
バンダイチャンネルに有料登録した。初代ガンダム、絵が汚いって聞いていたけど、チラッと見てみたら、むしろSEEDよりも綺麗に見えるんだが・・?
2014-07-02 01:23:46
ファーストガンダム、1話の時点でザクがちゃんとザクの形してて、「最初から完成されたデザインだったんだなあ」と感心する。バックパック以外は。
2014-07-02 11:05:06
初代ガンダム第1話「ガンダム大地に立つ」 画が古いと聞いていたけど、どっこい、構図が引き締まっているし、手描きの細密さや、演出の妙があって、むしろSEEDより画がずっときれいに感じた。絵は、有名な動力パイプ引きちぎりシーン。1 pic.twitter.com/Q0APkK1BFG
2014-07-02 20:47:16

1話はザクづくしの回で、言葉ではなく画の内包する意味みたいなので、ザクの巨大さ、異形さ、迫ってくる恐ろしさ、などを表現していた。だからこそ、マシンガンが通じず、ザクを腕力だけで倒してしまうガンダムの異常性が際立つ。 2
2014-07-02 20:50:49
あと、新しいキャラがチラッと出てきたと思ったら次の瞬間には死んだりして、「あ、これイデオン1話の博士と同じパターンだ!」と思った。これが富野ってやつか・・・。 3
2014-07-02 20:51:20
まず、ドズルが「夕べは貴様の作戦終了を祝うつもりであった。貴様がモタモタしてくれたおかげで、晩餐の仕度はすべてムダになったんだ!」と言う。これでドズルはシャアを買っていることがわかる。だからパーティを開くつもりだった。1
2014-07-03 15:15:41
しかし、開戦1ヶ月で地球の総人口の半分が失われるという、とんでもない戦争の真っただ中で、パーティを開くという能天気さも見せている。ドズルはよく言えば豪快な性格で、悪く言えば空気の読めないガハハな奴だとわかる。シャアは「連邦軍のV作戦をキャッチしたのです」と言う。 2
2014-07-03 15:18:04
連邦初のモビルスーツ、それに新造戦艦の情報を得た(ものすごく重要な情報だ)、と聞いて、ドズルは急に機嫌がよくなる。「うーっふっふ。さすが、『赤い彗星』のシャアだな」 ドズルはかなりの気分屋であることがわかる。 3
2014-07-03 15:20:49
「帰還途中でありましたので、ミサイル、弾薬が全て底をつき」とシャアが言うと、「補給が欲しいのだな? 回す」と即座に言う。話が早い。続けてシャアが「それに、ザクの補給も3機」と言うと、ドズルは「モビルスーツ・ザクを3機も失くしたのか!?」と色をなす。 4
2014-07-03 15:22:50
今までほとんど無敵であったザクが落とされた驚き、および、ザク3機は物資・予算的にさすがにキツいという数字の上の憤懣か。おそらくその両方を演技している。「は。中将。そのうちの2機は、連邦軍のたった1機のモビルスーツのために」 5
2014-07-03 15:27:29
「まあよし。ザクを送る」ここでもドズルの判断が早い。驚き、怒りながらもノータイムでOKと言う。戦場の、現場の声をそのまま聞く、上官としての有能さが見える。ここまでの流れから、ドズルは政治家としてはおそらくイマイチで、平時においてはあまり付き合いたくない人物だが、 6
2014-07-03 15:29:57
戦乱のさなかにおいては頼りになる上官だ・・そういうキャラクター像が見えてくる(合ってるかどうかは知らんけど)。「V作戦のデータはなんでもいい。必ず手に入れろ!できるなら、そのモビルスーツを手に入れろ!」 7
2014-07-03 15:31:50
大変重要な情報であるからザク3機(と工作員)を失ったとしても仕方がないので「まあ、よし」と言い、でもやっぱりもったいないから、ペイしたぶんの取り分は欲しいので、声を荒げて「必ず手に入れろ」と命令をする。 8
2014-07-03 15:41:00
この会話全体で、ドズルのほうは入れ込んだ演技をしているのに対し(絵もだんだん近くなってくる)、シャアは淡々と事務的に報告する。腹を割っている感じのドズルと、一物秘めているシャアの対比が描かれている。こんな短い会話でこれだけの情報量が詰め込まれていることに感嘆しました。 9
2014-07-03 15:43:25
ドズルのキャラクターと、シャアとドズルの関係と、シャアの不気味さと、世界設定と、軍記ものっぽいエッセンスを、同時に語っている。すごいセリフ回しだ。いわゆる富野節は、いわゆる冨野節だけじゃなかったんだな。 10
2014-07-03 15:46:14