キース・ジャレット氏、パリでも聴衆の雑音によってコンサートを中断

クラシック音楽 bot @musique_bot

【管理人】(1) 去る7月4日、パリのサル・プレイエルで行われたキース・ジャレット氏の公演に行って来ました。 彼はジャズだけでなく、クラシックの演奏も行うことで知られており、バッハやショスタコーヴィチのCDも出しています。 pic.twitter.com/WiGcAs7j51

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【管理人】(2) そんな彼が5月の大阪公演で、聴衆のマナーが悪いとのことでコンサートを中断したのは記憶に新しいですね。 彼のコンサートでは、全ての演奏を即興で行うため多大な集中力を要し、"彼が舞台に出た瞬間からの咳やカメラは禁止"というマナーをお願いされます。ごくごく普通ですね。

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【管理人】(3) しかしこのパリ公演でも恐れていたことが起こったのです。始まる前に係員が舞台でマナーの説明を行ったにも関わらず、後半始まって20分ほど経った頃、2階席の方から乾いた席が聴こえ、同時に前列の方で写真を撮った人がいたようで、彼はそのまま演奏をやめ、舞台袖に帰りました。

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【管理人】(4) 再び舞台へ戻り、彼が重ねてお願いをしている最中に誰かが野次を飛ばし、そのまま呆れた顔でまた舞台袖へ引き返し、戻ってくることはありませんでした。聴衆は混乱とやりきれない気持ちの中帰っていきました。そう安くはない公演だったため、CDをぶちまけて怒る客もいました。

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【管理人】(5) 大阪公演で彼はこう言ったそうです。「私は何もないところから音を紡ぎ出しています。そこで皆さんにはたった一つ仕事をして欲しい。その何も無いというところに協力をして欲しい。」と。そしてパリ公演では最後に「聴衆全員が罰せられるべきである。」と言い残しました。

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【管理人】(6) ジャレット氏も発言していますが、音楽は皆で作り上げるものです。決して演奏者だけではありません。音の芸術ですから、"音を出さない"など、演奏者や他の聴衆に対して最大限の配慮はしなければいけません。 素晴らしい演奏だったのに本当に残念な、考えさせられる公演でした。

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【管理人】現地新聞でも取り上げられました。 (Le monde紙) lemonde.fr/culture/articl…

かとけん @_03z

お客さんに求められてるのはそれぐらいのことなんだよなぁ、別に特別な知識なんかじゃなくて、そういうマナーの部分

KeiFg @keifg

@musique_bot 彼の言い分に賛同するところもありますが、度を過ぎた要求を繰り返すと、当初は正当性のある言葉も力を失うように思います。私も彼の公演でそのような場面に遭遇したことがありますが、そこまでするべきことか？という感想を持ちました。

KeiFg @keifg

@musique_bot もちろん我々演奏を生業とする者は、良い音楽をするために良い環境を求めます。ですが、聴衆に養われている身でもあるわけです。聴衆としてのプロ意識を厳格に求めるのならば、自らもプロパフォーマーとしての職務を全うするべし、と私は考えてしまいます。

KeiFg @keifg

@musique_bot 芸術家たるかプロの演奏家たるか、おそらくこの部分の突き詰め方が一般のプロ奏者達と彼の違いなのかな、と思っています。

KeiFg @keifg

@musique_bot 彼がそれを求め、それでも聴衆が彼を求めるならば、その図式は成立するのですよね。彼が聴衆に多くを求めるのは、そこが前提にあるからなのかもしれません。 孤高の人だな、と思います。 強いな、と憧れる反面、スタッフや他の聴衆を切り捨てられる冷酷な人だな、と。

クラシック音楽 bot @musique_bot

@keifg 仰る通りです。多少やりすぎではと感じたのも事実ですが、彼がそういったスタンスでやっている以上私たちはそこに文句はつけられないのではとも思いました。難しいですね…