茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1280回「良い悪いではなく、違う」

脳科学者・茂木健一郎さんの7月8日の連続ツイート。 本日は、昨日、東京を歩きながら考えていたこと。
コラム 茂木健一郎 よち
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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート1280回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、昨日、東京を歩きながら考えていたこと。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(1)子どもの頃、友だちの家に遊びに行って、ゲームをやっていたりすると、コンコンとノックして、お母さんが入ってきた時に、持ってきてくださったお菓子とか、食器とか、その時のやりとりとかが、自分の家と違って、それが新鮮で、「お〜」と思ったことが何度かあった。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(2)自分のやり方、自分の家、地域、国のやり方が唯一ではない、と知ることは、大切な学びの機会だと思う。どっちが良い悪いではない。世界には、違うやり方があるのだと知ることで、考えるきっかけになる。他者を知ることが、自分を見つめるスタートラインになる。だから旅は良い。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(3)「出羽守」という言い方があって、「フランスでは」「ブラジルでは」「アメリカでは」と何でも引き合いに出す。確かにそういう人がいることは事実だろう。しかし、「出羽守」の解釈が問題なのであって、良い悪いの話ではなく、「違い」を伝えてくれていると思えば、「出羽守」は役に立つ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(4)アメリカの映画で、CGが多用される作品だと、エンドクレジットの最後に、「production babies」といって、制作中にスタッフ及びその家族で生まれた赤ちゃんの名前が並ぶ。最初に知った時は「へえ〜」と思う。良い悪いではなくて、「そういうのもあるのか〜」という驚き。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(5)ブラウン大学から始まったliberal arts教育の変革では、学生が科目を選んで、「自分の専攻はこれです」と定義して、committeeに提出して認められれば卒業できるという。学科によって、必修科目がますます強く決められる傾向にある日本の大学と違って「へえ〜」である。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(6)英国、BBCの人気番組Top Gearでは、新しく発売された車のモデルを、メーカー名など実名で、手ひどくけなすことがしばしば。もちろん、褒めることもある。車をぶった切ってシャコタンしたり、やりたい放題。品行方正なNHKとは対照的で、「へ〜」と思う。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(7)国内でもある。今は変わってしまったという噂も聞くが、京都大学(の一部の学部)は、履修科目の登録という制度がなくて、試験当日にみんな勝手に受けにくるので、何人来るかわからず、あわてて教室を増やす必要がある(あった)という。これもまた、「へ〜」である。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(8)北海道では、炊事遠足というのがあるとか、結婚式は会費制で、しかもその相場が、ほぼ決まっている(結婚式の会費はズバリいくら、という社会認識がある)というのも「へ〜」だし、香典の領収証が出る(香典を渡すと、その場で金額を確かめて領収証を書いてくれる)というのも「へ〜」だ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
よち(9)要するに、良い、悪いではなくて、世界には異なるやり方がいろいろあるんだ、ということを知る必要があると思う。その上で、どうするか、自分で考えれば良い。結局自分たちのやり方が良い、と思うかもしれないし、変えようと思うかもしれない。知ること自体は、悪いことではない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート1280回「良い悪いではなく、違う」でした。

コメント

えむ @mizuki_cg 2014年7月8日
同姓同名の方で、海外を引合いにだして「日本の温泉が刺青の客を拒否するのは差別主義だ」と主張している人がいます。許せませんね。https://twitter.com/kenichiromogi/status/478699879602982912/photo/1
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