【アナ雪】アナとチビ九尾エルサ(1-2)【パロ】

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

我ながら物凄く雑な提案。でもなんとかなるでしょ。ハロウィンじゃないけど。 エルサは「あくせさりー？」と首を傾げてた。 「うん。たぶんへーきへーき。エルサ可愛いから、たぶん誤魔化せるわ。うん」 「……かわいい？」 可愛いって言葉くらい解かるとは思うけど、たぶんその言葉が自分に

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対して発せられた言葉だとは解かってない感じ。 （教える事いっぱいありそう。こりゃ相当頑張んないとだわ……） でも、大変そうって思うより、楽しそうっだって思えて、そんな自分に苦笑した。 「とにかくご飯よ！ね、エルサ？！」 「はらがへってはいくさはできぬ？」 「え、そういう言葉は

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知ってるの？」 なんかちぐはぐな女の子だってあたしが笑うと、エルサはまたきょとん顔。なんか面白いわ、この子。 ＊＊＊＊＊ そんなこんなで公園内の露店でご飯を調達してきたあたし達。買った物はハンバーガーとポテトと野菜たっぷりトルティーヤ、それからコーラと、リンゴジュース。

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知ってるの？」 なんかちぐはぐな女の子だってあたしが笑うと、エルサはまたきょとん顔。なんか面白いわ、この子。 ＊＊＊＊＊ そんなこんなで公園内の露店でご飯を調達してきたあたし達。買った物はハンバーガーとポテトと野菜たっぷりトルティーヤ、それからコーラと、リンゴジュース。

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露店近くの木蔭にテーブル付きのベンチがあったからそこで色々広げる。あたしはエルサの隣に座って、長い袖を捲ってあげた。エルサはストローが突き刺さった紙カップと睨めっこしてる。あたしがコーラを飲むのを見せると、恐る恐るストローを口にくわえ、見よう見真似に吸った。ちゅるーっと

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露店近くの木蔭にテーブル付きのベンチがあったからそこで色々広げる。あたしはエルサの隣に座って、長い袖を捲ってあげた。エルサはストローが突き刺さった紙カップと睨めっこしてる。あたしがコーラを飲むのを見せると、恐る恐るストローを口にくわえ、見よう見真似に吸った。ちゅるーっと

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リンゴジュースがストローを上ってエルサの小さな口へ。そうして喉をこくりと動かしたエルサはパァっと表情を明るくして、こっちを見て来た。 「アナ、これなぁに？」 尻尾をふりふり揺らして、目がキラキラしてる。思わず頬が緩んじゃう。 「リンゴジュース。おいしい？」 コクリと頷いて、

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リンゴジュースがストローを上ってエルサの小さな口へ。そうして喉をこくりと動かしたエルサはパァっと表情を明るくして、こっちを見て来た。 「アナ、これなぁに？」 尻尾をふりふり揺らして、目がキラキラしてる。思わず頬が緩んじゃう。 「リンゴジュース。おいしい？」 コクリと頷いて、

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エルサはもう一口リンゴジュースを飲む。それからは好奇心が止まらなくなったらしい。もしくは良い匂いにずっとうずうずしてたのかもしれない。ハンバーガーをじっと見詰めるエルサは、小さくてもハンターっぽい眼差しをしていた。まぁ、可愛いだけだけどね。 「ちょっと待ってて」

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エルサはもう一口リンゴジュースを飲む。それからは好奇心が止まらなくなったらしい。もしくは良い匂いにずっとうずうずしてたのかもしれない。ハンバーガーをじっと見詰めるエルサは、小さくてもハンターっぽい眼差しをしていた。まぁ、可愛いだけだけどね。 「ちょっと待ってて」

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ハンバーガーの包みを手に取って、中身を空ける。エルサは椅子からちょっと腰を浮かせて、あたしの腕に両手をちょこんと載せて来た。おねだりする仔犬か仔猫みたい。ってかまんま。お蔭でさっきから緩む頬を止められない。 あたしはハンバーガーの上のパテを外してトッピングを確認する。

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ハンバーガーの包みを手に取って、中身を空ける。エルサは椅子からちょっと腰を浮かせて、あたしの腕に両手をちょこんと載せて来た。おねだりする仔犬か仔猫みたい。ってかまんま。お蔭でさっきから緩む頬を止められない。 あたしはハンバーガーの上のパテを外してトッピングを確認する。

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一応玉ねぎ抜きでとは頼んでおいたけれど、ちゃんとやってくれたのかしら、あの店主。お昼時で忙しそうだったからもしかしたら……あ、やっぱりオーダー忘れられてたわ。交換してこようかなって思うけど、隣のエルサはもう我慢できないみたい。 「エルサ、玉ねぎって平気？」 DNA鑑定や様々な調査

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一応玉ねぎ抜きでとは頼んでおいたけれど、ちゃんとやってくれたのかしら、あの店主。お昼時で忙しそうだったからもしかしたら……あ、やっぱりオーダー忘れられてたわ。交換してこようかなって思うけど、隣のエルサはもう我慢できないみたい。 「エルサ、玉ねぎって平気？」 DNA鑑定や様々な調査

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でエルサの身体は人間のものってことになってはいるけれど、心配は心配。だからリンゴジュースとオレンジジュースで悩んだ時も柑橘系は避けた。 （あ、これあたしの大好きなチョコもしばらくお預け？） それはちょっと辛いけれど、仕方ないわ。 エルサは「たまねぎ？」と小首を傾げてる。どうしよう

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でエルサの身体は人間のものってことになってはいるけれど、心配は心配。だからリンゴジュースとオレンジジュースで悩んだ時も柑橘系は避けた。 （あ、これあたしの大好きなチョコもしばらくお預け？） それはちょっと辛いけれど、仕方ないわ。 エルサは「たまねぎ？」と小首を傾げてる。どうしよう

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「んー」 「アナ……」 悩んでいるとちょいちょいっと服を引っ張られた。眉尻を下げて上目遣い。それどこで覚えて来たのかしら？それともキュービの英才教育？ 「んー……食べてみる？ダメだったら直ぐに吐き出して」 念を押して、あたしはハンバーガーを小さく千切ってエルサの口許へ運んだ。

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「んー」 「アナ……」 悩んでいるとちょいちょいっと服を引っ張られた。眉尻を下げて上目遣い。それどこで覚えて来たのかしら？それともキュービの英才教育？ 「んー……食べてみる？ダメだったら直ぐに吐き出して」 念を押して、あたしはハンバーガーを小さく千切ってエルサの口許へ運んだ。

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「はい、あーん」 「あー……」 小さな口の中にハンバーガーの欠片を入れる。エルサはもぐもぐと咀嚼して、咀嚼して行くうちに目を見開いて、ふわぁーっというような笑顔になった。 「ふふっ。おいしい？」 「んっ、ん……」 尻尾がブンブン左右に揺れてる。さっきまで元気半分といった感じの耳が

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「はい、あーん」 「あー……」 小さな口の中にハンバーガーの欠片を入れる。エルサはもぐもぐと咀嚼して、咀嚼して行くうちに目を見開いて、ふわぁーっというような笑顔になった。 「ふふっ。おいしい？」 「んっ、ん……」 尻尾がブンブン左右に揺れてる。さっきまで元気半分といった感じの耳が

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ピンと空を向いて立っていた。やっぱお子様や動物には食べ物が限るみたい。 エルサがモグモグと咀嚼している間に、あたしもハンバーガーを食む。ちょこんと服の裾をひっぱられては、またハンバーガーを千切ってエルサの口に運ぶ。そんな感じでエルサはハンバーガーを四分の一ほど食べて、

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ピンと空を向いて立っていた。やっぱお子様や動物には食べ物が限るみたい。 エルサがモグモグと咀嚼している間に、あたしもハンバーガーを食む。ちょこんと服の裾をひっぱられては、またハンバーガーを千切ってエルサの口に運ぶ。そんな感じでエルサはハンバーガーを四分の一ほど食べて、

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ポテトはちょっとだけ食べて、トルティーヤは三分の一くらい食べて、残りは全部あたしが食べた。あたしは腹七分目ってところだけど、エルサはお腹いっぱいになったみたい。リンゴジュースを飲むスピードが非常に緩慢で、目許がとろんとしていた。 「眠いの？」 「……」 一拍遅れて首を横に振る。

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ポテトはちょっとだけ食べて、トルティーヤは三分の一くらい食べて、残りは全部あたしが食べた。あたしは腹七分目ってところだけど、エルサはお腹いっぱいになったみたい。リンゴジュースを飲むスピードが非常に緩慢で、目許がとろんとしていた。 「眠いの？」 「……」 一拍遅れて首を横に振る。

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だいぶオネムみたい。そういえば、研究所にいる時はちゃんと眠れたのかな。って考えた、無理だったんだろうなって結論が直ぐに出た。 「エルサ、抱っこしようか？」 「……やら」 目を頻りに擦って眠気と戦うエルサ。よしよしと頭を撫でたら、甘えるように手の平へ頬を摺り寄せて来た。