最後の講義を終えました。関係者用の印刷の綺麗なジャンプを、生徒の人数分用意し、サインとイラスト、「これからもたくさんの漫画に出会ってください」ってコメントを裏表紙に描いて渡してきた。生徒のためなのか漫画界のためなのか分からんが、今の自分にできる精一杯のことをしてきた。
2010-11-16 17:21:37今夜このあと、ちょっとツイッターとかネットに対して感じてる、面白くも何ともない、もしかしたらナルシストめいても見えるようなツイートをすると思います。長いのを連投かも。このアイコンを見たら基本、スルーでお願いします。スルーされたとしても、言っておきたいことがあるのです。
2010-11-16 17:37:58「僕はあるとても特殊な病気を患っていて、漫画を描くことはもう辞めなさい、そもそもその身体で続けると、悪化の一途をたどる、と言われている」「ツイッター上などでここ最近、先輩作家との縁が広がり、お会いする機会などを頂いている」
2010-11-16 20:14:48多分、この二点からだと思うのですが、一部で僕は「病気をネタに同情を誘い、大御所作家に狙いを定め、なんらかの下心を持って近づこうとしているやつ」「先輩にこびを売る腰巾着」などと言われてるそうです。実際、そういうツイートを直接受けることもあります。
2010-11-16 20:16:10僕はネットのネガティブな面を真正面から受け止められるほどメンタルが強くない。でも一方で自分が世間でどう見られているのかは気になるので、仲の良い友人などから、自分がどんな見られ方をしているのか聞いてみることがある。ネットで流れてる話、業界内での噂話、など。
2010-11-16 20:19:57結果、どうしても言いたいことができた。僕は、同情されたいなんて、1ミリも思ってない。僕は、人に気を使われるのがものすごく苦手で、ホストとゲストの関係でいうなら、常にホストでいたい。たとえ飲食先や買い物先の店員、病院での医師や看護婦が相手でも同じ。
2010-11-16 20:22:36僕と接する人には、常に楽しんでいて欲しい。気を使われるくらいなら、僕はその場から消える。自分がお客で、お金を払っている立場でも、関係ない。そんな僕が現在、実家で暮らしていて、日常生活において両親の支えなしでは生きなれないことは、本当に屈辱。炊事、洗濯、掃除、一切できない。
2010-11-16 20:24:57親族以外と会う時は緊張のバイアスがかかるのでそれなりの対応はできるものの、基本、通院以外で外出することはなく、自宅にいる時はベッドの上か、アゴの下にガムのボトルを重ねて置いてPCに向かっているだけの生活。上半身の体重を自力で支えることがとても困難。
2010-11-16 20:29:09もし親が悲しまないのであれば、友人が悲しまないのであれば、倫理的に許されるならば、今すぐにでも死にたい。こんなに情けないことはない。「誰にも迷惑をかけずに生きる」、これが思春期を越えたあたりからの僕の唯一のモットーでした。
2010-11-16 20:31:53二十歳を越えそれなりの良識を身につけた以降の人生を振り返った中で、至らないことは多々あったと思うけれど、僕の存在を不快に感じることは、会ったことのある方なら、そうそうなかったはずだと思います。あったとしても、後日しっかりと謝っていたはずです。相手が覚えてないことを謝ることも多々。
2010-11-16 20:37:12話がそれましたね。自分でもわかんなくなってきた。まず「病気をネタに同情を誘う気持ちなんてサラサラないよ!」ってこと。けど「病気をネタに笑いをとりたい」って気持ちならある。そういうのが自虐ネタって感じで不快に思えたりするなら申し訳ない。そもそも笑いのセンスが足りないのだと思います。
2010-11-16 20:40:03加えて「なんらかの下心をもって大御所に狙いを定めてツイッターで近づき…」って見られているんだそうな件について。下心ってなんだ。お金?仕事?意味が分からん。「本人に会えるかもしれない」って可能性を下心というなら、それは正解。だって好きな作家さんに会えるものなら、会ってみたいよ。
2010-11-16 20:43:19僕は好きな作家さんには、その好きな気持ちを伝えたい。あなたの作品はこんなに僕に影響を与えたんだ、衝撃を受けたんだ、楽しませてくれたんだ、ってことを。単純に、感謝の気持ちを伝えずにはいられない性格なだけ。
2010-11-16 20:46:01HPを持ってる作家さんにはファンメールを送ったりしたことはある。井上雄彦センセには何度も送った。長田悠幸センセにはデビュー作の読み切りで衝撃を受けたんで、HPを発見した時に思わずメールした。もし英語が堪能なら、メールを送りたい映画監督は何人もいる。
2010-11-16 20:52:10こうした行為が、相手のご機嫌をとろうとしていると受け取る人がいることにびっくりしている。漫画で自分を楽しませてくれてる先輩方や後輩に、ツイッターでちょっとでも楽しんでもらえると嬉しいから、キャラを作ったりボケたりしてるだけなんに。
2010-11-16 20:56:37綺麗事にしか聞こえないだろうけれど、単純に、ちょっとでも、ほんのちょっとでもいいから、人の役に立ちたい。だから色々僕は動く。僕を通じて繋がった人たちは、かなりたくさんいるはず。
2010-11-16 20:59:57もしなんか下心があるんなら、こんな誰でも見られる公開羞恥プレイみたいな形で「石岡ショウエイといいます、先生の今回の話が……」なんてツイート送りませんよ! むしろツイートをきっかけにもっと他の人にもその漫画に触れて欲しいっていうただのファン心理だよ。
2010-11-16 21:02:37僕は自分のことを作家だと名乗ったりはするけど、心の内では常にただの一般人のままです。ずっと後輩の作家とかでも、素直に尊敬している。ジャンプの今の連載陣で言えば、堀越耕平君。だから先日会いに行ってしまった。
2010-11-16 21:04:46多分ここ最近、久保帯人センセ、尾崎南センセ、古屋兎丸センセ、新條まゆセンセといった方々に直接お会いできるようになったりしたせいで、「テメェごときがなんで会えてんだよ!」って怒りを覚えた人たちはいるんだろうなぁ、とは思います。それは、すみません。とてもありがたいことでした。
2010-11-16 21:08:35医師に「自分の人生に期待することはあきらめてください」と言われた僕にとって、間違いなく幸せなことで、自分でも会って頂けることが不思議でなりません。
2010-11-16 21:10:28でも、これからもまだまだお会いしたいし、会いたい作家さんもたくさんいらっしゃるし(先輩後輩問わず)、僕は今後もこういうスタンスでツイッターをやっていくと思います。漫画が好きなんです、だからそれを作る漫画家さんが大好きなんです。
2010-11-16 21:12:11本当に長々と書いてしまった・・・。何がいいたいのかさっぱりですね。こんな僕ですが、みなさんのTLを汚さないよう少しは意識しつつ、今後もツイートさして頂きます。
2010-11-16 21:14:08