「第７回ＧＡ文庫大賞」応募作品を読んでのアドバイス　#ラノベ #GA文庫

GA文庫公式 @GA_bunko

SF的ファンタジー。物語の組み立てはさておき、文章が不慣れ感ありあり。例えば、Ａが発生　→　その結果Ｂが引き起こされ　→　最終的にＣとなる　という現象があるのに、真ん中のＢが端折られているため、なにが起きているのかわからない　＞　続く

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キャラクターが朝起きるところから家を出るまで順番に全部書く、というのもダメだが、そのシーンで起きていることを効果的に伝えるために必要な５Ｗ１Ｈを取捨選択し、きちんと順番に書くことは基本的な技術であります　＞　続く

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１次がなかなか突破できない、という方は、自分の書いている文章が日本語として成立しているかどうかとは別に、それぞれのシーンや段落で自分が伝えようとしていることを少し意識して全体を読み返してみるといいかもしれません　＞　続く

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文章が書き手の伝えたいことを読み手に伝えるための手段である以上、そこには必ず“伝えたいこと”という目的があるはず。逆に言うと、その目的が曖昧なままでは、書かれた文章が正しいかどうかの判断がつきません　＞　続く

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小説にかぎらずですが、１つずつの文章が日本語として正しいかどうかの先に、連続するひとかたまりの文章で自分が何を伝えようとしているのか、を意識してください　＞　続く

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んで作品を書く場合、事実を正確に伝えることはファーストステップに過ぎず、伝えた事実によってさらに伝えたい何かがある、それが伝わって初めて作品の文章として成立する、ということを大切にして欲しいのです　＞　続く

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別に名文である必要はありません。きちんと伝えるべきことが伝わればいいんです。その伝えるべきことが何か、を少しだけ考えてみてください。１次を突破できない作品というのは、だいたいその“伝えるべきことが伝えられていない”ことが大変多いのです　＞　続く

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考えぬかれた設定も、凝った構成も、すべての要素が、最終的には文章を通じて受け手に伝えられます。明快でわかりやすい文章を書いているのに１次が突破できない、２次止まり、という方は、事実を明快に伝えるその先に文章の目的がある、ということを意識してくださいませ　（Ｋ村） #GA文庫

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なんか長々と書いてしまいましたが、まああれです、時々口走る「演出意図を意識して～」とかいうのと根っこは同じです。修飾過多だったりカッコイイ言いまわしとかは必要ないです。てか、名セリフって文章としては短いものが多いですし　（Ｋ村） #GA文庫

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というわけで、第７回ＧＡ文庫大賞後期は絶賛募集中であります　bit.ly/1bJDmUH　（Ｋ村） #GA文庫

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いや、もちろん前期もがんばって読ませて頂いてますよ。K村はまだ山ほど担当分が残っているので大変後ろめたいのであります （Ｋ村） #GA文庫

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蛇足的補足。先に“５Ｗ１Ｈを取捨選択し、きちんと順番に書くことは基本的な技術であります”と書きましたが、ここで言う“きちんと順番に”の順番は時系列順に、という意味ではありません。“伝えるべきことを伝えるためにもっとも効果的な順番”という意味です ＞ 続く

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だからこそ、“何が伝えたいのか”を明確に意識する必要があるんです。そこが見えていないと、書いたものが適切かどうかの判断がつきません。要素の取捨選択と順番の設定は、実は文章を書くうえでもっとも大切で、かつ客観的に伝えにくい急所です ＞ 続く

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この“出来事の中から最適なものを選び、最適な順番で見せていく”というやり方は、全ての作品作りの基本だと思います。応募者の皆さま、ライトノベルに限らず、一般文芸、コミック、アニメ、映画、ドラマ、といろんな作品に触れてください ＞ 続く

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駄作傑作問わず、ジャンルや媒体を乗り越え、そうやって吸収したものこそが皆さまの大切な武器になるのです。楽しみながら引き出しを増やし、そして選考委員が夢中で読みふけってしまうような作品を書いてください。GA文庫大賞は、皆さまの熱い作品をお待ちしております （Ｋ村） #GA文庫