TL遅延でもめげないめげない!普ぼっとでメルヘンなパロとかすき… おすとかあさんの狂気ともいえる愛情でもって鉄塔で飼い殺し状態の鬱ちゃん 鬱ちゃんはお外の世界とか知んないからおかあさんの愛情と屑からもらうお薬だけが生き甲斐なわけで
2010-11-08 11:09:07だけど屑も屑で屑だからそう簡単にはおくすりくれない 鬱ちゃんがぎゃんぎゃん泣いて這いつくばって涙とかよだれ垂らして意識が朦朧としてきたら、やっと「あーあーかわいそう!俺様ちょう優しいから鬱ちゃんにおくすりあげる」とか恩着せがましく
2010-11-08 11:13:29鬱ちゃんのおすとと屑に対する依存度はどうしようもないくらいなので、おすとがいつも来てくれる時間に来てもらえないともう生きていけなくなる おすとはそんな鬱ちゃんが最高に良い眺めだと思っているのでわざと鬱ちゃんの前で屑といちゃついたりするよ!
2010-11-08 11:19:57鬱ちゃんは性行為とかよく分かんないなりに嫌がります おすと屑とそんなことしないでやだようって鉄格子揺さぶって泣きわめくのです 鬱ちゃんはおすとが屑によってあんあん言うのがよく分かんないけど気持ち悪くって自分の知ってるおすとじゃないみたいで不愉快なのです
2010-11-08 11:24:09そんな生活なんて破綻するのが筋だけどそこはそれ、めるへんだからね!続くよ 鬱ちゃんの身体はおくすりに犯されてはいるもののきれいだといい(処女的な意味で おすとさまのガードが堅いので自慰すらも知らないほど純真無垢なのです
2010-11-08 11:31:43したがっておすとと屑のせくろすも意味は理解していなくてもなんか不快 屑も屑でやっぱり屑だから鬱ちゃんにわざと変な触り方したりするので鬱ちゃんは変な気分になるって戸惑うよね 屑は絶対にいれないけど、おすとに無条件に愛される鬱ちゃんが心底うらやましいのでいじめるのです
2010-11-08 11:39:13きょうもきょうとておくすりを焦らす屑に懇願する鬱ちゃん そんな陰鬱かつ平坦な毎日に汚ぎる君登場 おすとのSECOMなガードをネトゲで培った技術で打ち破り鬱ちゃんの元へ! 鬱「…だれ?くず…?」知らない雄のにおいに過敏に反応する鬱ちゃんに一目惚れな汚ぎる君
2010-11-08 11:48:45鉄格子の嵌められた部屋に閉じ込められている鬱ちゃんを見て汚ぎる君は何とかここから出してやりたいと思うのですが、どうやっても鍵がないと開けることはできません 鍵はおすとが肌身はなさず持っているのでまず無理です それにしても見上げる鬱ちゃんの瞳の美しさにぶち抜かれる汚ぎる君
2010-11-08 11:57:14鬱ちゃんはおすとと屑以外の人間なんて知らないから突然現れた汚ぎる君に興味津々です 鬱「…へんなかみ…」(くすっ)汚「あ、風呂入ってないから…」(笑った…)鬱「おまえいったい何なの?」汚「ただの自宅警備員だよ」鬱「ふうん」 汚ぎる君の話す内容がよく分からない鬱ちゃん
2010-11-08 12:07:24鬱ちゃんは汚ぎる君の話を首をかしげながら大人しく聞きます それは話す汚ぎる君がとても楽しそうだからです 特に外に興味は無いものの、汚ぎる君の楽しそうなようすが見ていて飽きないのです 鬱ちゃんにとってそれは初めての感情でした おすとや屑に抱くそれとは全く別物だったのです
2010-11-08 13:11:33汚ぎる君は一途に鬱ちゃんの元へ通います 次第に鬱ちゃんも汚ぎる君になれてそこにいるのが当たり前になっていました その事実にいち早く勘づいたのは屑でした おくすりをあげるときに以前よりも鬱ちゃんに必死さがないことに気づいたのです 何かあると踏んだ屑は鬱ちゃんの部屋の前に身を隠します
2010-11-08 13:18:34汚ぎる君が鬱ちゃんの部屋に入るところを確認した屑は足早におすとのところへ迎いました そうです告発です 「ざーんねーんだったなぁおかあさん!あんたの大事な大事な鬱ちゃんはもうあんたのことなんか見てないぜぇ」とか言う屑におすと呆然
2010-11-08 13:22:45血相を変えて鬱ちゃんのところへ行くと、汚ぎる君は帰ったあとでした おすとが来てくれたことが嬉しい鬱ちゃんは「おかあさん」って手を伸ばしますがその手がおすとに触れることはありませんでした おすとの顔が苦虫を潰したように美しく歪みます 「今後一切、薬剤の投与は禁止だ」と言い放つおすと
2010-11-08 13:29:07おすとがなぜおこっているのか、おくすりがなくなったときにどういうことが起こるのか鬱ちゃんには分かりません おすとに与えられることはあっても奪われるのはこれが初めてのことでした 何はともあれさあ、地獄の始まりです 禁断症状の恐ろしさを鬱ちゃんはまだ知りませんでした
2010-11-08 13:32:59めるへん黒青のつづき▽ おくすりを取り上げられてから数時間後のことです 鬱ちゃんの部屋からは獣の哭くような声が聞こえてきました 今まで屑におあずけをくらったことはあっても完全にくすりを断たれたことのない鬱ちゃんはその禁断症状に耐えうる精神力など持ち合わせてはいませんでした
2010-11-08 23:02:00ざあああと耳の奥で雑音が聞こえ始め、そうしてすうっと血の気が下がって身体の震えが止まらなくなります 鬱ちゃんは今までの屑のように少し我慢して懇願すればまたおくすりをもらえるだろうと思っていました そのうえ、目の前にいるのはあの屑ではなくおすとでした
2010-11-08 23:07:38おかあさんが自分にひどいことをするわけがないと、鬱ちゃんは確信していました その証拠におすとは微笑んでいるように見えたのです 鉄格子にしがみついてくらくらなりながら、鬱ちゃんは必死におかあさんおかあさんと呼びました そうすれば、ああかわいそうにと許してもらえるはずでした
2010-11-08 23:10:28地べたに這いつくばってがくがくと震えていると、目の前にカツとおかあさんの革靴が見えました 期待して見上げるとさっきまで美しかったおすとの表情は一変していました 歪み、諦めたようにおすとは嘲笑います 「鬱ちゃん、言ったでしょう?おくすりは無しだって」
2010-11-08 23:16:07おすとがそれは愛しそうに鬱ちゃんの髪を撫でます しかし紡がれる言葉は死刑宣告にも等しいもので、鬱ちゃんは急に恐ろしくなりました だって、おかあさん、やだやだって泣き出す鬱ちゃんにおすとは頑として首を縦に振ることはありません ただ髪を優しく撫でながら「我慢しようね」って笑うのです
2010-11-08 23:20:53鬱ちゃんの震えは止まらなくなるばかりか一層ひどくなってゆきます こぼれる声も意味をなさず、次第に獣染みたものになりました はふはふとよだれを垂らすのは、口に溜まるそれを呼吸とともに吐き出すと少し楽だったからです おすとは優しく微笑んでいるのに見つめる目は冷ややかなものでした
2010-11-08 23:32:19ひゅうと息を吸い込むと、あまりの激痛に鬱ちゃんは絶叫しました 呼吸をするたび肺ごと身体中の骨が軋み、悲鳴をあげるのです 鉄格子から手を伸ばしておかあさんの革靴にしがみつきますが簡単に振り払われてしまいます おすとに鬱ちゃんの裏切りともいえる他人との接触を赦す気など毛頭無いのです
2010-11-08 23:43:09@entzauberung 鬱ちゃんの肌は血管が浮き出るほどに反り、がくがくと痙攣します おすとはがちゃりと鉄格子を開けて鬱ちゃんが舌を噛まないようにと自分の指を噛ませました がり、がりと歯が当たり血が滲むのを嬉しそうに見つめるおすと 鬱ちゃんは喉がつぶれたような声で叫びます
2010-11-08 23:55:27どれだけ泣きついてもおすとは微動だにせず、結局叫び続けていつの間にか鬱ちゃんは失神したようでした 目を覚ますとおすとはいなくなっていて、残るのは叫び続けた喉の痛みと全身のだるさだけで 鬱ちゃんはおすとの豹変ぶりに震えました おかあさんの深くてこわい部分を初めて知ったのです
2010-11-09 01:36:22そうして震える鬱ちゃんの心は緩やかにでも確実におすとから離れられなくなっていきます おすとの絶対的な愛は独占であり依存であり支配でもあったのです その手っ取り早い手段がおくすりだったというわけです おすとは鬱ちゃんがすっかり従順になったのを見て胸をなでおろしたのです
2010-11-09 01:49:37そうとは知らない汚ぎる君が訪ねてきて怯える鬱ちゃん 「もうこないで」って言われてびっくりする黒 おすとにまたこんなところをみつけられたら、今度こそ何をされるか分かったものじゃありません 必死に汚ぎる君を押しのけていると、カツカツと階段を上ってくる足音が聞こえてきました
2010-11-09 01:58:26