11/14 ピーター・バラカン×池谷裕二「脳が感動するとき」at静岡市美術館
と、いうわけで滑り込みで到着。ちょうたのしみ! #shizubi RT @shizubi_jp: 「ピーター・バラカンの『音を見る。アートを聴く。』」 第2回「脳が感動するとき」詳細はこちら。http://bit.ly/d3DlLo
2010-11-14 14:06:36面白そう!良いですねえ。 RT @errie と、いうわけで滑り込みで到着。ちょうたのしみ! #shizubi RT @shizubi_jp: 「ピーター・バラカンの『音を見る。アートを聴く。』」 第2回「脳が感動するとき」詳細はこちら http://bit.ly/d3DlLo
2010-11-14 14:09:54#shizubi バラカン「僕は音楽評論家じゃない。好きなものしか聴かないから。ある日、Amazonで脳と音楽の関わりについて書かれた本をリコメンドされて、それからいろいろ読んでたら、この企画をもらった。今日はいろんな謎が解けるかも」
2010-11-14 14:10:56#shizubi バラカン「ハードロックが苦手。うるさいの嫌い。ビッグバンドでも50年代はイヤ。交響曲はtoo much! 音圧の高いものにひいてしまう。なぜだろう」
2010-11-14 14:14:10#shizubi 池谷「なにを好むか、というのは割と重要なテーマ。幼い頃に大きな音で怖い思いをしたとか?」バラカン「特に思い当たらないけど、小さい頃の影響ってやっぱり大きいのでしょうか?」
2010-11-14 14:15:54#shizubi 池谷「音楽の三大要素、旋律、リズム、和声のうち、いちばん最初に認識されるのはリズム。子どものためのクラシック集を編んだとき、ストラヴィンスキーを選んだ」バラカン「それはちょっと刺激的だとおもうけど、あるいは子どもは好きになるかもしれない」
2010-11-14 14:18:58#shizubi 池谷氏と高嶋ちさ子氏が選曲した、3才児のためのクラシック曲集はこちら。ベイビー・ブレイン・クラシック http://amzn.to/a8YXl7
2010-11-15 00:08:06#shizubi 池谷「幼児に対する実験。白いぬいぐるみに近づくと銅鑼を鳴らすようにすると、子どもはそのぬいぐるみがきらいになる。さらに、汎化して、「白いもの」全般が嫌いになってしまう。その傾向がずっと残って、大人になっても白いものが苦手になってしまう」
2010-11-14 14:21:28#shizubi 池谷「そんな風にして、自我を持つ以前の体験が嗜好に影響をあたえることがある。ので、さっきバラカンさんに子どもの頃の話を伺ったのですけども。」
2010-11-14 14:23:04#shizubi 池谷「脳は欠けたものを勝手に埋める性質を持っている。断続的な旋律よりも、空白にノイズを入れた旋律のほうが聞き取りやすい。サモトラケのニケが素晴らしいのは、顔がないから!」
2010-11-14 14:25:20#shizubi バラカン「ニケのように形のあるものはわかりやすいけど、脳の場合は?なぜ意識にないことを説明付ける物語を作ってしまうのか」 池谷「原因を知りたがるのは、たとえば体の不調を気づかせるためだとか言われているけど、物語を作ってしまうのはどうにもよくわからない」
2010-11-14 14:27:46#shizubi バラカン「音楽を聴いている時のMRIをとると、非常に多様な部位が活動しているようで」池谷「言語野が働くと同時に、多くの部分が並行して処理される。ある部位だけ損傷すると、リズムだけがわからなくなったり、旋律だけがわからなくなったりする」
2010-11-14 14:30:09#shizubi バラカン「この音なんだ? (きいてみる。チェロ?ピアノ?サクソフォン?)正解はピアノ。ピアノのアタック部分をカットすると、弦楽器のように聴こえる。音色の認識は多くの部分をアタックに依るところ強いよう」
2010-11-14 14:33:58#shizubi 池谷「ネズミを使った実験でも、聴覚野の順応はすごく早い。あっという間に音を聞き分けられるようになる。MP3は、音の伸びている部分を圧縮している。アタックを圧縮すると音色が変わっちゃうので」(へええええええ!)
2010-11-14 14:35:49#shizubi バラカン「イントロの一音だけで、その曲全部が頭のなかで再生できるのはなぜか。不思議だよねえ」池谷「クラシックのイントロクイズは、曲名当てではなくて「誰が振ってる」まで当てられることになる」バラカン「へええ!」
2010-11-14 14:38:04#shizubi 池谷「絶対音感は遺伝するらしい。中国に絶対音感を持つひとの割合がおおいのは、抑揚が言語のなかに組み込まれているせいもあるし、遺伝のせいもあるのかも。逆に、音痴も遺伝する。7割くらいの確率で…」
2010-11-14 14:40:24#shizubi バラカン「ああ、今、相当脳が感動してます(エレクトラックス? スライドギターのインストナンバーでした)」池谷「キョトンとしてしまいましたw 説明していただきとなんとなくわかった気がしますが」
2010-11-14 14:45:36#shizubi エレクトロむにゃむにゃ、といってるのはギターメーカーのダン・エレクトロのことだな、おそらく。紹介してたアーティストはKelly Joe Phelpsだったか。
2010-11-15 00:24:17#shizubi バラカン「(ああ、だれだっけ。元はサックスをふくひとがフルートを持った曲)オーバーブロウなフルートの音がいいんですよねえ…。アフリカの音楽を聞くと、音に濁った成分がないと面白くないと思うようで。五線紙では表せなかったり、ヨーロッパ的ではないものに惹かれる」
2010-11-14 14:49:41#shizubi バラカン「(トゥマニジャバデ、というバリのアーティスト)西アフリカのコーラというハープのような楽器。21本の弦をもってるもの。…みなさん、どういうリズムが心地良く感じるのか?」
2010-11-14 14:51:53#shizubi 池谷「気持ち良いリズムを手拍子してもらうと、だいたい心拍数と同じくらい、あるいは歩くテンポと同じくらいのことがおおい」バラカン「今いちばん心地よいのは、70年代のスローレゲエ。腰のあたりがあぐっとくる。ディスクブームのころはBPM120が売れると言われていた」
2010-11-14 14:54:24#shizubi バラカン「変なものでも、いったん好きになるとそりゃあたまらなくなる。(セロニアス・モンクは長い間、ピアノが下手だとさえ言われていた)この人の脳の中はどうなってるんだ!と思う」池谷「だれも発見してなかった和音を発見した、という意味でジャズの世界を広げたかと」
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