【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説していこうという企画です。第17話「荊州の父子」 ケイ州の字は厳密には違いますが、ここではこのまま荊州で使います。 なお、見解はあくまでもbotさんの個人的主観です。
1
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-01】 第17話でございます。表題の「父子」ですが、これは丁原と呂布のことです。直接の血のつながりはありませんが、丁原は呂布を養子として育てていました。

2014-07-08 15:31:05
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-02】 十常侍達が滅んだのち、宮廷に帰ってきた現皇帝と陳留王。幼い皇帝は母である何后と再会します。引率してきた董卓は何后を見て不敵な笑みを浮かべます。何后はひれ伏す臣下たちの間を通り、皇帝とももに奥に向かいます。

2014-07-08 15:33:46
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-03】 役目を終えた陳留王も、董卓に促され休むことに。董卓も腹心の李儒とともに退廷します。李儒は、何后が陳留王の母、王美人を毒殺したという噂を董卓に耳打ちします。董卓は何后もそのうち因果応報、報いを受けるだろうと言います。

2014-07-08 15:36:22
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-04】 董卓は李儒に対し、部下を城外に野営させるとともに、何進将軍の密書を受け取ってやってくる各地の将を、なるべく洛陽に入れないように指示を出します。李儒は、董卓の企みについてうすうす感づいているようです。

2014-07-08 15:38:39
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-05】 さて、董卓の言うとおり、各地の将が、続々と洛陽に到着します。日本で言えば「いざ、鎌倉」状態。一番早く駆けつけた董卓の軍が、一番有利な状況にありますが、実は董卓は十常侍の討伐そのものはほぼ、静観していただけです。漁夫の利狙いか。

2014-07-08 15:40:51
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-06】 やってきた将の中に、荊州の丁原がいます。荊の字が実はくさかんむりが左によっている字ですが、変換できないのでこの荊のまま進めさせていただきます。

2014-07-08 15:42:56
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-07】 丁原は、洛陽の城の周りにいる董卓の軍勢を見て、思わず息を呑みます。思った以上の大軍だったからです。あれは誰の軍隊だ?と訪ねる丁原に、董卓の兵だと答える男。呂布の初登場シーンです。まだここでは名を明かされません。

2014-07-08 15:45:47
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-08】 李儒は丁原に、一足遅かったことを告げます。すでに十常侍は暗殺され、混乱はひとまず収まっていると。残念がる丁原ですが、帝にあいさつをしなければならないと告げます。これに対し、李儒は好きな様になされよ、と言い、去っていきます。

2014-07-08 15:48:13
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-09】 丁原は兵達に野宿をするように命じます。おそらく李儒はあちこちで、やって来る将達にことの次第を知らせまわっていたことでしょう。

2014-07-08 15:49:26
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-10】 さて夜になり、一人食事をとっていた董卓。横山版の董卓はスリム体型ですが、一人で食うには結構な量の食事が出ています。お肉をがぶりとかじるなど食欲は旺盛のようです。董卓は、李儒に今の帝を廃し、陳留王を帝にしようという考えを述べます。

2014-07-08 15:52:25
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-11】 李儒は基本的にはイエスマンですが、陳留王の後ろ盾に董卓がなると、董卓は絶大な権力を手にすることになります。当然腹心の李儒も恩恵が大きいと考えます。董卓の部下をやってるくらいですから、漢帝国への敬意などそれほどないのでしょう。

2014-07-08 15:55:36
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-12】 そんな計算も働いたか、やるなら今が絶好のチャンスとあおります。各地から駆けつけた将も続々と引き上げていて、残っているのは董卓に媚を売る者だけという状況です。董卓は翌日に自分の権威をみせるため、大宴会を催すことを決めます。

2014-07-08 15:57:33
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-13】 董卓が大宴会を催したのは「温明園」という場所です。当時の高級宴会場でしょうか。董卓の威光をしめそうと、美酒美食が用意されています。そこで、ほとんどの文官・武官が出席し、董卓に媚を売っています。

2014-07-08 16:03:07
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-14】 そんな様子を見ていた丁原は、連れてきた呂布に「つまらん席にきてしまった」と酒をあおります。ここで初めて呂布の名前が出てきます。丁原が出席したのは理由もなく断るのが失礼と思っただけで、別に喜んできているわけではありません。

2014-07-08 16:06:36
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-15】 場が温まった頃を見計らって、董卓のおなーりー。董卓の威光にあやかろうと、次々に酌をしようとする客達。そんな光景にご満悦の董卓は、皆の前で、提案をはじめます。

2014-07-08 16:08:34
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-16】 すなわち、今の帝はすぐれた人物ではないから、天子の器を持つ陳留王を擁立したいと。これにはさすがの出席者達も驚きます。一気に話しの流れを持って行こうとする董卓ですが、ここで待ったをかけたのが、丁原です。

2014-07-08 16:10:26
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-17】 丁原は、酒の席でそんなことを言う方がおかしいといい、そもそも、今の帝に何か落ち度や、咎めがあったのか?と周りのメンバーに問いかけます。確かに、凡庸ですが、現皇帝がなにか不正をしたわけでも、悪政を敷いたわけでもありません。

2014-07-08 16:15:17
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-18】 このような席で国の運命を変えるような発言をする董卓の企みを追求しようと丁原は詰め寄ります。 これに対し、董卓は自分に逆らうとどうなるか、と腰の剣に手をかけます。まだ自分のボディーガードがいないので自分でやるしかないのですな。

2014-07-08 16:18:15
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-19】 一方、丁原の後ろに控えているのが、呂布です。呂布が睨んでいます。ここに来てやっと周りの者がとりなして、董卓は退場します。宴会の席でクーデターを立ち上げようとする董卓の目論見は一旦白紙になります。怒った董卓は丁原の暗殺を命じます。

2014-07-08 16:20:20
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-20】 丁原の暗殺指令を聞いた李儒は、董卓に呂布が天下無双の豪傑であるとこを教えます。青ざめる董卓。果たして、董卓が差し向けた三人の刺客は、呂布の弓により、あっさり片付けられます。丁原は董卓の腹の内を読みます。

2014-07-08 16:24:18
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-21】 夜中に、董卓軍の宿営地に突如丁原の兵が襲いかかります。呂布を先頭に殴りこんできました。必死に応戦しようとするものの、呂布の強弓に次々に董卓軍の将達が射ち抜かれます。董卓軍は大混乱に陥ってしまいました。

2014-07-08 16:26:28
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座17「荊州の父子」-22】 ここまでが第17話の内容でございます。丁原も董卓の宴会に付き合わずにさっさと帰っていればよかったものを…。たら、ればは禁物ですがね。 ということで、次回はいよいよ呂布の最初の裏切りが始まります。

2014-07-08 16:32:32