萩尾望都講演「たましいの創造性」に関するツイートまとめ
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萩尾先生のシンポジウム終了しました。『残酷な神が支配する』をメインに『バルバラ異界』少し、という配分で心理学的・占い的視点を交えていろいろ。他のパネリストの方々のお話を前のめりで聞かれる萩尾先生が可愛いらしい。そして村田順子先生が関係者席にいらしてました。
2014-07-13 17:29:00萩尾望都さんがゲストで登壇された京都文教大学のシンポジウムに参加した。シンポジスト・コーディネーターは鏡リュウジさんと、文教大臨床心理学部の濱野清志教授。テーマは「たましいの創造性」。kbu.ac.jp/kbu/special/pd…
2014-07-13 23:52:46議論の中心になった作品は「残酷な神が支配する」。前日に全巻再読された臨床心理学の専門家濱野先生が作品の大枠を紹介。専門家として登場人物の心の闇を理解し、客観的に解釈しながら話を進めて下さったからか、核心に迫る話が伺えた。なのに空席あり。東京が普通じゃないのかなー。
2014-07-14 00:00:27連載が始まる前からあのテーマで描きたいと思っていた。しかしためらいもあって自分の中で眠っていた。描き始めたら吐き出す感じ。9年もかかったけど。
2014-07-14 00:02:00「グレッグのセリフを書くのは苦行と思いきや、快感だった(!)。グレッグはジェレミーに罪悪感を感じさせる。一種の洗脳。」グレッグにはモデルがいた。萩尾さんは、それまでに自分がされた嫌な事、言われた嫌な言葉を思い出しながら描いた。「自分がされたことをやり返すのが気持ちよかった(笑)」
2014-07-14 00:06:44「一度吐き出したら、グレッグも一人の人間なのだと思うようになった。」そこからお母さまの話に。葛藤はあったけれども、ある時、一人の人間だと思えるようになった。「その後、大人の話が描けるようになりました」それまでは、子どもの立場からの話しか描けなかった。
2014-07-14 00:10:17グレッグの洗脳話(サイコパス)を受けて、鏡さん「詐欺師は、詐欺にひっかかる人を見分けられる。」(洗脳は、関係性の問題。ある意味共犯…?)「グレッグのような人は、その能力を良い方に活かしたら、良い臨床心理士になれるかもしれない。」(←濱野さん発言?)
2014-07-14 00:16:24萩尾さん曰く『残酷な神…』は2年で終わる予定だった。ところが2年経っても終わる気配がなく編集部に「4年で終わります」→9年かかった。濱野さん「緻密で骨組みがしっかりしている。しかし2年が9年に。萩尾さんの物語の作り方は、フタが閉じられてる容器の中で自由に組み立てていく感じ?」
2014-07-14 00:27:28(前Tw、「フタが…」は錬金術に例えて。) 萩尾さん「物語の構成を、破たんなく緻密に組み立てるのは得意だと思っている。逆に予定調和になりそうなところを、登場人物に暴れさせる。予期せぬことを起こさせる。」「枠組みは見せないようにする」←これを新幹線に例えて(続)
2014-07-14 00:30:44「東京を出て、名古屋を通って、新大阪に来るのは決まってるけど、その間の風景、情景を多彩に。合間に冒険させる。」というようなことを仰っていたような。濱野さん「情景が浮かぶんですか?」萩尾さん「浮かびます。描きたい情景が浮かぶのはとても嬉しい。『もっといいシーンが浮かばないかなー?』
2014-07-14 00:33:06と思ったら、若い頃は星が降るように降りてきた。今はそこまで降りてこなくてこれが老化かと…みなさん、若い時にたくさん仕事をして下さいね。」
2014-07-14 00:34:49予定調和の話から。「朝ドラ見ないんだけど、あまちゃんには嵌りました。あまちゃん見るために起きなきゃ!と思ったり。」(←嬉しい!)「それで、どーしてあまちゃんは面白いんだろうって分析してしまいました。そして気づいたんです。」
2014-07-14 00:37:54「あまちゃんには挨拶のシーンがない!普通の朝ドラは、挨拶のシーンがいつもあるんですね。」(そして萩尾さんの一人芝居始まる。落語みたいな。結構長かった。)「…で、お茶入れたりするんだけど、あまちゃんはお茶入れるシーンがないんです。」「で、登場人物はお茶どうしてるのかと思ったら…」
2014-07-14 00:41:11「自分でいれてるんです(力説)」 (も一度見直そうっと) どなたか「そういえば今の朝ドラも『ごきげんよう』から始まってますね…」 (←全員笑ってごまかす) 京都ご出身の鏡さん「京都はその最たるものかもしれない。会話の中身が挨拶。言外に多くの意味が含まれますが…」
2014-07-14 00:45:47濱野先生による、イアンの星が心に入ってくるシーンについて。それまでイアンはジェルミを快復させようともがいていたが、その瞬間意識の次元が切り替わった。「自我の力で動かすことの誤りに気付く。自分もジェルミも、星の一部という感覚になった。」萩尾さん(?)「最後は任せるしかない。」
2014-07-14 00:51:28ジェルミがサンドラのお墓に行った場面について。萩尾さん「サンドラがジェルミを抱きしめるシーンが浮かんでしょうがなかった。理屈ではわからないけれど、描かずにいられなかった。」そういう理屈を超えたシーンが、後に物語の中で繋がって「そういう意味だったのか」と気づかされることがある。
2014-07-14 00:58:15頭では理解できないけれど後々繋がる…の話から。萩尾さんは、とある火山学者さんから「火山は予測できるが地震予報は不可能。むしろ、芸術家の方が予測が早いのではないか」という話を伺ったとか。野田さんの「南へ」の上演時の話も紹介されました。
2014-07-14 01:06:40「南へ」といえば、私は再開後に2度観に行った。1回目の観劇時、少し心配で(&電車止まってたどり着けなくなる可能性もあるので)早く行って開場後まもなく劇場に入ったら勘三郎さんが好江さんと観にいらしてて、開演までの30分近く、ずっと客席に座っておられたことを思い出した。
2014-07-14 01:16:30まだまだあるけどこれだけは。読書好きな萩尾さんが最近好きなのはSF作家のビジョルドさん。マイルズ君という少年がお気に入り。 「時の旅人クレア」シリーズもおもしろいそうです。
2014-07-14 01:20:55昨晩は、鏡リュウジ氏のシンポジウムで京都へ、萩尾望都先生と一緒に京料理を食べました〜*\(^o^)/*。 pic.twitter.com/1B48POnIVQ
2014-07-14 11:40:45昨日は萩尾望都と鏡リュージの講演に行ってきた。望都先生は最近、悪について考えているらしく。今後の作品が楽しみ。あと望都先生がやたらと臨死体験を聞きたがるのがおかしかった。それから望都先生のおすすめ本はハーレクインロマンス『時の旅人クレア』。
2014-07-14 12:43:08二泊三日の京都旅行avec萩尾先生も終了〜。志村洋子さん、ショージさん、鏡リュウジさん、村田順子さん小松左京さんの息子さん御一家、ありがとうございました!写真は東寺の蓮 instagram.com/p/qbQsGhqfVf/
2014-07-14 18:10:54「たましいの創造性」萩尾望都 凄くよかった講話だったけど凄く残念な事も有りました。気持ちが整理出来て来たので明日には感想など投稿します。 一時代を築き少女漫画に革命をおこした旗手の一人ですが、時代的限界と政事 に対するアプローチには世代的な限界を感じたです。
2014-07-16 20:52:27「たましいの創造性」萩尾望都 「漫画理論その音楽性」 今回の公演で最も感動したのは、漫画の構造について萩尾先生が「台詞は絵の流れが有って生きてくるのです。それは音楽を演奏するみたいに」という部分です。私も漫画を研究して近い結論に達してましたが、流石の的確な表現でした。
2014-07-17 21:15:34