村上隆さんのGEISAIについてのつぶやき(2014.07.05) #art #geisai

(省略) GEISAIとは?- アーティスト、村上隆が主催し、2002年より年2回開催されてきたアートのイベントです。 アーティスト自身がブースに出展し、その場でアートを売買。 続きを読む
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takashi murakami @takashipom

現在、GEISAIで受賞した作家さんたちの展覧会を連続で行っております。GEISAIは日本の現代美術作家インキュベーションを目的として開催し始めたイベントでした。当初は、日本のアートを巡るマーケット、人材育成に問題あり。既存のフレームを逆手に取った解決方法が可能ではないか?と

2014-07-04 20:16:06
takashi murakami @takashipom

挑戦し続けてきています。ですが、逆にアーティスト自身が怠惰かつ無責任な者が続出。それはGEISAI参加アーティスト達の特性なのか、それとも時代の潮流なのかわかりませんが、なんというか、仮に教育するにしても、あまりにもな他人任せな態度姿勢に対して、絶望しております。

2014-07-04 20:19:31
takashi murakami @takashipom

GEISAIはそもそもネットでのアートディベートBBS「芸術道場」に端を発しております。 http://61.196.224.12/~kaikai/dojo/index06.html

2014-07-04 20:20:37
takashi murakami @takashipom

そこでのアート論議の盛り上がりとともに、ネット上だけではなく、オフの場でも、しかも作品展示を行いたいという者が沢山挙手して来た為、盛り上がれるのではないか?と芸術系の大学の学園祭の通称名称「げいさい」の呼び名を冠にしたGEISAIを始めました。

2014-07-04 20:23:35
takashi murakami @takashipom

そもそも、自分が予備校の先生をやっていて、学生に教えるのが好きだったために、目標の明確な指導、この場合目標とは、プロの現代美術作家の養成、を目指した教育を個々人に行っていました。その拡大版としてGEISAIを立ち上げたのです。

2014-07-04 20:25:29
takashi murakami @takashipom

GEISAIツィートの続き: ですが、、、ココがポイントなのですが、、、そもそも、、、現代美術の文脈が、西欧の歴史を起点にしておりそことの接続が行われて、初めて起動する仕掛けになっているため、この仕掛に対する無理解、もしくは拒否反応、が強い。翻って、そうした構造そのものを

2014-07-05 05:06:35
takashi murakami @takashipom

批評、批判、モチーフにする、というレベルまでのアプローチ、理解もされていない。また、「現代美術とはかくかくしかじか」と僕が言えば、それに『馬鹿野郎!』を突きつける、圧倒的な表現に驀進する作家がどんどん生まれてくるかとも思いきやそういうわけでもなかった。

2014-07-05 05:07:25
takashi murakami @takashipom

『馬鹿野郎!』の部分は無いわけでもないんだろうが、その気概と作品の矮小化との落差は如何ともしがたく、作家=作品の生成者、としての本分の弱体が目立った気がする。

2014-07-05 05:08:11
takashi murakami @takashipom

それが時代、それが今なんだ、と言われれば、そうなんだろうし、そういう時代を見誤るのが、つまりはロートル=私、の時代錯誤と言われる部分とも言えるだ ろうが、理由はそればかりでもなさそうで、振り返ると、日本における現代美術作家の作品の矮小化は今、に始まったことでもなく、

2014-07-05 05:09:00
takashi murakami @takashipom

日本の明治以降の美術界とは、常にこういう事だったんだ、というGEISAIを開始する前の起点に立ち戻ってしまうのです。

2014-07-05 05:09:14
takashi murakami @takashipom

空間芸術や、サブカルチャーとしての芸術、オリジナル鑑賞とは違った印刷やらの媒体を通した芸術や、生活に利用、使用できる物品としての生活芸術等は、常に受容されていた。用の美は常に求められ、マーケットも動き続けた。

2014-07-05 05:09:29
takashi murakami @takashipom

一方、生活様式の変化に伴い、茶の湯の嗜みや床の間に飾る芸術、ある意味純粋な鑑賞芸術の需要も無くなり、芸術鑑賞のフォーマットは徐々に西欧式に移行していった。

2014-07-05 05:09:42
takashi murakami @takashipom

作家もそのフォームに乗せようと作品を製作するが、そうした芸術を成立させるに足る社会内準備不十分における、作家の社会との拮抗がうまれた。マーケットの不在、鑑賞方法の一元化(感じるがママに観ることが正義という理念)による美術教育のねじれ。

2014-07-05 05:10:11
takashi murakami @takashipom

そして鑑賞者の混乱となり、負のスパイラルの強度が増し、西欧美術への強烈な憧憬と、それに相反する敵意ともなっていった。

2014-07-05 05:10:16
takashi murakami @takashipom

よって、GEISAIは、新マーケットの成立と、教育的な現場の生成を目論見スタートしたのだが、マーケットそのものを造りあげるには、社会的な大きな ムーブメントが必用なのだ、という事実を僕が知らなすぎた。

2014-07-05 05:10:56
takashi murakami @takashipom

作家側、だけではなく、買う側の教育や、買うに値する社会内準備体制の確立が必用だった。

2014-07-05 05:11:00
takashi murakami @takashipom

例えば、現在、現代美術ブームの台湾などは美術品の相続税に関する控除が大きい。日本ではそういった税制の変化もなく、逆にコレクションする者=金持 ち=悪、という構造が社会内の同調圧力として強く存在し、買う側にメリット無し、という結論が横たわっているため、マーケットが成長できなかった。

2014-07-05 05:11:30
takashi murakami @takashipom

ある時期から、GEISAIは、そうした諸問題を脇に追いやるために「GO TO WEST 」つまり、現代美術の本場に行こうぜ」というスローガンを掲げたが、これまた、不評を買っている。「行く意味わからん」「そこまでへりくだる必要なし」 「めんどう」が不評の争点であろう。

2014-07-05 05:12:03
takashi murakami @takashipom

その反省も含めて、オタクの商業施設的な中野ブロードウェイ内にギャラリーを設け、外国からの客人を誘致、、、つまり、外国のお客様に作品を購入して頂く 事で、マーケットを造ろうともしており、GEISAIで好評であった作家の紹介展なども企画しているが、

2014-07-05 05:12:28
takashi murakami @takashipom

それもまた、ある意味で不自然な形式故、メジャー にはなれない。

2014-07-05 05:12:33
takashi murakami @takashipom

GEISAIの主催者側の抱える、構造的な問題設定とその解決への道程はこういうものであり、参加アーティストたちの抱える問題は、そういう問題を撃破してまでも表現するのだ、という覇気も見えづらい、もしくは無い、ということか。

2014-07-05 05:12:48
takashi murakami @takashipom

視点を変えて、GEISAIはいくつかの違ったヴァージョンで展開してきた。通常運転の公募として日本国内で行う参加費を払えばだれでも参加可能なアンデパンダン形式、年齢や参加基準を設定して応募時に作家セレクトする形式、審査を行ったり、行わなかったり。

2014-07-05 05:13:03
takashi murakami @takashipom

そして日本国外での開催。マーケットに依拠すれば意味が生まれるのでは?と、3回ほど、マイアミアートフェアに接続してアメリカにて行い、また、台湾においても3年間開催した。それらは日本とは違った好評、、、大好評ではあった。

2014-07-05 05:13:17
takashi murakami @takashipom

だが、コストが莫大で、カイカイキキの経営が一瞬で傾くレベルの額面で、かといってアメリカでは、スポンサードを取るつもりもなく開催。大赤字。

2014-07-05 05:13:31
takashi murakami @takashipom

台湾では主催がカイカイキキではなく『台湾土地開発』という不動産業者が行っていた。カイカイキキはカイカイキキ側の運営費、村上本人のギャラはもらわず、純粋に開催費、渡航費等を捻出して頂いていたが、そことの関係解除で一旦停止している。

2014-07-05 05:14:28
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