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「無」の字形を巡って…

フォントワークスの藤田重信さんの呟きから派生して興味深いやりとりがありました。ざっと纏めておきます(時間順です)。 「誰でも編集可」にしてありますので、追加などご自由に……。 関連する藤田さんの新書体に関する呟きは→ http://togetter.com/li/525569
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藤田重信 @Tsukushi55
筑紫アンティーク明朝。 「無」 中央横画を長くするのか、 下横画を長くするのか。 筆書系クラシカルなものは下横画が長い。 明朝は中央が長い。 どちらにしようか悩ましい。 pic.twitter.com/nQsi84oAOF
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Yusuke Kano |加納佑輔 @estosdr
@Tsukushi55 組んだときの印象はわかりませんが、右の方が断然かっこいいと思います。
藤田重信 @Tsukushi55
@estosdr 右文字1票目は祖父江さんリクエストですので、加納さんが2票目です。「かっこいい」素敵な価値です。ありがとうございます。
狩野宏樹 @KAN0U
@Tsukushi55 下を長くする時は、上が一番短くなるのが普通だと思います。
藤田重信 @Tsukushi55
@KAN0U すわりが良くなりました。ありがとう。 pic.twitter.com/uJmOiV9wOL
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リンク t.co Twitter / Tsukushi55: @KAN0U すわりが良くなりました。ありがとう。 http ... Connect with your friends — and other fascinating people. Get in-the-moment updates on the things that interest you. And watch events unfold, in real time, from every angle.
狩野宏樹 @KAN0U
@Tsukushi55 古典的な書き順は丿を書いて三を書いて縦棒4本を書いて(速書すると繋がって1本ぐらい少なくなりますが)最後に灬を書くので、最後の灬が幅狭めだと勢いが殺がれて見えるような気がします(上と比べるからかも知れませんが、拡大図だと灬が圧迫されているような印象が…)。
藤田重信 @Tsukushi55
@KAN0U 現状のものを中段に上段は上半身を更に狭く(結果とっしてよつてんが広く見える)。下段はよつてんを広くさせたもの。筑紫は点のハリを特徴とさせているので上段になるだろう。「書」的には下なのだろう。 pic.twitter.com/O6qED3GNzK
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祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
明朝初の下横画が長い「無」、ぜひこちらに。 RT @Tsukushi55 筑紫アンティーク明朝。「無」 中央横画を長くするのか下横画を長くするのか。筆書系クラシカルなものは下横画が長い。明朝は中央が長い。どちらにしようか。 pic.twitter.com/tV0msKg91o
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祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
筑紫書体の藤田さんに「どうして筆書の『無』は一番下の横画が長いのに、明朝は真ん中の横画が長いの?」って質問したら、下横画が長い『無』を書いていただけた。 真ん中が長い『無』は「どうして無いの?」って感じだけど、下が長いのは「もともと無いのじゃ」って堂々としてる感じだ ↓ 。
祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
(筑紫アンティーク明朝。下横画の長い「無」になると嬉しいな。どうかな? ・・・)
藤田重信 @Tsukushi55
@sobsin 下横画が長いと確かに堂々としますね。このタイプに微調整しながら定着させます。ありがとうございます。筑紫アンティーク明朝は面白いものになっていきそうです。
祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
@Tsukushi55 ほんとですか? すごく楽しみです!
祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
いつから明朝体の「無」は、真ん中の横画が長くなってしまったんだろう?:1 上:野ばら社『書体字典漢字』(旧版)より。 下:今出てるフォントの明朝体、いろいろ。 pic.twitter.com/1d6MgEo9xN
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祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
いつから明朝体の「無」は、真ん中の横画が長くなってしまったんだろう?:2 家にある古い本を見てみたら、昔のは下横画の長い「無」の明朝体も多く発見したぞ。 右上 :天保5年「増続大廣益会玉篇」から。 他:明治期の辞典から。 pic.twitter.com/B61kx3ScWT
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祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
56 分: いつから明朝体の「無」は、真ん中の横画が長くなってしまったんだろう?:3 気になるので文部庁文化部国語課刊行の『明朝体活字字形一覧』(小宮山博史 他)で調べてびっくり。 金属活字は、下横画が長いほうが多いケロ! pic.twitter.com/zlQT7YO7ML
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永田灌櫻 @KAN_OH
@sobsin おそらく、1958年に文部省が出した学年別漢字配当表の字形が、真ん中の長いものだったことがその後のトレンドを決定づけています。それ以前の活字は古いものほど下が長いことが多いのです。書道史的には真ん中が長い書き方はほぼあり得ないです。
永田灌櫻 @KAN_OH
@sobsin 学年別漢字配当表は、字系の一例として示されているはずのものです。しかし現在に至るまで、小学校の教員の中には 止め はね 払い や、線の長さの関係がこれと違う書き方を認めないというスタンスの人が多いので、世の中の様々な文字がほとんど配当表に拘束されてしまっています。
祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
いつから明朝体の「無」は、真ん中の横画が長くなってしまったんだろう?:4 落ち着かないので写植も調べる。でもなかなか「無」の字が見つからない。 初期石井明朝は、気持ち下・横画のほうが長めに感じる?(モリサワは後期A1写植) pic.twitter.com/KYnT1DuRl6
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藤田重信 @Tsukushi55
@sobsin 確かに確かに長いです。 「何」の縦画ハネ、あー、石井の中の石井だ。短めの可憐で外コーナーの丸味。もう見つめたままで時間だけがたっていく。
祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
いつから明朝体の「無」は、真ん中の横画が長くなってしまったんだろう?:おまけ DTPフォント・別書体「無」も並べてみたよ。今、ほぼ全てのゴシック・明朝は真ん中が長い「無」になってる。 文字が不自由になってきてて悲しいケロ。 pic.twitter.com/W43R7s2FTq
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祖父江 慎(そぶえ しん) @sobsin
@Tsukushi55 筑紫アンティーク明朝、期待が高まります! フォントワークスさんすごい!
永田灌櫻 @KAN_OH
【訂正】 字系の一例 ↓ 字形の一例
永田灌櫻 @KAN_OH
学年別漢字配当表の中に「書道史的にヘンテコな字形」が混入してしまったことで、何百年かけて洗練されてきた美しい文字が捻じ曲げられてしまったことは、書家として残念でならない。
永田灌櫻 @KAN_OH
結果重視の教育は、書字文化の中にも沢山の悪影響をもたらした。小学校の漢字テストは、学年別漢字配当表と同じ形である事ばかりを気にして、止めはね払いが同じでなければダメという方法が取られることが多かった。(文科省はそうでないと通達しているが実際の現場はそうだった。)
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コメント

ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long 2018年11月28日
ここ迄見て来て、二画目の"一(横棒)"の長い、"鼓形"字形がないのも気になりますね。文字の形は成り立ちや外見等、様々な分類が出来ますから(当方"鼓形"派)。