日本発達障害ネットワーク第10回年次大会2日目
JDDネット第10回年次大会、2日目です。
初日まとめ→http://togetter.com/li/688843
ツイートにも書きましたが、この日はいわば大会本番ということで、複数のプログラムが同時進行となりました。従って、これらの実況ツイートは私(ばじる)が参加した分科会等に限ってのものです。
無事にプログラムに間に合うよう会場入りしました。今日も #JDD10th をつけてつぶやきます。よろしくお願いします。 今日は同時進行でいくつかプログラムがありますが、私は4F大会議室に陣取って一日過ごす所存であります。
2014-07-06 09:22:18まずは、乳幼児健診や健診後のシステムの中での支援がテーマの分科会に参加しました。あらためてお断りしておきたいのは、以下全てのツイートにおいて、話題提供者や発表者の用いた文言や資料にあった用語をできるだけ(表記も含めて)そのまま書くようつとめているということです。文責はばじるにありますが、用語使用についてのお尋ねなどについてはお答えしかねますのでご了承ください。
朝イチ参加のプログラムは「親支援に向けた乳幼児健診と健診後の支援体制を考える」。話題提供は安達先生(座長兼)、芽室町の本内保健師さん、帯広児童養育センター長藤原さんの3人。 #JDD10th
2014-07-06 09:25:28ちなみに同時進行のプログラムは 「思春期における親子支援を考える」 「障害者権利条約後の発達障害支援を考える」 のふたつ。どちらも興味しんしんだけど、どう頑張ってもやっぱり体はひとつしかないので… #JDD10th
2014-07-06 09:29:24発達障害支援における乳幼児健診の重要性についての議論。早期支援は予後良好となることが知られているが、保護者への伝達の難しさから経過観察とならざるを得ない現状もある。地域での人生早期における支援体制のあり方について考える分科会。 #JDD10th
2014-07-06 09:38:25安達先生からの話題提供。 「北海道発達障がい児・者支援に関するアンケート調査(2012年度実施)から〜発達障がいの子どもを持つ親が乳幼児健診に求めること〜」 道内の親の会会員、支援センター利用の保護者を対象に行ったアンケート調査結果。 #JDD10th
2014-07-06 09:44:17保護者が育ちの困難さに気づいたきっかけは「日常の様子」が圧倒的に多い。2歳前に気づいた群では「乳幼児健診での指摘」もそこそこあり、2歳以後群になると「保育者からの指摘」が少し増える。 #JDD10th
2014-07-06 09:47:57乳幼児健診に保護者が望むこととしては「子育ての心配と受け止め」「継続的な相談」「子育てに有用な機関の紹介」などの割合が高い。相談については療育機関よりも子育て支援センターなどへのニーズの方が相対的に大きい。いきなりの診断的な対応は必ずしも望まれないことも。 #JDD10th
2014-07-06 09:51:31乳幼児健診だけでの対応は難しく、地域支援体制が求められる。また、乳幼児健診においては保護者の揺れる気持ちを受け止められるような対応が必要とされる。 #JDD10th
2014-07-06 09:53:52次に、 社会福祉法人の運営する「帯広児童養育センター」の藤原所長からの話題提供。1.6歳児健診後のフォロー率はH15年度の17.0%からH24年度では54.1%にもなっている。実に半数以上が経過観察となっている。 #JDD10th
2014-07-06 09:57:26藤原さんの演題は「発達支援を必要とする子どもと母親への支援を考える」。センター通所されている子どもたちの母親(ここでは“母親“限定?)の最近の傾向として、母自身の対人関係の苦手さや生活や精神的な不安定さ、幼さなどがみられると。 #JDD10th
2014-07-06 10:01:25ほとんどの子が3年保育を受けており、幼保との連携も大きい。地域の利用サービスの振り分けで利用する子どもたちの特徴として、「言葉はある」「それなりに物事を覚える」「他児の真似ができる」など、一見困難がわかりにくい子が多い。 #JDD10th
2014-07-06 10:04:55小さい頃に気づきがあって通所サービスを利用している場合と、年齢が高くなってから周りの子との差異が明らかになり“就学“を視野に入れてサービス利用を開始した場合とでの保護者の意識はかなり異なり、後者では支援に難しさがある。 #JDD10th
2014-07-06 10:07:14支援を阻む制度と現状。療育が必要な子どもたちも「受給者証の申請」「サービス等利用計画」など、ひととおりの手続きができるまで通所不可であったり(実際には自治体の裁量によって違いはある)、療育センターへの通所イコール「障害児のレッテル?」 というイメージも。 #JDD10th
2014-07-06 10:13:33保護者のつらさには、子育て自体の大変さのみならず ・苦労していることを認めてもらえない ・将来のことを早期に方向づけられることへの抵抗感 などがある。療育機関としては、子どもへの支援のみならず、それ以上に保護者への理解も重要。 #JDD10th
2014-07-06 10:16:41専門機関の苦労について。必ずしも専門的な訓練を受けている人ばかりではないスタッフ育成の課題。一人の職員が多くの役割と責任を担うことになり、知識・技術などに関する研修の時間がとりにくいこと。その中でも力量向上や連携のためにさまざまな実践を行っている。 #JDD10th
2014-07-06 10:21:54(個人的には、保護者・養育者をほぼ母親限定として進むことが気になるが、あくまでも「この発表の中では」ということと捉えて聞きます) #JDD10th
2014-07-06 10:23:35次は「芽室町の乳幼児健診の取り組みと内容〜発達支援システムでの位置づけ〜」と題して。芽室町子育て支援課・本内保健師さんの発表。芽室町は合計特殊出生率1.66人と比較的高い。町の方針として子育て支援に力を入れている。 #JDD10th
2014-07-06 10:28:23乳幼児健診事業は法定のもの以外に健康相談のような形で頻回に行っている。支援システムとして、保育・教育・福祉・医療・就労の関係各機関や外部機関との「横の連携」および一貫性と継続性のある「縦の連携」によるサービスの提供をめざしている。 #JDD10th
2014-07-06 10:32:43担当者が変わると対応が変わることのないよう、また縦割りの問題を回避するために、個別支援計画を策定し、地域コーディネイターや発達相談員による継続的な相談、切れ目ない支援の充実をめざす。町の「ことばの教室」を発達支援センターとして指定。 #JDD10th
2014-07-06 10:36:46早期療育の実現に向けては、以下のような体制を整えた。 ・判定をすみやかに行いサービス調整を行うために「発達心理相談員」を確保 ・発達支援センターでの集団療育実施 ・作業療法など専門的な療育を町内で実施 #JDD10th
2014-07-06 10:40:19その他、保育体制の充実をめざしての巡回指導、子育て支援ファイル“めむたっち“(芽室町HPからダウンロード可能)を母子手帳交付時に全員に配布するなど。その後は学校教育課(特別支援教育)や保健福祉課(就労支援)などに繋いで行く。 #JDD10th
2014-07-06 10:43:343.6歳児健診では通常の問診や観察に加え、必要に応じて「育ちの相談」をその場で受けられるようになっている。担当は発達心理相談員や発達支援センター職員など。ていねいにつなぎ「受けなければいけない健診」から「受けたい健診」をめざす。 #JDD10th
2014-07-06 10:53:52ディスカッション。 ・子育て支援ファイルを全員に配布することは予算の問題もあり難しいという自治体もある ・母親には支援を求めることへの難しさがある?→スタッフの力量にもよるのではないか #JDD10th
2014-07-06 10:58:07