堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」まとめ

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パスポートをなくすことなど心配のうちに入らない。しかしノートを失うようなことがあれば、それは大惨事だ。－ブルース・チャトウィン「ソングライン」

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その中でも最も貴重なのは、家族との思い出、本を読んだときの感動、思いがけず気づくことができたささいな発見などです。それは小さな記憶の宝石となってノートの中に散りばめられた、私の人生そのものなのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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ノートがすでに重要だとわかっている情報を覚えておくために利用するものと考えるなら、「手帳」は未来に向かって開かれた可能性を記録しておくものだといってもいいでしょう。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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一見無駄に見える情報を記録しなくてはいけないのは、あとでどんな関連性が見出されるかわからないからです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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完璧なツールは今のところありませんので、それがカパーできないウィークポイントが必ず出てきてしまうのです。そこで、問いをひっくり返す必要があるのです。「どこでどのツールを使えば、日々のことをすべて記録できるか？」という具合にです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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ノートに忘れないように記録するのは、いったん紙の上に数字を置くことでかけ算の答えを手に入れるように、もう一度あとで考えを深め、記録した出来事から思いを再確認するためなのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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ノートのページに単なる情報だけでなく、記憶そのものを置いていくことに対応します。そのときどきの出来事やタスクはもちろん、そのときに何を感じていたかといった「感情」の記憶も再生可能な形で書いておくのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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あなたの興味をひいたということは、まだあなたが意識していない重要な何かが隠れている可能性があります。キャプチャーする情報のハードルは、最初から意識的に下ろしておくことをおすすめします。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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動機や気になった点がわかるように書いておきます。余計に一行ほど書き込む必要がありますので手間がかかりますが、ノートが意味不明の言葉の断片で溢れ返るのではなく、あとで回収可能な情報源となりますので、この手間を惜しんではいけません。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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記憶はどれだけ正直に書き取ろうとしても、どうしても「そのまま」は書き取れません。そこである出来事について書いている場合も、どんな風景だったか、どんな印象を感じたかを比喩や情景描写を使うことで近似的に再現しておくのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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講師の考え方に触発されて自分の考えが生じたときに、あとで見返して自分の考えと講師の考えが交り合ってしまうともったいない上に、講師の意見との混同が生じてはいけません。そこで、自分の考えの部分だけ吹き出しにして囲んでおくのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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電車の中で泣いている子供を見て「かわいいなあ」と思える日もあれば、どうしても「うるさいなあ」と思ってしまう日もあるのです。大事なのは、正直な気持ちを書き留めることでその日をとらえることにあるのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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出来事の単なる記録は、実際に起こったことの表面をなぞっているに過ぎません。しかし、感情を記録することは人生をノートの中に保存しているのに等しいのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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ユビキタス・キャプチャーを実践する上で、私には何よりも大切にしていて、訪れるのを注意深く待っているものがあります。それは、不意にやってくる遠い昔の思い出や記憶の断片です。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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スタンプには出来合いのものもありますが、白黒画像から任意のスタンプを作成するオーダーメイドのサービスを利用するのが便利です。スタンプができたら、任意のページにポンと一押しするだけで美しいテンプレートに情報を入力することができます。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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タグは一つのストック情報に複数つけることが可能です。例えば「面白い」というタグと「歴史」というタグは一つの情報に同居できます。そもそもタグは思い出すためのキーワードですから、数あったほうがいいのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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慣れてきたら、ウェブサイトなどで使用されているアイコンを参考にして手軽に描けるアイコンをいくつかレパートリーに加えておきましょう。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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自分でさまざまな知識や情報のつながりを見つけるのはそれ自体楽しいですし、単にネットで調べる情報よりも奥深い理解を手に入れることができるので有益です。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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私はワインを飲むことを趣味にしていますが、過去に飲んだワインの地域や品種の情報を通して見ていくと、自分の好みや傾向がわかってきます。ノートに書き留めておいた情報が、あとで自分の知らなかった自分について教えてくれるのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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ユビキタス・キャプチャーの習慣から毎日レビュー、週次レビューにいたるステップは確かに一手間かかりますが、経験や思い出を残しておくための仕組みであるだけではなく、未来への大いなる投資なのです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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無地のノートから自分に合った「手帳」を作り出せるひとは必ず、自分の戦略を自分で考えることができる人に成長しています。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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モレスキンノートをシステム手帳に作り替えれば、手帳の形式は自分の好みに合わせて自由自在に作ることができます。好みの形式を追求することも、嗜好の変化に合わせて手帳を作り直していくこともできるのです。世界に一つだけの、自分のシステム手帳というわけです。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン

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時間トラッキングは「なんとなく」の部分が多い時間の使い方に客観的な指標を与えてくれるのです。時間の見積もりが得意になると、無理なスケジュールを立てないように注意できるようになりますので仕事の効率化にもつながります。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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普段繰り返す行動の正確な時間を見積もっておき、ノートの裏面に品書きのように列挙しておくと、予期せず時間が空いたときにどんな行動を代わりに取ることができるのか素早く判断できるようになります。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」

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「今やっていること」が常に明確になって、リストの中に存在するアクションしか行っていない情報を作り出すと、作業の脇道に迷い込むことが少なくなります。－堀正岳×中牟田洋子「モレスキン」