#提督殿とあきつ君
「カ号は良いものであります。それならばキ号もク号もケ号もコ号も良いものであると、自分は予測するのであります」 「ケ号はちょっと…勘弁してほしいかな…」
2014-07-01 03:34:30「三式指揮連絡機。しきしき言うのが少し五月蠅いでありますな。古い板張りの廊下のようで良くないのであります。ああでも、防犯には良いのでありますな。曲者も足音を立てるので、これはこれで良いのであります」 「忍者じゃなくて潜水艦を見つけてくれよ?頼むから」
2014-07-01 03:39:36「忍者といえば此度改造を迎えた川内殿、まるで忍びのようでありましたなあ。自分もあのように魚雷を構えて、夜の海を駆け回りたかったのであります。自分、夜目も一応効くのでありますよ?それにこっそり白状すれば、忍者、憧れだったであります」 「夜に活躍する揚陸艦…忍者っていうより泥棒だな」
2014-07-01 03:46:07「泥棒とは失礼な提督殿。自分は銀蠅もしたことないでありますよ。清廉潔白な揚陸艦なのであります。ふむ、そのような事を言っていたら、昔の艤装が懐かしくなってきましたでありますな。提督殿、改造前に戻したりは出来ないのでありますか?」 「退化ビームしてたねポケに戻すみたいな機能は無いぞ」
2014-07-01 03:51:57「ビーム。ふむ、古鷹殿が出せそうでありますな。そういえばあの左目はどうなっているのでありますか?キチンと視界が確保できているのでありましょうか。一度ご本人に聞いてみたいのであります」 「少なくとも青葉の前ではよく見えていないだろうな。…舞い上がっちゃって」
2014-07-01 03:57:40「そうなのでありますか?…ふふ、それは良い事でありますな。話す機会があれば、そのことについてもちょっと訊いてみたいのであります。自分は意地悪なのでありますよ?もちろん、退化ビームとやらが出せるかも訊いて」 「それは止めろ。冗談だ真に受けんな」
2014-07-01 03:59:59「ビームと言えば提督殿、以前風の噂で聞いたのでありますが、"発射されると特定の艦娘が建造されやすくなる"ビームがあるらしいでありますな。もしそれが本当ならば、是非この鎮守府に向けて射出してもらい未だ着任されていない独逸の超弩級戦艦を」 「止めろ」 「提督殿?」 「マジで止めろ」
2014-07-01 04:07:22「お前が変なこと言うから頭痛が…もう寝る」 「そうでありますか。では自分もご一緒しましょう」 「お得意の冗談はよせ。嘘でもそんな事を言うもんじゃない」 「ちぇ、であります。提督には御見通しでありますな」 「はは、伊達に長生きしてねえよ。おやすみ」 「(半分は、なのでありますよ)」
2014-07-01 04:14:44「提督殿。7月でありますな。一年も半分終わってしまったのであります。ついでに戦争も半分、いや、半分と言わず終わってほしいのでありますが、こればかりは夢物語ですな」 「珍しく感傷的だな」 「そしたら提督殿に養ってもらうであります」 「…なんだ、いつも通りか」 #提督殿とあきつ君
2014-07-01 20:29:34「そう言えば提督殿、功労艦はどのように決めているのでありますか」 「あれは赤煉瓦の決めた厳密な基準があるんだよ。俺はそれに従ってるだけだ」 「なるほど。てっきり提督殿の趣味かと」 「馬鹿か。それならお前ばかりになってるぞ」 「えっ」 「嘘だよ」 「ぐっ…」 #提督殿とあきつ君
2014-07-01 20:54:57「時に提督殿。…いや、何でもないであります」 「おっ、それはワザと思わせぶりにしたのか、それとも本当に忘れたのか」 「ふっふっふっ…このあきつ丸を舐めてもらっては困るのであります。これは完璧な計算の上で行われた高度な駆け引きであり…えーっと……」 「忘れたな」 #提督殿とあきつ君
2014-07-01 22:44:05「おはようございます提督殿。天気は不明瞭、お出かけになるのならば傘をお忘れなきよう、であります。天候の変化で体調を崩しやすい時期でありますが、もう少しの辛抱ですな」 「…」 「どうなさったのでありますか?」 「…普通の挨拶も出来るんだなと」 「し、失敬な!」 #提督殿とあきつ君
2014-07-02 08:14:54「提督殿、最上殿に会わせてはもらえないだろうか。先輩の復讐を果たすのであります」 「いきなり言われてもなあ。いつもの如く嘘っぽいぞ」 「嘘であります」 「おい」 「というのも嘘であります」 「…」 「…というのも」 「お前にとって先輩がその程度なのは解ったよ」 #提督殿とあきつ君
2014-07-02 08:27:58「そんな事はないのであります!自分は先輩の事を尊敬してやまないのであります。これは親愛の情をこめたもので」 「じゃあ本人呼んで確認するか」 「えっ…いや、その…自分、具合が悪いので今日は休むでありま」 「嘘だよ」 「…酷いであります。肝を冷やしたであります」 #提督殿とあきつ君
2014-07-02 08:43:00「と言う訳でこちらを呼んでみたぞ」 「どしたのさ提督。ボクに何か用?」 「さあ、あきつ君。思う存分言いたい事を…」 「…」 「…あきつ丸さんなら、ボクと入れ違いで出ていっちゃったけど。すっごく慌ててたし、忙しいのかなぁ?」 「…逃げたか。まったく狡い奴だ」 #提督殿とあきつ君
2014-07-02 08:55:19「提督殿、残業でありますか」 「そうだが、お前は?」 「見物であります」 「そうか」 「…止めないので?」 「別にかまわん」 「…?」 「あーしかしあきつが可愛くて仕事が手につかないなーこれ明日のあきつの出撃予定なんだけどなー」 「…手伝うでありますよ、もう」 #提督殿とあきつ君
2014-07-03 00:28:01「よし、さあまずはこの書類だ頑張れ」 「ものすごい量でありますな!?もう少し慈悲と言うものは」 「無い」 「ぐぅ…ってこの書類は」 「お前の休暇申請書だ。偶にはゆっくり休め」 「嬉しいけど…嬉しくないであります」 「出撃が良かったか?」 「…違うであります…」 #提督殿とあきつ君
2014-07-03 00:31:58「提督殿!もし明日海底からマンボウの大群が地上に侵攻してきたらどうするでありますか!」 「…は?」 「そのまま自分と提督殿は生き別れに!その時提督殿は思うのであります!『こんな事なら休みを出さなければ…』と!」 「…仕事の方が良いのか、休ませた方が良いのか…」 #提督殿とあきつ君
2014-07-03 01:18:44「提督殿、もし自分が2つ以上に分身出来たらどう思うでありますか」 「五月蠅いか鬱陶しいか二択」 「酷いでありますな。折角こんなに可愛らしい少女が増えるのであります、もう少し喜んではいかがでありますか」 「そうだな、カ号と大発が増えるなら考えてやる」 「ぐっ…」 #提督殿とあきつ君
2014-07-03 01:56:32「という訳で、楽しい雑談に花を咲かせている内にお仕事終了だ」 「おお、何時の間に。流石提督殿、やれば出来る子でありますな」 「上から目線鬱陶しいなあ。可愛げもない」 「ご褒美に撫でて…欲しいであります」 「逆だろ普通。いや普通じゃねえよ」 #提督殿とあきつ君
2014-07-03 02:49:17「という訳でやっぱりお前明日休みな」 「ぐっ…自分の願いは届かなかったでありますか…」 「あと思いだしたけど、俺も明日休みだった。だから残業してたんだよなあ、うん」 「…えっ…」 「まあ、また明日もこうして話すくらいしか出来ねえけどな。じゃ、お休み」 「…」 #提督殿とあきつ君
2014-07-03 02:53:53