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国語読解問題の設問についての断章

新刊の内容を考えながらのメモ的ツイート。
人文 長文読解 教育 入試 国語
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福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
国語読解問題というのは、ほんとに、「――部」を問うばかりで首をかしげる。傍線なんてどこにもつけずに、「この物語における主人公の心情の変化について、200字で説明せよ」とか、「この文章の主張を300字以内で過不足なくまとめよ」とか、そういう読解を出せばいいんだよ、本当は。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
客観的な採点がしづらいというのも、採点に時間・人員がかかりすぎるというのも、受験生の成績に細かな差がつきづらいというのも、わかるんだけどね。でもね。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
でも結局は採点者の能力しだいなんじゃないかな。300字なら300字の文章を客観的に採点できる能力をもった採点者(教師)を一定数集めることができれば、可能だと思うんだがね。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
「どういうことか」「どう違うか」「なぜか」はポピュラー設問のトップ3であり、これまでもずっと強調してきた。しかし、一見そこから漏れるように見える設問が、多々ある。その、数多ある設問を、トップ20くらいまで広げてリストアップし、それぞれに対してどの武器を取り出せばよいかを明示する。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
――ということをしてみようかと思っているわけだが。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
MECEにはならないと思うが、トップ20を見ることで、子どもたちもさすがに類推できるようになるのではないか。うーん、この問いは、14番のパターンに近いかも。とか。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
そうでもないけど。RT @kakashi_sax: 逆に言えば、傍線部を問う問題は文章の内容をまとめる問題でなく、問題作成者が目をつけた部分についての理解を示せば良いのだということ。だから文章より設問が大切。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
――部を問う設問がすべて「部分」を問うものであるとは言えない。たとえば――部が1つの具体例だけに引かれていても、「この例は何のために挙げたのか」と問えば、それは結局、文章の主張(全体)を問うていることになる。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
あ、それはもちろん。 RT @kakashi_sax: @FukushimaKokugo 文章理解は勿論大切だと思うのですが、どんな答えを求められてるか、を類推するのがスムーズだとも思うのです
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
承前)だから、傍線を引いて問うだけでも、実は主張を問える。しかし、出題者がいったいどこまで認識しているかが問題だ。「問2、問3、問4、問5は部分を問い、それを整理することをとおして、全体を問うた問6、問7に答えられるようにする」といった問題構成への意識が、あるのかどうか。だ。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
話は変わるが、読解の多くは抽象化設問だ。私の実感では8割だ。しかし本当に国語力を試せるのは、具体化なんだよな。「この文章に挙げられていない具体例を挙げながら、筆者の主張を説明せよ」。これに答えるには、抽象化ができているのは当然で、そのうえで自ら具体化することが求められる。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
ただしこれまた、答案が多様になるから、能力の高い採点者が採点しないと、優れた正解がバツになるなんてことも起こりうる。まあ抽象化問題が多いのは主張・主題を問うているわけだからけっこうなことではあるが、その裏にある「答えが一様になり採点しやすい」という点に目を向けると、ちょっと苦笑。
福嶋隆史/著書60万部超/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
というような、「理想的な読解問題のあり方」を本にする価値もあろうとは思うが、いま書いているのは、「目の前にある現実の読解問題をいかに乗り越えるか」だから、ため息が漏れるのであった。
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