似非原施設日記

「似非原路上日記」(http://togetter.com/li/60272)の続編。 eseharaくんが生活保護の申請。 そして、しばらく施設生活へ。
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似非原 @esehara

水際作戦(生活保護申請を受け付けないために役所がいろいろとすること)の厳しさを実感するために、新宿区福祉事務所に来ている。

2010-11-05 13:18:02
似非原 @esehara

新宿区役所の喫煙スペースには、心無しかわかばフィルターが多く、「やっぱりみんな安いタバコを吸うよなー」と、遠い目をしながら、わかばの煙を揺らしたりした。

2010-11-05 13:21:53
似非原 @esehara

あれ……普通に申請が通ってしまったんだけど……

2010-11-05 14:30:12
似非原 @esehara

あの……「お前は若いんだから働け」とか「出来ないものは出来ない」とか「この地域では申請出来ない」とかそういうのないの……いや、良い意味で事務的でいい職員に当たったのは解るんだけど……

2010-11-05 14:35:40
似非原 @esehara

喜んで頂いて申し訳ないのですが、後で説明しますが、諸事情によりこの段階で生活保護を頂いてしまうと非常に不味いので、次の月曜日に面接があり、そのときに申請をキャンセルします。多分、新宿区では運が良い部類だとは思うので、非常にもったいないのですが。

2010-11-05 15:05:27
似非原 @esehara

とりあえず、生活保護申請が審査されるか、自分で取り下げるまでは、紹介された施設を利用出来るので、知人以外の宿があるだけでもありがたい……

2010-11-05 15:35:05
似非原 @esehara

すいません、新宿区住民の方々……ちょっとだけ、お世話になります。

2010-11-05 15:43:58
似非原 @esehara

【速報】@関係者各位 施設の門限が午前七時から午後五時まで。

2010-11-05 17:06:18
似非原 @esehara

気分が大分落ち着いてきたので、新宿区の生活保護を申請したときのことについて書く。

2010-11-05 20:31:55
似非原 @esehara

まず、自分が生活保護を申請する上での最低スペックで窓口に向かう。最低スペックとは「一人+事前申請用紙無し」の状態。受付に向かい、窓口でメモ帳を広げる。メモ帳は何を聞かれるかを事後報告するために記憶するもの。相手は比較的若い人で淡々としている。メモ帳で何を聞かれたか淡々と記憶。

2010-11-05 20:54:59
似非原 @esehara

まず最初に二つの制度を紹介して頂く。まず一つが「自立支援センター」、もう一つが「部屋を借りるための借入金制度」。「この二つを受けて頂き、最後のセーフティネットが『生活保護』です」「『生活保護』はまずこの二つのどちらかを受けなければいけないの?」「いえ、『生活保護』は申請できます」

2010-11-05 20:59:35
似非原 @esehara

基本は、家族構成、以前の仕事、何処で現在生活していたか、身分証明書の有無等のことを質問される。新宿だと面接カードと呼ばれるピンクのカードに、カルテのように書き込まれる。自分もカルテに書かれている間にメモ帳に書き込んだりする。ケースワーカーの人がやり辛そうにしているけど気にしない。

2010-11-05 21:13:30
似非原 @esehara

ちょっと髪の毛が薄くなった年配の職員が俺の面接カードを見て「こいつ、よっぽど世間知らずなんじゃねーか」と言う。「その通りだよオヤジ、会ってるじゃねえか」などと少しグサッと来たのが、唯一のハイライト。

2010-11-05 21:16:13
似非原 @esehara

本で予習した限りだと、水際作戦においてのハードルがあって、「住所を持ってないなら帰れ」、「扶養してくれる家族がいるなら帰れ」、「若くて健康なら帰れ」、「申請書渡さないよ」があるんだけど、役所の人は後ろから紙を持ってきて、「あ、印鑑無いなら拇印でいいよ」と言う丁寧対応でした。

2010-11-05 21:22:06
似非原 @esehara

つつがなく申請が終わり、ただ預かっておいて、あとで本当に必要か確認する、という可能性も無く、「あ、申請受け付けたので、取りあえず指定の宿泊施設に移動してください。この紙が住所になっていて、ここに連絡しておくので行って来てね」という流れ。申請に優しい職員に当たった様子。

2010-11-05 21:30:20
似非原 @esehara

「生活保護の申請」に関しては、酷い事例が良く見かけるので、今回のケースはスムーズに行くときはそれなりにスムーズに行くんだよ、という事例として見て頂ければ幸いです。

2010-11-05 21:34:48
似非原 @esehara

あと、自分が住民票を置いていた元同居宅に連絡が来てしまったようで、本当に申し訳ないです……

2010-11-05 21:39:27
似非原 @esehara

しかし、路上生活者の話はしんどくならないんだけど、生活保護の話をするとどうしてもしんどくなるというところに、何かあるんだろうなという気はする。確かに、余り気分のいい流れではないので、それは本当に申し訳なく思います……。

2010-11-05 22:04:29
似非原 @esehara

把握。いろいろと情報を調べてみると、生活保護申請中は紹介された施設で生活する必要はなく、一時的な宿泊施設に準ずるものを利用することも可能とのこと。このあたりを月曜日の面談のさいにケースワーカーに叩けば、生活保護申請辞退は避けられそう。慢心・油断は禁物だ。

2010-11-06 23:10:31
似非原 @esehara

現在利用している施設が、午前七時から午後五時の門限で、無断外泊禁止ならびに外泊許可されるのが「面談・通院」のみという状態だと、どうしても直近のイベントに支障をきたしてしまうという現実があるので、さすがにここは引けない。

2010-11-06 23:21:43
似非原 @esehara

DJ路上生活→DJ生活保護申請中、か……

2010-11-06 23:26:32
似非原 @esehara

某団体と電話で打ち合わせ。「生活保護申請を待つ場所に関しては、基本的には施設以外、例えばネット喫茶でも可能だが、新宿区の場合だとそれが厳しい。理由は、ケースワーカーにネット喫茶で宿泊することを認めさせなければならないから。当然、これは不当な扱いではあるのだけれども…」ということ。

2010-11-07 19:10:19
似非原 @esehara

「もちろん、保護申請を自由に受けるという権利をタテに戦うことも可能。でなければ、施設を抜け出して失踪扱いになるか、あるいはケースワーカーに話をして辞退し、比較的自由な自治体に再申請するのが望ましい」ということ。悔しいけれども、施設以外が認められないなら、涙を呑むしかない。

2010-11-07 19:15:24
似非原 @esehara

そういえば、通報で思い出したけど、中学生の路上生活者に対する物理的な襲撃は話題に上りやすいけど、恐らく「路上生活者」に異常な敵意を持つ住民の執拗な通報による嫌がらせは余り可視化されなさそうな気がする。必ずしも通報が悪いんじゃないが、上手く使えば通報も嫌がらせ手段になるということ。

2010-11-07 23:40:51
似非原 @esehara

色々な団体と相談し「施設入所を義務付ける方法は無い」ということを裏づけしたあとに面談。ケースワーカーに明日の「モストポダン」にDJで出演する件に関して説明したところ、あっさりと「なら外泊許可を施設に貰っておきます」とのこと。余りのケースワーカーの物分りの良さに、拍子抜けする。

2010-11-08 15:52:14
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