【家庭医漢方】

守屋章成 @StrollingFamDoc

私のこの先数年の目標は「家庭医業界における漢方と鍼灸と予防接種のエバンジェリスト」です．（もう1つ大きいのがあるけどそれはヒ・ミ・ツ♪）　というわけで家庭医診療における素人ニセモノ漢方をしばらくつぶやいてみる試み．#famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】何からつぶやこうかな…えと，私は漢方を独学しかしていませんので，ニセモノです．家庭医診療で使えそうな範囲でしかやっていません．使用経験のある方剤もたぶんせいぜい40-50種類ぐらい…．だからスルーしたい人はスルーをお願いします．#famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】「漢方なんて必要なのか？」の問いから．一般論としての「必要か？」という問いには何とも答えられないが，「私の診療には必要だ」と言える．なぜなら漢方でないと治せない/漢方の方がより改善する症状・病態が確かにあるから．特に家庭医診療では． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】「エビデンスがない薬なんか信用できるか？」という問い．ではあなたが日常処方している薬でエビデンスが確かな薬は全体の何%ある？風邪にPL顆粒や腰痛に湿布は確かなエビデンスがあるというのか？よってエビデンスの有無で批判するのはナンセンス． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】経験的に（患者＆医師の双方にとって）症状改善効果がある薬剤で，副作用に十分留意するならば，医師としての責任の下にそれを処方することに何ら批判を受ける筋合いはない．ただし，十分な知識が必要なことは言うまでもない． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】すいません，ランチの時間なんでいきなり落ちます．(^^ゞ　また後ほど…． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】漢方の総論や漢方理論（証とか寒とか五臓とか四診とか）について語りたいことは山ほどあるけど，それのみから入ると飽きるので，方剤各論と行ったり来たりしながら．でも最低限の用語解説だけしばらく． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】[生薬]…漢方薬には「桂枝」とか「麻黄」とか「甘草」などの名前の付いた薬が含まれている．全てが天然物，化学合成物はない．多くは植物の根・葉・身・種など．石灰石や硝石などの鉱物，虫や動物の一部・化石などもあり． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】[方剤]…それら生薬を一定の配合比率で組み合わせてパッケージにしたものが方剤．すなわち漢方薬とは全て合剤なのである．1つ1つの生薬に複数の薬効成分が含まれるので，方剤全体では数～数10以上の薬効成分が． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】なぜそんなややこしい合剤を作ってきたのか？→複数薬効による複数症状の改善，相乗効果による薬効増強，相殺効果による副作用軽減，などを指向して数百～数千年かけて経験（トライ＆エラー）を積み重ねて作り上げられてきた． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】[証]…よく「漢方は証ってのが分かんないから手を出せないよ」と忌避されがち．証とは西洋医学的に言えば「診断」であり，「病態分類」である．冷えている状態を「寒証」，五臓の腎の働きが低下している状態を「腎虚証」と呼び…（※続く） #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】（[証]続き）…そうした「病態分類」のステップを経て最終的に「この患者には八味地黄丸という方剤がふさわしい」と判断したとき，それが「八味地黄丸証」となる．このように証という用語は病態分類と最終診断の両方の意味で使い分けられる． #famdoc_kampo

守屋章成 @StrollingFamDoc

【家庭医漢方】実は「証」がこれら2通りの意味で用いられるということを明示的に解説してある教科書が見当たらない（私が20冊ほど目を通した範囲では）．この時点でいきなり初学者を混乱に陥れるのである．漢方の教科書ってどうしてあんな分かりづらいんだろう． #famdoc_kampo