論文「福島県における東日本大震災と福島第一原子力発電所事故後の妊娠・出生調査」の抜粋和訳および各種データ(2014.7.28作成)

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

.@uchida_kawasaki さんの「報道と論文の比較「ニュース : 新生児、原発事故影響ない　福島県立医大が調査結果」by マキノさん」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/699107

Priamal Fear @PriamalFear

本邦における先天異常モニタリングによる先天異常発生要因の分析とその対応に関する研究 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 成育疾患克服等次世代育成基盤研究 H22-次世代-指定-011 平成24(2012)年度 報告書 mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NI…

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@PriamalFear 福島県に関する調査は201219011A0001.pdf の10枚目(P.23)。 分担研究者は福島医大の同教授。 この報告書では、まだ暫定データまでしか報告されていない。(平成25年度はまだ非公開)

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@PriamalFear 福島県に関しては、もともと「心臓奇形」が多い傾向だったのか精査が必要。 fukushima-mimamori.jp/pregnant-surve… ・・・と、素人目に思う。

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@PriamalFear 全国先天異常モニタリング統計データ 2008-2011年 PDF　8枚目(P.21) mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/Do… pic.twitter.com/sJEm0SHlmB

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@PriamalFear 論文では、心室中隔欠損と心房中隔欠損を足して「心臓奇形」にしているようだ。

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@PriamalFear ふーーん。県民健康調査アンケートでは「心臓奇形」として調査しているのか。 PDF P.10 fukushima-mimamori.jp/pregnant-surve… 厚労省の調査ではもっと細かいことがわかった。 pic.twitter.com/eqClxJ5R07

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「パーソナルデータの利活用に関する制度改正大綱」に対する意見募集について（終了しました） kantei.go.jp/jp/singi/it2/i… これで心置きなく同意なしでも個人データ使い放題に！？

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妊婦における医療用医薬品の安全性に関するエビデンスの構築のための薬剤疫学研究の基盤整備および実践 (厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究) 平成24(2012)年度報告書 mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NI…

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Pregnancy and Birth Survey After the Great East Japan Earthquake and FDNPP Accident in #Fukushima Prefecture jstage.jst.go.jp/article/fms/ad…

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福島県での妊娠・出産調査についての論文を読んでるんだけど、これ、要するに、医療データを取りまとめたものでなくて、母親アンケート？母子手帳には、診断など記入してあるとか？そして、県内を6地域に分けてあるけど、妊娠中と事故当時にその地域に居住していたと仮定してある？

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

まあ、とりあえず読んでみる。

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ああ、他の都道府県で母子手帳を交付されたけど福島県へ里帰り出産してた人も含まれてるのか。 アンケート用紙は、県民健康調査で使われたものと同じものらしい。 fukushima-mimamori.jp/pregnant-surve…

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2010年8月1日〜2011年7月31日に福島県で母子手帳を交付された15,972人の女性にこのアンケート用紙fukushima-mimamori.jp/pregnant-surve…　が送付され、9,298人（58.2％）が回答した。無効回答634件、人工中絶5件と自然流産57件を除く、8,602件を分析。

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その結果、死産が0.25％、早産が4.4％、低出生時体重が8.7％、先天性奇形が2.72％。 調査された先天性奇形は、白内障、心臓奇形、腎臓・尿路奇形、二分脊椎、小頭症、水頭症、口唇・口蓋裂、消化管閉鎖、鎖肛、多指・合指症。 jstage.jst.go.jp/article/fms/ad…

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母親の平均年齢は30.1±5.0で、相双と県南で低め。双子率は0.9％で、いわきと会津で高め。出産時の在胎期間は38.9±1.7週で、地域差なし。出生時体重平均値は3,013±418gで、いわきで低め。帝王切開率は21.2％で、県北で低め、県中で高め。

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無効回答634件は、無回答5件、対象者死亡1件、複数回答20件、不整合回答32件、2011年3月11日より前の出産460件、まだ妊娠中116件。調査票は2012年1月18日に送付開始され、最終的に全部で16,001通が送付。　@packraty

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表3：6地域別の回答者データ 死産　0.25％ 早産　4.4％ 低出生時体重　8.7％ 死産と早産には地域差なし。 低出生時体重は県北でかなり低く、いわきで高かった。 pic.twitter.com/CAM56qxjEY

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表2　回答者データ 母体年齢平均30.1±5.0（↓相双・県南） 双子0.9％（↑いわき・会津） 在胎期間平均38.9±1.7週、地域差なし。 出生時体重平均3,013±418g（↓いわき） 帝王切開21.2％（↓県北、↑県中） pic.twitter.com/sqs0Irg4vo

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表4　地域別先天性異常発生率 全体　2.72％ 最大発生率は心臓奇形0.89％ 有意な地域差なし（p=0.275） しかし、残差分析によると、県南ではすべての先天性異常が有意に高め。 pic.twitter.com/r6hIr9ZgHf

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ディスカッションより（全訳してません）： 低出生時体重が県北で有意に低く、いわきで高かった理由は不明。母体の合併症を含む多因子分析で出生時体重を調査する必要あり。 日本における死産率は、周産期医療の質の改善に伴い、徐々に減少しており、2011年には0.33％だった。

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しかし、早産と低出生時体重は、母体の高齢化と合併症を伴う妊娠などの高リスク妊娠の発生に伴い、徐々に増加している。2011年の日本における早産率は5.7％、低出生時体重率は9.6％だった。 今回の調査の結果： 死産　0.25％ 早産　4.4％ 低出生時体重　8.7％

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災害そのものが、周産期医療に影響を与える可能性がある。7万人が死亡した2008年の四川大地震では、早産、低出生時体重、先天性奇形などの多くの出生時合併症がみられた。1999年の台湾の地震でも低出生時体重が増えた。1994年のカリフォルニアのノースリッジ地震では早産が増えた。