冲方丁さん、自作の2次創作“全面解禁”を提案。 黙認と放置の通例に一石
- gologoro13
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<引用>
冲方さんは自身の作品について、
- (1)2次創作の全面解禁、
- (2)メディアミックスは2次創作の延長ではなく独立した1次作品として明確化、
- (3)2次創作者によるファングループを作り、優先的に作品に関する情報を提供する、
- (4)著作者とファンがともに違法作品抑制に取り組む環境の整備
――の実現を目指すという。
2次創作については許諾する作品を限定した上で公表し、「元作品名と、その2次創作であることを作品や冊子の冒頭に明記すること」を条件とすることで''契約書などの実務作業をなくし、満たすものは自動的に許諾。それ以外全て海賊版とみなす形をとる。
- 著作者への対価は「1次創作作品のソースの拡散」とする。
加えて、
- (1)製作・販売・配布・上映等に伴う責任は、全て2次創作者が負う、
- (2)2次創作作品の著作権は、2次創作者に帰属し、そのいかなる利益も許諾する――
の2点も設定。利益や評価を得ることだけでなく、出版社などが主催する新人賞の応募なども可能な範囲に含まれる。
ファンとの距離を縮めるため、2次創作者によるファングループを作り、登録者に作品に関するリリースや設定、資料集を共有。著作者としてファン活動を把握するとともに、何かトラブルが起きた際にすぐに対応できるようにしたいという。
<中略>
冲方さんによれば、2次創作は「長らく黙認と放置が業界の通例であり続け、慣習的に許可された期間が長く続けば続くほど、まさかここまで関わる人間が増えるとは思わなかったという無責任を絵に描いたような状態」。メディアミックスの隆盛とネットの普及、コンテンツのデジタル化が進み、さらに電子書籍などの“黒船”の上陸は、出版社などで後回しにされてきた公正な契約が求められるようになった。
狙いは、これまで「グレーゾーン」と呼ばれてきた、「契約の不在」による著作者・利用者のご都合主義ではないあり方の模索だ。2次創作全面解禁の意図について、冲方さんは「2次創作を黙認しているのは宣伝になるから」「2次創作は人材育成に必要だから」など「しばしば語られるエクスキューズを、思い切り公的なものにすることで、さらに公的にいろいろとできるようにするのが目的」と説明している。
<引用終わり>
これは画期的な動きかもしれない。今後TPPによって著作権法違反が非親告罪化することに対する対策にもなりそう。赤松先生の同人マークもそうだが、今後こういう動きがクリエイター主導で活発になってくれると嬉しい。 / “冲方丁さん、自作の…” htn.to/V2JCh
2014-07-18 10:26:31これは将来的にコミケは冲方氏の薄い本だらけになる可能性が?(極論) 冲方丁さん、自作の2次創作“全面解禁”を提案 「グレーゾーン」ではないあり方の模索- 最新ニュース|MSN トピックス on-msn.com/1nzEwSF
2014-07-18 10:10:46冲方丁先生の二次創作全面解禁すごいな、ずいぶん前に永野護先生が似たような事をインタビューで答えていたけど、これはすごいことですよ
2014-07-18 09:29:52"冲方丁さん、自作の2次創作“全面解禁”を提案 「グレーゾーン」ではないあり方の模索 - ITmedia ニュース" 以前、氏の短編を無断でコミカライズした作品が漫画新人賞とって後に取り消されちゃった事なかったっけ? feedly.com/e/o2eVIAUY
2014-07-18 09:10:09『マルドゥック・フラグメンツ』内収録短編と、ある漫画賞受賞作品との間で生じた問題につきましてコメントいたします。
※主文※
関係者からご連絡をいただき、すでに賞を運営されている編集部と、描き手の方、双方より、謝罪文を公表する意志を示していただいております。
そもそも、攻撃的な悪意があっての行いではなく、先方の迅速な対応があったことから、その後の早川サイドと先方との話し合いが穏便に進む限り、僕から何かを申し立てる、というようなことはありません。
また、インターネット上で非難されるなど、すでに編集部および描き手の両サイドが、いわゆる「社会的警告」を十分に受けているとのことです。
よって、今後は一件がスムーズに収束し、むやみと尾ひれがつかぬこと、関係者全員の成長の機会となれることを切に望みます。
また、僕自身も今回の一件を、より良い作品作り・業界作りのためのヒントの一つとして受け止めたいと思います。
冲方丁さんの話、ストンと納得できるし今後の二次創作を考えると良い体系かと思う。七つの大罪もだけど、今まさに変化の起点なのかもしれないわね。
2014-07-18 09:11:19冲方丁さん、自作の2次創作“全面解禁”を提案 「グレーゾーン」ではないあり方の模索 - ITmedia ニュース itmedia.co.jp/news/articles/… なるほど、二次的創作物の権利許諾やらの部分を二次著作者にポーンか
2014-07-18 08:39:24冲方丁さん、自作の2次創作“全面解禁”を提案 「グレーゾーン」ではないあり方の模索 - ITmedia ニュース itmedia.co.jp/news/articles/… 著作権法28条あたりは、そろそろ改変しないと使い物にならんぜ。
2014-07-18 09:15:08「著作権法27・28条に照らした許諾を明文化するのが、いちばんいい。なぜならそれが実務的であるから」 / “はてなブックマーク - 冲方丁さん、自作の2次創作“全面解禁”を提案 「グレーゾーン」ではないあり方の模索 - ITmed…” htn.to/mgMsxE
2014-07-18 08:18:42著作権法 第二十八条
二次的著作物の原著作物の著作者は、当該二次的著作物の利用に関し、この款に規定する権利で当該二次的著作物の著作者が有するものと同一の種類の権利を専有する。
----<引用>----
要するに「複製権」というのは他人に対して「勝手に複製するな」と言える権利なんですね。「自分が自由に複製してよい権利」ではないのです。
冲方丁さん、自作の2次創作“全面解禁”を提案 「グレーゾーン」ではないあり方の模索 - ITmedia ニュース itmedia.co.jp/news/articles/… 制限ではなく、二次創作作者の責任も含めた境界の「明確化」というのが素晴らしい
2014-07-18 08:31:35冲方丁さんの自作二次創作全面解禁提案読んだ。ほぼ理解、納得できるんだけどメディアミックスは一次創作とするって考え方がわからない。一次創作ということにしようねって話なんだろうけどそもそも原著作物が複数ある状況ってどういうことだろう。
2014-07-18 08:40:55【②について:メディアミックスは一次創作】
また、メディアミックスを二次創作の延長とみなす考え方をやめる必要があります。
契約を交わし、原作使用料という正当な対価を支払っている限り、それらは独立した一次作品なのです。
一次作品であるのだから、メディアミックスのさらなるスピンアウトといった作品づくりを用意にするための交通整理をしっかりやる。
ちなみに原作よりメディアミックスやスピンアウトの方が名が残ることはしばしばあります。古くはロバート・ブロックの小説の例があり、彼の名は驚くほど日本で知られていませんが、ヒッチコックに原作を提供した人です。
原作とあれやこれやが違うにもかかわらず話題になって非常に悔しい、というなら頑張るしかない。そういう態度でいいのではないでしょうか。そうでないと、訳のわからないブレーキがかかって途方もない労力が無駄に消えていくばかりです。
むろん原作重視のメディアミックスの場合、原作者が書いたにもかかわらず原作と違うといって脚本を突っ返される場合もあります。この場合、原作者は原作者ではなく、脚本家として企画に参加している一個人に過ぎないのです。
冲方丁さん、自作の2次創作“全面解禁”を提案 「グレーゾーン」ではないあり方の模索 - ITmedia ニュース itmedia.co.jp/news/articles/… 冲方さんは流石に思い切った事するなぁ~…(^^;)
2014-07-18 08:07:40昨日、携帯で冲方(うぶかた)って変換できなかったのに、小保方(おぼかた)は一発で出てきて、色々闇に墜ちた。
2014-07-18 08:46:25提案の経緯、詳細は冲方丁さんのブログで