ロジック×愛情→建設的議論、ロジック×否定的感情→論破？

よつ @coomix

この間のゼミ飲みでは、（恋）人との付き合い方について何人かの学生と先生と私で与太話をしていた。

よつ @coomix

先生の神発言「彼女を論破しにいく男はその段階で恋人失格だよ。だって愛がないもん。勝ちたいっていう気持ちだけでしょう」「論理的って聞くと皆カッコ良さそう、スゴい、ってなるけど、クールそうに見えて、実は案外ドロドロの欲望が根っこにあるんだよ」　原文ママではないと思うけど（すみません）

よつ @coomix

人に何かを言う時に、まずダメ出しして相手が怯んだところをたたみかける人と、いいところを褒めて、その後で直せるポイントを伝えるという人がいて、後者の最先端のような先生に大学の早い段階でお会いできたのは、私にとって大きかったと思う。

よつ @coomix

私は粗忽者で、突然ダメ出しされる機会に恵まれているのだけれども（そしてストレス耐性はない）、脊髄反射みたいにやり返すばかりが能じゃないだろうと思えるようになったのは、その先生のお陰かも知れない。

松代守弘（告知用） @matsushiromori

「彼女を論破しにいく男はその段階で恋人失格だよ。だって愛がないもん。勝ちたいっていう気持ちだけでしょう」か…（・谷・）彼女で、しかも男という限定だから、まぁ突っ込みいれるのもむなしいけど、こういうヘテロのエグミがあふれる言葉にふれると、雨の冷たさがよりいっそう身に沁みる…

よつ @coomix

@matsushiromori 性別によらず論破しようとしてくる相手が自分に対する敬意や愛情を持っている（と感じられる）か、というと、難しいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。学生の時はロジカルであることが最善みたいな風潮があるので、それのアンチと受け取りました。

よつ @coomix

@matsushiromori しつこくてすみません。先生は男性で、周りの学生は女子率高めでした。

松代守弘（告知用） @matsushiromori

@coomix あまりセクシャルマイノリティ的被害者意識を押し立ててもとは思う反面、論理的に相手を「攻撃」する行為を、限定無しに「愛情関係を破壊する行為」と仮定すること自体に、まず違和感を覚えてしまいました。両者は並立可能な概念だと思うのです。（続く）

松代守弘（告知用） @matsushiromori

@coomix でまぁ、関係性を「彼女と男」に、攻撃側を男性に限定しちゃうと、やっぱ「女性は非論理的」なる古臭い差別感情が立ち上がってくるのは避けられないのではないかなぁ～と、そんなこと考えます。戻りますが、論理と感情を対立的に捉えるところが、そもそも「人間の顔をしない論理」かと

よつ @coomix

@matsushiromori そうでしたか。私は割と、論理的思考と愛情や敬意の維持は両立できると考えてしまっていて、ここで対象化されているのが「論破」という行為だけみたいに受け取っていました。性別のことは、ごめんなさい、全く考えていなかったに等しいです。

よつ @coomix

@matsushiromori 思考や感情にはちゃんと流れがあって、その理由も多分あって、どっちが正しいとか間違ってるとかではないと思うんですけど、ロジックの姿をしていなければその正当性を認めないみたいな振る舞いの中に、「勝負」を挑んじゃう心性みたいなのを感じてしまうんですね。

よつ @coomix

@matsushiromori 「攻撃」の形を取ると、手段/出発点が感情だろうと理論だろうと、あんまり良くないよねえという印象です。感情を出発点に論破をしかけてくる人も、中にはいますし（というか、私の見解では殆どそう）、それが一番タチが悪いと個人的には感じています。

よつ @coomix

@matsushiromori すみません、話が長くて。ともあれ論理的/感情的というのを仮に両端としてその人の性質を表した場合、性差より個体差の方が大きいと思うし、また私自身が全然ロジカルでないので、女もロジカルだぜ！とは到底申し上げられないのです。誤解を招く表現で失礼しました。

松代守弘（告知用） @matsushiromori

@coomix 丁寧に返していただき、ありがとうございます。さておき、愛情関係のある相手を論破すること自体は、あまり問題にならないとは思います。ただ、論理的に揚げ足をとる行為となると、愛情関係があろうがなかろうが問題なので、それが「表現として溶け込んでいる」点は問題かもしれません

松代守弘（告知用） @matsushiromori

@coomix 性差については、まぁ意識しないよなぁとは思いつつ、あまりにも無自覚だと突っ込みいれたくなるのも人情という、いささかアンビバレントな感情もありますね。とりあえず、性別や異性、同性愛という枠組みを無視して考えると、相手に対する「否定的感情」に立脚しているか否かが鍵かと

松代守弘（告知用） @matsushiromori

@coomix 自分の場合は、カップルで同人活動やらイベント主催やらをしている人々が周囲にいるので、どっちかが相手を「論破する」光景ってのに違和感を覚えないというか、まぁがんばれよってぐらいなんですけど、共通の目的を持たない相手を「論破」しようとする「感情」となると、少々寒いです

よつ @coomix

@matsushiromori 共通の下地/目的がなければ本来論理的に戦うことなんて出来ないと思うんですよ。絶対必要な情報が欠けているのであればそれを指摘すればいいし、その上で更に議論を重ねればいいと思うんですが、感情から出発していると高確率で最初から誤解が織り込み済みというか。

よつ @coomix

@matsushiromori 「共通の目的」の存在がそもそも誤解だったりとか、あと「相手の共感を得る」ことや「自分の論理の正しさを立証する（材料に、相手の論理の弱点を論う）」ことが目的である場合とかに、悲劇は起こりやすいと思います。

よつ @coomix

@matsushiromori 特に後者は、何というかゼロサム的になりやすいので、「まあここはひとつナカとって」というのが困難になるケースが見受けられます。感情についても、例えば彼女と彼氏のどっちがより相手を思っているかとか、勝負や比較のしようのないことで挑んでしまったりとか。

よつ @coomix

@matsushiromori ああ、ようやく補完の糸口がつかめました…つまり「男女間の問題を解決しようとする時に、相手を『論破』しようとするのは、サムい。」ということでした。外に目的がある時は有効な手段ですけど、関係性について語るべき時に用いるべきではない、ということですかね。

よつ @coomix

@matsushiromori またナチュラルに「男女間の」とか言ってしまいました…人間関係における問題、と言い換えます。長々と失礼致しました。

松代守弘（告知用） @matsushiromori

@coomix いえいえ、お気になさらずに。あまり原理主義的なのは自分もどうかと思いますしｗともあれ、恋愛関係にある人々の問題を、相手を論破することで解決しようってのは、とても寒いですね。そのことを短く鋭く表現しようとすれば、今度は別の何かがこぼれてしまう…

松代守弘（告知用） @matsushiromori

@coomix 口語、文語を問わず、短く鋭い表現は力を持つのですが、そのためには「話者と受け手との間に共通の土台を想定し、前提条件を省略」しなければならないと思います。ただ、そうなると少数者は想定から外れるわけで、そこに誤解やらなんやらが発生する隙間が生じてしまいます。

松代守弘（告知用） @matsushiromori

@coomix でもまぁ、複雑なこの世で、様々な少数者にいちいち気を使ってばかりもいられないですね。これは自戒を込めて言語化しますけど、短く鋭く表現したときは、なんかをばっさり切ってるって自覚を持ちたいですね。こちらこそ、長々とお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

よつ @coomix

@matsushiromori はい。自分が何をどう選択して、どう振る舞ったか、自覚的でありたいですね。なるべく、いつでも。どうもありがとうございました。