『戦略的投票』の先…「勝てない選挙」に候補者を立てる、大きな意味

前回の『日本共産党はなぜ「勝てない」選挙にまで立候補するのか―滋賀県知事選から考えた』の続編的なまとめです。
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片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

▼「戦略的投票」と最近よく言われます。 ▽A党―反動的な政権党 ▽B党―それに正面から対決しているが少数野党 ▽C党―政権党に対決する議席を持つが批判の足場を持たない党 という3つの政党があったとして、(続く)

2014-07-17 23:52:18
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)「B党」の政策に一番期待が持てるが、当選する見込みがないために「C党」に投票する、という具合の考え方を「戦略的投票」と言うそうです。(これ自体小選挙区制度による弊害そのものだと思いますが…)(続く)

2014-07-17 23:52:19
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)▼この間の投稿とそれにかかわるツイッターでの討論で思ったことがあります。 ここでいう「B党」のポジションが、重要な役割を果たすのだという事です。 滋賀県知事選挙では、ここでいう「C党」のポジションの三日月氏が当選しました。(続く)

2014-07-17 23:52:19
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)三日月氏ははじめ、「原発に依存しないエネルギーを」「リニア新駅は必要」と言っていました。しかし、「B党」のポジションである共産党推薦の坪田候補の論戦で、最終盤には「再稼働反対」と明確に言うようになり、リニアは「県民の判断次第」主張が変化したそうです。(続く)

2014-07-17 23:52:20
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)「非自公の候補を当選させるためには、共産党は立候補をするべきではない」と良く言われます。 が、「A党」「C党」の二大政党だけの選挙ではなく、「B党」が選挙に出ることの意味を新たに感じました。「戦略的投票」ももっと進化させることができると思うのです。(続く)

2014-07-17 23:52:21
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)▼実際にはこういうことです→戦略的投票の考え方で、 (1)「A党」を倒すのが最優先課題 (2)「B党」は当選圏に遠く投票するに至らない (3)そうはいっても「C党」にもちゃんと「A党」と対決してもらいたい という人がいるとします。(続く)

2014-07-17 23:52:22
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)そういう方は、ぜひ「C党」やその候補に対して、「集団的自衛権に反対をしてほしい。さもないと『B党』に投票するぞ」「原発再稼働反対を貫いてほしい。さもないと(以下略)…」などとアピールしてほしいのです。(続く)

2014-07-17 23:52:23
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)おそらく、C党にとってはそうとうこたえる行動であり、今回の三日月氏のようにC党に政策を変えさせる有効な手立てになるのではないかと思います。(続く)

2014-07-17 23:52:23
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)▼こう考えてみると、「二大政党しか出ない選挙」というのは、実はその二党にしてみたら、ずいぶん楽な選挙になるのではないでしょうか。「B党」が出ることによって、有権者の選択肢が(投票先が増えるだけではなくて)大きく広がることになると思います。(続く)

2014-07-17 23:52:24
片柳すすむ(神奈川10区から衆院に挑戦) @kurashi_mamoru

(続き)「どうせ当選できないのだから立候補するな」式の議論は、こうした選択の幅、民主主義の幅を切り縮めるものではないでしょうか。 うまいこと「B党」を活用した『戦略的投票』をしてもらえたら、と思います。 私は「B党」そのものを大きくする立場でがんばりますが。 (おわり)

2014-07-17 23:52:25