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
キカイダー01の31話以降のネガ作成には、あの時期ならではの特殊事情があった、というのがこの噂話の本題。自分もネガそのものを確認したわけではないし、事実かどうかはわからないところがある。それを承知でお読み下さい。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
元々、キカイダー01はオイルショックと時間枠終了が決定してから予算削減が厳しかったのは、実際に視聴した人はご存知と思う。そもそもシャドウのロボットは大半が前作のリペイントか改造。新造形の敵は少なく、ギルハカイダーのスーツはどんどんボロッちくなっていく有様である。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
それでも制作費はジリ貧。その上、フィルムの使用量もさらなる節約を迫られていたのだという。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
そこで活用されたのが35mmフィルム。キカイダー01を含め、当時のテレビ映画は16mmで撮影されていたが、経費削減のためこれを上下二段に裂いて使う方策がとられたという。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
もちろん、物理的に35mmフィルムをタテに斬るのではない。35mmを上下二段に分けて16mm2本分に撮れるカメラが当時存在し、それで撮影を実施しネガを作ったというのである。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
なお、70mmフィルムを上下二段に分けて撮影して35mm二本分撮れる映画用カメラは実在し、実際に使われている。欠点は仕上がりのピントが甘くなることと微妙にタテが短い変なワイド画面になることである。一部のマカロニウエスタンで使われている。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
フィルムを2段に分けて使うこの方法だと、普通に16mmのリールを使うよりも2割くらい経費を抑えられるのだそうです。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
この方法で撮影と編集を行い、35mmフィルムリールに半分だけ写った状態でオリジナルネガを作成放送用にはそこから16mmプリントを起こして対応したのだという。だが、このやり方には大きな欠点があった。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
映画フィルムに触れたことのある人はわかると思うが、16mmフィルムと35mmフィルムではパーフォレーションの数も位置も違っている。仮にネガが35mm(しかも普通の35mmではなく半分だけ写ってる)そこから16mmのプリントを起こそうとした場合余計に手間がかかるのは想像に難くない。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
へたすると、16mmのニュープリントに際しては一コマ一コマいちいちピントを合わせ直さなくてはならなかったのではあるまいか?
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
つまり、大雑把に纏めると「オリジナルネガは現存するが変な仕様になっててリマスターやニュープリントに余計なカネと手間がかかる」→「そうしたカネと手間をかけたとしてペイできんのかキカイダー01のソフトは?」→「……旧プリントのコンポーネントマスターでいいや」ということ。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
ネガの状態がどうなっているのか確認したわけではないし、真相はわかりません。あくまでLD時代の噂話。あと、「35mmを半分に分けて使ったのでパーフォレーションの位置が90度変わってしまい、フィルムの走行方向に直角になってしまうので16mmに普通にはプリント起こせない」てのもあった。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
今後、キカイダー01がミリオンセラーにでもなるという予想が立つならば、ニュープリント・リマスター版のソフトが出るかも知れませんが。その可能性は望み薄ってことですな。それまで、LDの時に作ったマスターを使い潰し続けるであろーと。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
しかし、キカイダー01のLD tripled BOX発売からもう20年……年もとるわな。
Banjoe ヘール・ヤッターレ! @Banjoe1971
ああ、高画質でスキャンされた動画でワルダーの勇姿見たいと思わないか?
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