【佐世保・高１殺人事件】命の大切さは、命が大切だと言っても伝わらない

寮美千子 @ryomichico

山梨の従兄弟は、少年時代、魚釣りをすることを「殺生をする」と言っていた。「ああ、きょうはさんざんセッショした！」とか。言葉の中に、ちゃんと本来の意味がある。「原子力安全委員会」「積極的平和主義」のように、事実を覆い隠す欺瞞言語体系とは、まるでちがうものが、かつての日本にはあった

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「佐世保同級生殺人事件／関係性と地域の問題として考えてみる」をトゥギャりました。 togetter.com/li/699448

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【早期教育で「失地回復」はかる母の危うさ】朝日 t.asahi.com/fewn　将来を嘱望された「優秀児」たちの何人かは「嵐のような思春期」に揺れていた。「私の思うがままだった我が子」は、小学校高学年から中学・高校にかけて、「何ひとつ言うことを聞かない我が子」に変貌

寮美千子 @ryomichico

親の過剰な期待に応えるためのがんばってきた子が、思春期に変調を来し、結果として犯罪を犯して少年刑務所に来た、というケースをいくつも見てきた。本人が抱える発達障害の問題も、成績の良さなどで隠され、正面から対処してもらえない。佐世保の事件に、同じ匂いを感じた @ryomichico

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今一生 @conisshow さま。まとめを更新しました。「佐世保同級生殺人事件／関係性と地域の問題として考えてみる」 togetter.com/li/699448

寮美千子 @ryomichico

この玩具、どうなっているんだろう。そう思って大好きな玩具をバラバラに壊してしまう子どものように、大好きな友だちを殺してしまったのかもしれませんね。その先の想像力が欠如していたのは、感情の欠如か。心の発達に障害を来すなにかがあったのかもしれません RT @NeverGirls

寮美千子 @ryomichico

心の発達に問題があっても、適切な対処で問題行動につながらずに済むことも。佐世保事件の加害者は、給食に異物を混入することを繰り返したり、小動物を解体したりと問題行動があったにかかわらず、適切な対処がなかったのでは。一つでも救いがあれば、こんなことには @NeverGirls

寮美千子 @ryomichico

「人を殺してみたい」という気持ちも、どれだけ額面通りに受け取れるか。その底に「大事なものを壊してしまいたい衝動」が隠れているかも。自傷行為に通じる感情。本人が自分の気持ちに気づかないこと、多々あり。加害者とじっくり向きあってくれる人がいることを願います @NeverGirls

寮美千子 @ryomichico

【長崎県佐世保市の高一女子殺害事件：嗜虐的な残酷性と共感的な想像力の欠如】 カウンセリングルーム charm.at.webry.info/201407/article… 「『少年犯罪の厳罰化・自己責任の徹底化』は、道義的にも抑止効果的にも疑問」「再犯防止に実効性のある継続的なフォローとケアの仕組みを」

寮美千子 @ryomichico

佐世保同級生殺害事件。ＴＶで報道のたびに「いまだに謝罪や反省などの言葉はありません」と。すぐに反省できるくらいなら、人を殺したりしない。心に問題を抱えているから、こんな事件に。いい加減に「反省していない」と責めるような放送はやめるべき。すぐに反省したら、むしろ事件。報道すればいい

寮美千子 @ryomichico

佐世保同級生殺害事件。首と左手を切断したという事実に、みなたじろぎ、強いショックを受けている。しかし、これを「信じられない」「病気だ」「心の闇」という言葉で、現実から切り離してはいけない。これは我々の現実と地続きの場所でおきた事件。その心を推し量る努力を @ryomichico

寮美千子 @ryomichico

【佐世保事件、「恨みはなかった」　逮捕の女子生徒供述】 47news.jp/CN/201407/CN20…　「過去に金属バットで父親を殴り、大けがを負わせたことも判明」と。親への憤りを友人に転化したのか？ シグナルはあったのに、大人たちは対処できなかった。彼女だけの責任ではない。

寮美千子 @ryomichico

「【佐世保・高１殺人事件】命の大切さは、命が大切だと言っても伝わらない」をトゥギャりました。 togetter.com/li/699550

寮美千子 @ryomichico

「【佐世保・高１殺人事件】命の大切さは、命が大切だと言っても伝わらない」をトゥギャりました。 togetter.com/li/699550 RT 「命を大切に」大人がいくらそう言っても、まるで説得力がない。子どもは見ている。原発事故、救われない被災者、広がる被爆、弱者の切り捨て

寮美千子 @ryomichico

【佐世保同級生殺害　女子生徒、いまだ謝罪や反省の言葉は口にせず】 headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?…　接見しているのは弁護士。彼女に本当に必要なのは理解あるカウンセラーだ。心を開いてからでないと、自分の本心すらわからない状況だろう。反省の言葉がないと責めてる場合ではない

寮美千子 @ryomichico

彼女のしたことはモンスターじみていますが、モンスターではありません。真実助けが必要な子です。少年刑務所には「どうして人を殺しちゃいけないの？」という情緒の欠落した子がいましたが、処遇により情緒を取り戻しました。そのために必要なのは、理解と寄り添う心と仲間です @itangiku

寮美千子 @ryomichico

佐世保の事件。給食に異物混入をする、猫を解剖する、父親をバットで殴る。加害者は多くのシグナルを出していました。そのシグナルに対処できなかった社会こそ、怖ろしい存在です。大人がしっかり受け止めてあげたら、彼女もこんなことせずにすんだはず。被害者も生まれなかった @itangiku

寮美千子 @ryomichico

加害少女をモンスター視するその眼差しが、結果的に社会復帰した彼女をさらに追い詰めることになります。シグナルを見逃す社会、助けの手を差し伸べない社会。ほんとうに怖ろしいモンスターは、そんな社会の方です。彼女は異物ではない。わたしたちが生み出した存在です @itangiku

寮美千子 @ryomichico

そうは思いません。もし、彼女を「型にはめよう」「反省させよう」としたら、矯正は無理でしょう。しかし、ほんとうに心に寄り添い、手塩にかけ、仲間のいる場を与えてあげたら、きっと心を開きます。凶悪な犯罪を犯した少年刑務所の150名の子たち、変わらない子はいなかった　@itangiku

寮美千子 @ryomichico

【高１同級生殺害「いろいろあって留学」中学の卒業式後】mainichi.jp/select/news/20…　涙ぐみながらクラスメートに出会えて良かったと感謝の言葉を伝え「一つだけお願いがあって、こんな僕ですけど同窓会に呼んでください。父親に「こんな僕ですけど、育ててくれてありがとう」

寮美千子 @ryomichico

胸が詰まった。加害者少女は自分のことを「こんな僕」だと思っていた。勉強も運動もできたのに、自己肯定感が低かった。『空が青いから白をえらんだのです　奈良少年刑務所詩集』 amzn.to/soragab　にも「こんなボク」という詩を書いた子が @ryomichico

寮美千子 @ryomichico

小学生の頃から問題行動があったので、発達障害が疑われる部分も。勉強や運動ができると、その障害がマスキングされてしまうことが多々あります。大人がきちんと受け止めれていばこんなことにならなかった、というはウエットな夢想ではなくて、事実だと思います　@itangiku

寮美千子 @ryomichico

少年刑務所で、わずかな対処でみるみる様子が変わっていく受刑者たちを見ていると、いままでどれだけ対処されてこなかったのかと思います。これだけのケアさえ受けられなかったのだと。理解者のいない、怖ろしいほどの孤独に追い込まれている子は、多いのです　@itangiku

寮美千子 @ryomichico

他人の心の理解は二の次です。まずは「自分の心」を知ることが大切。そのためには心が開かれなければ。それさえできない状況に置かれた子が多い　RT @itangiku 今回の犯人はまず他の人々の「心」を理解しなくてはならないでしょう。発達障害の人間にとってそれが難しい…

寮美千子 @ryomichico

自分が大切にされているのだと感じ、心を開き、自己肯定感が少しでも生まれれば、自然と他者のことを思いやるようになります。発達障害を抱えた子でさえ、そうでした。むずかしいことですが、無理ではない。大人が、彼女を治療や矯正しようと考えているうちは、無理ですが。@itangiku