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【絶対音感】学術たんによる音楽の講義まとめ【音響物理学】

絶対音感たん (@APbot_) による「絶対音感所有者の音楽の知覚」についての解説と,音響物理学たん (@soundofphysics) による「音程の物理的な側面」についての解説をまとめました。
物理 平均律 音楽 純正律 音律 学術たん 音響物理学 絶対音感
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きそしんくん @kisopsy_kun
絶対音感と相対音感では,同じ音楽を聴いていても違った方略で符号化する,という話をどこかで聞いたような。絶対音感の人は譜面をイメージする傾向がある,とか。うろ覚えだけど… 絶対音感たん (@APbot_) のほうが詳しいかな?
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
超真面目な連続ツイートするわよ。 いつも言っているようなことを学術的に言い直しているだけだから、興味がある方だけ追っていってね。
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
.@kisopsy_kun AP所有者は音を即座かつ無意識的に音名(ドレミ)に変換して捉えるという説があります。
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
.@kisopsy_kun 音高とシラブルが不一致の歌声を提示し、即座にどちらかの刺激だけを再現させる実験が行われています。AP所有者は逆ストループ効果も示し、音高にも言語的処理が行われていると結論づけています[1]。
きそしんくん @kisopsy_kun
@APbot_ 【補足】インクの色と文字が一致しないときに,インクの色名だけを答えるとき(ストループ効果)と文字だけを読むとき(逆ストループ効果)にはエラーや遅延が増加する現象が知られていて,同じことを音階と音韻でやってみたって話だよ!pic.twitter.com/11n0QchyNe
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絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
.@kisopsy_kun 相対音感との符号化の違いを比較した実験としては、音高判定の記憶をワーキングメモリを超えて保持できるか、というものがあります[2]。論文中では「AP所有者は音高を言語として捉えているので、長期記憶を利用できる点で有利」という考察をしています。
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
.@kisopsy_kun 相対音感所有者の符号化そのものについては良い文献が見当たりませんでした。 私は純粋に相対音感に頼った音高判定の世界を知りませんが、私見としては「音を音のまま捉えている」ということかと思っています。雑で非科学的な言い方ですけどね。
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
@kisopsy_kun [1] Arao, H. et al. (2002). Auditory Stroop interference induced by sung syllables. Technical report of IEICE, 102(533), 1-6.
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
@kisopsy_kun [2] 宮崎 史穂 (2012) ワーキングメモリモデルに基づく絶対音感保持者におけるピッチ情報処理の研究 早稲田大学文学研究科 心理学コース 博士論文
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
慣れないことをしたから脳みそが悲鳴を上げました。
きそしんくん @kisopsy_kun
@APbot_ ありがとう,すごく勉強になったよ!実は僕は相対音感を訓練により持ってて,階名でメロディやベースラインを覚えたりすることが多いんだけど,複雑な調性の音楽だとすっごく難しい…。絶対音感の人は,そういう制約なしに言語を用いた符号化がしやすいのかな!
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
@kisopsy_kun 無調場合の聴音に有利だとはされていますね。不利な点は相対音感が弱いと移調が苦手になるというところでしょうか。
きそしんくん @kisopsy_kun
@APbot_ そっか!移調する場合にはどのみち相対音感が必要なんだね。絶対音感の人って,訓練すれば音名と階名を区別できるの?
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
@kisopsy_kun 区別、難しい言葉ですね。 私は良く聞き込んだ曲ならイ短調に移調して歌えば音名→階名となるという方法を取れます。 ただ、元の曲をいきなり移動ドで歌うのは非常に困難です。色々足かせになってます。
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
@kisopsy_kun あ、言葉抜けてましたね、ハ長調/イ短調です。今頭の中でサンプルに使った曲が短調でしたもので。
きそしんくん @kisopsy_kun
@APbot_ なるほど!そういう制約もあるんだね。すごく面白い!
音響物理学たん(音楽理論派) @soundofphysics
@APbot_ @kisopsy_kun 補足すると、そもそも音程と音階のルールについて整理しておく必要があるです。物理的な音程と音階の意味と人間が認知する音程と音階の意味の差として実験しないと有意な結果にならないような気がするわ。
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
@soundofphysics @kisopsy_kun ぬ?意味の差、ですか。余裕があればもっと詳しく伺いたいです。
音響物理学たん(音楽理論派) @soundofphysics
@APbot_ @kisopsy_kun あとで、「物理的な側面」の音程と音階について楽理を交えて連投するね。
きそしんくん @kisopsy_kun
@soundofphysics @APbot_ ふむふむ。純正律からずれた音階の場合でも,相対音感の人なら近い純正律の音に近似できるけど,絶対音感の人だと難しい,とか?
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
@kisopsy_kun @soundofphysics 絶対音感は音高の記憶なので、殆どの人がA4=440-442Hzの平均律に一番しっくりくる感覚です。私も御多分に漏れず直接純正律の音高を考えるのが難しいです。純正長三度なら「長三度-"何となく"15セントぐらい」で取ります。
音響物理学たん(音楽理論派) @soundofphysics
@kisopsy_kun @APbot_ そもそも、原理的には絶対音感は平均律以外では存在できないのよ。純正率や中全音律になったとたん、絶対音感の人たちにとっての「前提」が崩れ去るわ。
絶対音感たん(音楽心理学勉強中) @APbot_
【雑感】 もしかして: 高度な話は音響物理学たんに任せて、私はあるあるに専念した方が良い
音響物理学たん(音楽理論派) @soundofphysics
@APbot_ うちは絶対音感も相対音感も持ってないからむしろそっちのほうが興味あるね。あと、うちのはかなり独自研究入ってるし正規の音楽教育はほとんど受けてないのよ。なので、音楽的側面からフォローしてもらえるとうれしいわ。
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コメント

きそしんくん @kisopsy_kun 2014年7月20日
まとめを更新しました。
きそしんくん @kisopsy_kun 2014年7月21日
どこまでまとめれば良いのか分からなかったので,絶対音感たん (@APbot_) と音響物理学たん (@soundofphisics) の連続ツイートとそれに対する主要なリプライを見落としのない範囲でまとめましたが,誰でも編集可能にしたので,色々落ちているところを補ってください!
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