2014年7月9日

これも一つの災害対策 - 三脈を観る 武術家・甲野善紀先生

未曾有の災害、未経験の状況に遭った時、あなたはどうしますか? たっぷり時間があるとか、情報を集められる環境なら、じっくり考えてもいいんでしょうが、とっさの判断が必要な時は? 古来より身体のセンサーに頼るという方法もあります。 先生も書かれているように、科学的根拠はありません。オマジナイかも知れません。 続きを読む
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甲野善紀 @shouseikan

特大の台風8号が迫ってきて、いま沖縄あたりが大変なようだ。今は北進しているが、この先、東へと針路を変え、日本列島を縦断しそうな気配もある。

2014-07-08 18:32:32
甲野善紀 @shouseikan

台風の暴風雨に巻き込まれ、この場を出るべきか、留まるべきか、あるいは出ても右に行くべきか左に行くべきか、前に行くべきか後ろに行くべきかの判断に迷うことがあると思う。

2014-07-08 18:32:44
甲野善紀 @shouseikan

そうした時、どうするかは三脈をとって判断するのもひとつの方法だと思う。科学的には全く解明されていないが、三脈が乱れたことにより、命を拾った例は古来から数多くあり、迷った時、ただ勘に頼るよりはよほどマシだと思う。

2014-07-08 18:34:20
甲野善紀 @shouseikan

三脈をとる方法は、例えば左手の親指とひとさし指で喉の横にある脈を押さえ、その押さえている左手の手首の脈を右手で押さえ、その三ヶ所の脈が同時に打っているかどうかを確かめるのである。この三ヶ所が同時に打っていればいいが、ズレていると危険を体が知らせているという事である。

2014-07-08 18:34:29
甲野善紀 @shouseikan

したがって、その場にいて乱れていれば、そこから出た方が良く、出て右に行っても乱れるようなら、右は止めた方が良く、そのようにしてあちこちの方角に歩いて行き、脈が鎮まる方に避難するのである。

2014-07-08 18:34:40
甲野善紀 @shouseikan

この方法はバカにしていた人が電車に乗っていたおり、何気なく脈をみてズレている事に気づき、どうにも気持ち悪く感じてきたので、その電車を降りたところ、電車が事故を起こしたなどという話もあり、判断を迷った時には試してみる価値があると思う。

2014-07-08 18:35:08
甲野善紀 @shouseikan

私も今まで3回ほど乱れた事があるが、タクシーに乗っていた時など、すぐにいつも通る道を回避したところ、たちどころに乱れが治まって驚いた事がある。

2014-07-08 18:35:20
甲野善紀 @shouseikan

とにかく乱れている事に気づくと、とても厭な感じがするので、まあ、何かの折にこのツイートが思い浮んだ方は試されたらいいのではないかと思う。

2014-07-08 18:35:29

7/9 甲野先生の補足ツイートありましたので、追加いたします。


甲野善紀 @shouseikan

昨日は台風などの災難への備えとして「三脈」の観方を紹介したが、私が想像もしなかったほど多くの方々にリツイートされていて、また、それ以上に「お気に入り」に採り入れて頂いたようなので、これについて若干付記しておきたい。

2014-07-09 16:07:18
甲野善紀 @shouseikan

この方法は古来、修験者や武術家などが心得ていた方法で、「三脈探知」あるいは「吟味」などとも呼ばれる事もあり、夜道を旅する時、待ち伏せへの警戒などにも用いられたようである。

2014-07-09 16:07:28
甲野善紀 @shouseikan

昔のエピソードとしては、ある勅使で日頃からこれに心掛けていた人物が、ある時本陣に泊まるため、そこに着いてから脈を観たところ乱れており、すぐに従ってきた者達の脈を観るように命じたところ、全員の脈が乱れていたという。

2014-07-09 16:07:55
甲野善紀 @shouseikan

そこで「ここにいたら危ない」と、解きかけていた荷物をすぐに荷作りし直して、この宿を出発してから程なく、この本陣の裏山が崩れて、この本陣は土砂に埋まってしまったという。

2014-07-09 16:08:17
甲野善紀 @shouseikan

また近代になってこの方法を広めた人物の一人は、私が直接お会いした事もある整体協会の創設者野口晴哉先生である。野口先生のエピソードに関しては、リプライを下さった方の中にもその事が書かれていた。

2014-07-09 16:08:39
甲野善紀 @shouseikan

これは戦争中、米国からの爆撃を受けた時、どこに避難すればいいかを探したところ、どの方向に逃げても脈が乱れるので、逃げずに元いた所にいたら、そこだけ焼け残ったという話。

2014-07-09 16:08:57
甲野善紀 @shouseikan

また、防空壕に避難した人が脈を観たところ乱れていたので、「ここにいたら死ぬぞ」と叫んで防空壕から飛び出して逃げたが、この人に続いた人は2~3人で、他の人たちは避難のために防空壕に入ったので、そのまま逃げずに防空壕にいた。

2014-07-09 16:09:14
甲野善紀 @shouseikan

すると、焼夷弾がこの防空壕の入り口に落ちて、その熱のため、ここに残った人は全員助からなかったそうである。

2014-07-09 16:09:24
甲野善紀 @shouseikan

三脈の観方はすでに昨日ツイートしたように、片手の親指と人さし指で頸部の両側の血管を抑え、その抑えた腕の手首の脈をもう一方の手で観るという簡単なものである。

2014-07-09 16:09:42
甲野善紀 @shouseikan

ただ、「何か参考になるものはないか」という方は、私が陽紀と書いた親子での共著『驚くほど日常生活を楽にする 武術&身体術』(山と渓谷社刊)に、その観方が載っているので、それを御覧頂きたい。

2014-07-09 16:09:55
甲野善紀 @shouseikan

とにかく「三脈」は身に危険が迫った時に変化するから、台風、地震、津波、そして航空機、船舶、鉄道、自動車の事故から、ストーカーからの襲撃に至るまで、すべてに適応できる。

2014-07-09 16:10:13
甲野善紀 @shouseikan

また、3年ほど前、佐世保のユニーク郵便局員野元浩二氏から、山中で迷った老人の捜索方法が何かないか電話で相談を受けたので、フト思いついて、この「三脈」の方法を応用することを提言した。

2014-07-09 16:10:30
甲野善紀 @shouseikan

それは、自分自身が老人になったつもりとなり、東西南北全方向を向いて自分の脈を観るというもの。これによって、その時警察などが重点的に捜索していた方向とは違うところに迷い込んでいた老人を野元氏が見つけて救助し、警察から表彰された。

2014-07-09 16:10:46
甲野善紀 @shouseikan

もっとも、これは野生児野元氏だからこそ出来たのかも知れないが…。

2014-07-09 16:10:58
甲野善紀 @shouseikan

この老人救出の経過を描いた大傑作な野元氏からの報告メールは、私のサイトの「随感録2011年1月27日に載っているので、ご関心のある方はどうぞ。 shouseikan.com/zuikan1101.htm…

2014-07-09 16:11:10

コメント

大西伸之介 @onishi_sh 2014年7月9日
「科学的根拠」はありません。オマジナイかも知れません。 でも、イザという時の対処法、引出しは一つでも多い方が良いとは思いませんか?
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KYM @HRHSKYM 2016年4月14日
エビデンス(科学的根拠)なら、盲検法(ブラインドテスト)で対照比較実験をすればすぐ得られそうですが。なぜしないのでしょう。
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