2014-07-12
「……駄目か?」 「……ふふふ。あーもう、司令官は可愛いなぁ。子供みたいだ。ボクよりずっと大きいのに」 そう言った皐月は頭を撫でてくる。 「でも、司令官の思うようにはさせてあげないよ。いつもくすぐってくるお返しさ」 促されて顔を上げると―― #艦娘にHさせてと土下座してみる
2014-07-12 01:10:01薄い唇の間から犬歯を覗かせる皐月が、ずいっ、と顔を寄せてきた。 「キスしたい?」 挑発的な瞳。 「でも、お預けだよ」 頭の天辺に置かれていた五指が頬まで降りてくる。 「すごい無精髭だね、くすぐったいや。ちゃんと剃ってる?」 触れている反対側の頬に頬を合わせてきた。冷たい。
2014-07-12 01:16:29「知ってるかい? ほっぺにするのは親愛の証なんだよ」 いつもと同じ声音で呟くと、不意に唇を押し付けてくる。 「司令官はね――司令官はそう思ってないかもしれないけど、ボクにとってはとっても大事な人なんだよ。知ってた?」 「……ああ、知ってたさ」 「またまた、調子いいんだから」
2014-07-12 01:22:43「でもね」 身体を起こすと、皐月が背中に手を回してきた。顔に息がかかる。 「大事だから言い出せなかったんだ。ボクが突然こんなこと言ったら、司令官はきっとひどく驚いて――」 「嫌われると思ったか?」 「……うん」 いつもと同じ調子だった皐月が、段々と頬を赤らめてきた。
2014-07-12 01:28:05「俺も思ったさ。でも言っちまった」 「うん、ボクもびっくりした」 「思わず口走って、どうしようか迷って、思わず土下座した」 「なんだよそれぇ、考えなしだったの?」 涙声を抑えて皐月は笑った。 「もっと雰囲気とか考えてからでよかったのに。ボクが司令官を嫌いになるなんて――」
2014-07-12 01:33:46言葉はそこで遮られた。唇同士が強く押し付けあって、互いの身体を抱き寄せる。窒息寸前までそうしていたから、皐月の顔はすっかり林檎のようになっていた。 「嫌いになるなんて、絶対にないんだから。なっ!」 目尻に涙を浮かべて、皐月は飛び切りの笑顔を咲かせた。二房の金髪が揺れる。
2014-07-12 01:37:19「ああ、嬉しいよ。大好きだ。愛してるとも」 「うん。ボクも、大好きだよ。司令官のこと――」 再び重なった唇は溶け混ざったかのようにいつまでも離れなかった。時折漏れる吐息が互いの鼻先を擽り、微かに喉の奥から響いてくる声が二人を更に熱くさせる。 「……んふぅ。へへ、沢山したね」
2014-07-12 02:02:51「そうだな。……ところで、キスはお預けとか言ってなかったか」 「いいんだ。だって、愛してるって言ってくれたじゃないか。ボクをからかうつもりであんな事言ったんだったら、ボクだって意地悪したくなるよ」 えへへ。顔が真っ赤で、濡れていても、その悪戯っぽい笑顔は普段の彼女と変わらない。
2014-07-12 02:07:01どれくらい唇を重ねていたのやら、口の周りはベタベタだった。 「……ねぇ、司令官。触って?」 「そんな漠然とした要求されても」 「だ、だって他に思い付かないんだもん! 仕方ないじゃんさぁ!」 目尻に涙を湛えて言う皐月。今まで見た中では一番「恥じらっている」表情をしていた。
2014-07-12 02:14:19おっかないくらい眉を釣り上げて、眼をまんまるにして、頬は火が出そうなほど真っ赤で、情けなく開いている口をぱくぱくと動かしている。 「じゃあ、何処をどう触って欲しい?」 この顔をもう暫く見ていたい。 「ど、どうって、そんな恥ずかしいこと言わせようとしないでよ!」
2014-07-12 02:18:38腕を前に突っ張って一等大きな声を上げ――皐月が肩を突き飛ばしてきた。 「ほ、ほら……」 腹の上に小さな尻を据えて、皐月が顔を寄せてくる。顔が陰って、レモン色の大きな瞳の中に流れ星が光ったような気がした。 「む、胸とかさっ、好きなと人に触られると、どきどきしちゃうところが――」
2014-07-12 02:26:37「――女の子には、いっぱいあるんだよ?」 重力に逆らえないセーラー服の襟元が大きく開いて、純白の肌着がちらちらと見え隠れしている。 「ブラは付けてないのか」 「い、今覗いたなっ!?」 「今から触ったり舐めたりしようってのにそんな……なぁ?」 「え、な、舐めるの?」
2014-07-12 02:33:40そうそう、この顔がもっと見たいんだ。 「司令官って、僕が考えてたよりずっと変態さんだったんだな」 眉が下がり、あわあわと声も出さずに動いている唇。 「わっ、わわ……」 胸に掌を置かれただけで、皐月はへなへなと脱力して肩を震わせた。 「な、何か言ってから触ってよぉ……」
2014-07-12 02:41:36手の上で転がすように小さな胸を擦られて変な声が出た皐月は慌てて口を噤んだ。 「もっと声を聞かせてくれよ」 「だ、だって……恥ずかしいじゃんかぁ」 全身の震えが、彼女が座る腹の上にも伝わってくる。 「変な声聞かれたくないんだもん」 今度は両手で、少し強く動かしてやる。
2014-07-12 02:48:28「ひゃうっ……うう、いじわるぅ……」 「意地悪も何も」 突然口を塞がれる。唇で。そして一体何処で憶えてきたのか、皐月が舌をねじ込んでくる。 胸と胸が密着する。互いの心拍が手に取るように解る。どんどん強く早くなっていくのを感じる。 「お返しだよ」 ぷはっ。皐月が深呼吸をして、
2014-07-12 02:56:27「司令官がギブギブ~! ってやるまで、ずっと口塞いでてやる!」 また即座に押し付けられた。歯が当たるほど強く、次に舌を押し込まれる。手指はびっくりするほど冷たいのに、比べて舌は火傷しそうな程熱く感じる。 「んむ……ふぅ」 呼吸なんて鼻でも出来る。二人はただひたすら唇を重ねた。
2014-07-12 03:04:48鼻息が荒く、絡む舌の粘っこい音が激しくなっていく。強く吸われて、舌先を甘噛された。 手が自然に皐月の背中に回っていて、肩甲骨から背筋、肋骨、脇腹、腰……舐め回すように少女の肢体を指先で味わう。服の上から、というのが少々残念ではあるが。 「むぅ~、触るのは反則だってぇ」
2014-07-12 03:11:11先に音を上げたのは結局皐月の方だった。 「司令官が色んなとこ触るから、身体がすごい熱くなってきちゃったよぉ」 絡んでいた舌先が淫らな糸を引いて、皐月の幼い出で立ちと相まって余計に劣情を煽る。 「……なんだぁ、ボクだけじゃないじゃん……嬉しいなっ」 「全く、どこでそんな知識を」
2014-07-12 03:18:21尻の下敷きにした下腹部の膨らみの変化に今更気付いた皐月は、少し腰を浮かせて濃い灰色のプリーツスカートをまくり上げた。縁にレースをあしらった薄桃色のショーツ――中々のおませさんである。 「ここをさ、こうすると……いいんでしょ?」
2014-07-12 03:26:29そして湿ったクロッチを、スラックス越しでも解るほど膨張した愚息に押し付けて腰を落とした。圧迫感と、高揚感がある。 「ほら、どう?」 「どう、と言われても」 「気持ちいいかい?」 「動いてくれないと」 皐月は頭上にクエスチョンマークを浮かべて首を傾けた。
2014-07-12 03:32:06本でも読んだか誰かに聞いたかは知らないが知識が中途半端すぎる。 「う、うごく、って?」 恐る恐る尋ねてくる皐月。可愛らしい。 「そうだな。前後に動いて、擦り付けるとか」 「……こうかい?」 あまりにぎこちない動きだったが、無知な少女に教えを施す背徳感だけでも十分気持ちいい。
2014-07-12 03:37:25「司令官、その……気持ちいいかい?」 「皐月は?」 胸に手を置いて足を引き摺るように腰を動かす皐月は、気難しそうな顔をして言う。 「解らないんだ……でも、っ、でも、とっても嬉しいんだ」 ショーツ越しにクレバスを強く押し付けながら、胸板に抱き付いてきた。
2014-07-12 03:45:41