木村俊雄さん「過渡現象記録装置データの重要性について」

木村俊雄さん 講演「福島原発事故調査の不備と再稼働について」(5月 26日) から。 岡弘明さん @kawarunikawaran ツイキャス録画 http://twitcasting.tv/kawarunikawaran/movie/66667926
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seki_yo @seki_yo

私自身は 1983年の 3月に 東電学園高等部の 発変電コース火力原子力科というところを 卒業して、東電虎の穴みたいな ところですね、中学を 卒業して、そこで 電力一般、さらには 発変電の 専門知識を 勉強して、83年の 4月に 東京電力に 正式に 入社しました。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:25:54
seki_yo @seki_yo

2000年 11月に 自己都合で 退職するまで、一貫して 原子力部門の エンジニアとして 在籍した 経験を もつものです。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:27:38
seki_yo @seki_yo

東電時代の 私は 福島第一での トレーニング期間を 経て、新潟の 原子炉建設中 1号機での 試運転業務、そのあと 燃料管理業務、そして 福島第一原子力発電所に 転勤して、炉心設計管理業務ということで やってきました。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:31:16
seki_yo @seki_yo

燃料、炉心、そちらに 相当 長い間 携わってきた。 これらは どちらかというと 機械設計ではなくて、コスト的な 設計であり 管理です。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:33:46
seki_yo @seki_yo

先に 試運転担当業務のほうを 説明しますが、これは まだ 営業運転を 開始する 前の 建設中の プラントで、核燃料を 装荷した後に、実際に 核分裂させながら、段階的に 出力を 上げ、実際の プラントを 使って、(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:37:08
seki_yo @seki_yo

外部電源喪失や タービンの 外乱、発電機の 外乱などを、ほぼ 実際に 起こして、その時の プラントの 挙動が 設計通りであるかどうかを 確認する 業務です。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:40:08
seki_yo @seki_yo

設計通りというのは、ぼくたち 電力マンからすると、経産省大臣に 提出している 原子力設計許可申請書通りであるかを 確認するものです。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:41:59
seki_yo @seki_yo

それは 法的には、電気事業法の 使用前検査という 検査に 属し、一個一個の 項目に 合格した 後でなければ、営業運転は 開始できないと 位置づけられている。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:44:06
seki_yo @seki_yo

今回、福島第一で 実際に 地震で 原子炉が 自動停止し、その 自動停止中に 外部電源が 喪失したということで、まさに 試運転で ぼくたちが 経験したようなことが、実プラントで 起きたということです。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:46:47
seki_yo @seki_yo

これを 運転中の 異常な 過渡変化と、法的には 呼ばれています。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:50:43
seki_yo @seki_yo

次に 炉心設計管理業務ですが、これは 定期検査というのが 13ヶ月に 一度 行なわれます。 その時に 原子炉プラントを 停止して 燃料交換をします。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:52:50
seki_yo @seki_yo

例えば、福島第一の 1号機であれば 400体の 燃料が 炉心にあります。 おおむね その内の 四分の一を 新しいものに 交換します。(木村俊雄さん)

2014-07-23 21:55:10
seki_yo @seki_yo

そして 残りの 四分の三は、シャッフリングします。 まったく 違う 配置に 配置換えをする、それが 炉心設計です。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:14:27
seki_yo @seki_yo

もちろん 与えられた 運転期間中、燃料を 壊さずに 安定的に、安全に 運転できるかを そこまで チェックして、設計と 呼んでいます。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:16:25
seki_yo @seki_yo

その後、つくった 炉心配置をし、燃料交換して、実際に プラントを 起動し、また 核分裂させて、途中で デザイン通り 燃料が 核分裂しているかどうかを 実プラントを 見にいって、毎日 設計通り 運転されているかを 確認するというのが 管理業務のほうです。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:22:08
seki_yo @seki_yo

それを もってして、炉心業務で 管理という 呼び方をします。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:23:20
seki_yo @seki_yo

炉心設計管理業務の 中で その他に、実際に プラントを どういうふうに 起動していくか、例えば どういうふうに 核分裂させて 原子炉を 臨界に、クリティカルにするか、そして 出力運転まで どうやって もっていくかという 手順を 作っていました。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:26:14
seki_yo @seki_yo

それは いつも 同じではなくて、炉心によって ユニークに 手順を 作らなくてはいけない。 なぜかというと 炉心は それぞれ ユニークだからです。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:27:57
seki_yo @seki_yo

まちがってしまうと 燃料を 壊してしまう 可能性が 非常に 高いので、三次元炉心解析シミュレータを 駆使して、燃料を 壊さないように ゆっくり、要するに ペレットと 被覆管を、熱膨張を なじませながら 起動しないといけないと いうことが 要求されて、(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:37:21
seki_yo @seki_yo

その 手順書を 作っていました。 停止のときも まったく 同じです。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:38:27
seki_yo @seki_yo

やはり 停止の 手順も、炉心によって ユニークに 停止手順というものが 作られる。 なので オペレートするための 手順書づくりを していました。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:40:33
seki_yo @seki_yo

その他に 中性子線量計測の 校正作業というものが あります。 実際に 炉心のなかに 中性子を 計測する 装置があり、定期的に きちんと 計測されているかどうかを 校正、要するに 基準と 合っているかを 確認するという 作業がありました。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:43:38
seki_yo @seki_yo

それは 三次元炉心解析シミュレータに フィードバックされて、実計測に 合うように シミュレータを チューニングするという 仕事です。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:45:39
seki_yo @seki_yo

非常に わかりづらいですね。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:46:28
seki_yo @seki_yo

あと もう一つ 重要な 仕事が あります。 炉心、すなわち 核燃料のなかに どれくらいの 水が 流れ込んでいるか、その 計測が ほんとうに 正しいのか 確認しないといけない。(木村俊雄さん)

2014-07-23 22:48:55
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