ドボク鎮守府　Attack warning Red

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

「今では私が提督… 時雨にあげるのはもちろん私達の髪飾り。 なぜなら彼女もまた特別な存（ブッ !？ TVCMを見ていた夕立は音声が切れる瞬間、寒気を感じた。 #ドボク鎮守府

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（TV画面音声） ビィイイイイイイ!!!　ビィーーーーーーーー 【攻撃警報発令　状況　赤!　攻撃警報発令　状況　赤!】 【Attack warning Red!　Attack warning Red!】 #ドボク鎮守府

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【太平洋沿岸に深海生物の攻撃可能性大　内陸部は空襲の可能性あり　宮城県沿岸…】 午前10時すぎ、休憩室で流れていたテレビのCM画面が突然、警報システム表示に切り替わった。 深海棲艦とは縁がないと思い込んでいる内陸の一部の人々にも鳥肌が立つ瞬間。今は戦時である。 #ドボク鎮守府

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構内作業の休憩時間でプレハブ小屋の休憩所で休んでいた艦娘達は2タイプの行動に分かれた。 直ちに立ち上がって外へ駆け出す者、顔が青ざめて硬直する者…。 鎮守府構内のサイレンがやや遅れて鳴り響き、市の防災無線からもサイレンが唸り始める。 #ドボク鎮守府

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（TV画面音声） プーー　プーー　ピーー　ピーー 【直ちに避難所へ!　直ちに避難所へ！】 【Seek immediate shelter! Seek immediate shelter!】 ピーーーーーーーー #ドボク鎮守府

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テレビには黒い画面にスクロールテロップで5カ国語での警告が流れ、不安を煽り立てるようなブザー音が外のサイレンと合わさって部屋に響く。 なぜか画面中央には水兵服を来た妖精が両手で猫を掲げている絵が黄色のシルエットで描かれていた。これもある者には恐怖の対象である。 #ドボク鎮守府

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（TV画面音声） 【　《Emergency Alert System》　The Possibility of Attack by Enemy Ships 　Battleship Re-Class 　Warning…】 ピーーーーーーーー #ドボク鎮守府

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執務室。テレビで警報システムが表示される30秒前…。 机上の赤色の電話が鳴り響き、慌てて受話器を取った提督の顔が引き攣る。 提督「ドボクC、警報命令受領。」送話部を手で抑えながら「大潮！アップルジャック！」 #ドボク鎮守府

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大潮は提督が命令を言い終える寸前、部屋の指令卓に飛びかかり警報発令の釦カバーを既に外していた。 足が震えているのが自分でも判った。 （どうか何事も起きませんように、誤報でありますように!） 命令を聞き届け、月に一度の訓練のみでしか触れない赤い釦を祈りながら押した。 #ドボク鎮守府

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大潮が部屋の隅の指令卓にすっ飛ぶのを見ながら「はい！直ちに警報赤（アップルジャック）、発令します!」と提督は受話器に返答。 返答はない。艦隊司令部からの自動送信発令だからだ。一応、返答しないと自動的に判断されて10秒以内に再発令されるらしいが…。 #ドボク鎮守府

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【攻撃警報発令：状況赤＝レ級戦艦等による沿岸攻撃または内陸を含む空襲が差し迫った状況】 #ドボク鎮守府

不明乗務員 @FO5GJ

で、 #ドボク鎮守府 は一体何が起こっているの？（遠方港湾に停泊中の特設鎮守府船にて）

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警報発令60秒前… 鎮守府地下3階…　空母待機室 鳳翔「蒼龍さん、おめでとうございます。」 赤城「改二決定ですってね。九九艦爆の江草隊とか憧れちゃう。」 蒼龍「ありがとう…ｴﾍﾍ、まだ実感なくてね。」 赤城「勤務明けまで後10分、さぞ長いんじゃないんですか？」 #ドボク鎮守府

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蒼龍「あと10分かぁ…」時計を見上げた瞬間。　サイレンが重苦しい吹鳴を奏で始めた ビィイイイボォオオオオ　ビィイイイボォオオオオ 《太平洋沿岸にレ級戦艦接近の通報アリ　緊急発進用意!!》 《対空班配置につけ　演習に非ず》　 #ドボク鎮守府

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蒼龍「こちら空母待機室の蒼龍!　間違いないですよね!?」　執務室への内線電話を取り上げて叫んだ。冷や汗が滝のように出る。 すでに他の2隻は出撃体制秒読み段階に入っていた。 いきなり「赤」が来るなんておかしい、沿岸には哨戒隊もいるしSOSUSも生きているのに…。 #ドボク鎮守府

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摩耶「沿岸の奴ら、なにやってんだ!!?」 五十鈴「防空配置まだっ!?やられるわよ!ボヤボヤしないで!」 阿賀野「さ、さぼってたわけじゃないってばぁ！高角砲を探してたんだってばぁ！」 夕雲「はいはい、摩耶さんといい、五十鈴さんといい、対空戦大好きですね。」 #ドボク鎮守府

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三式弾・12cm30連装噴進砲・3.7cm FlaK M42対空機関銃・14号電探…。 普段の対空重視の出撃でもここまで用意しない装備を艤装装着しながら対空要員が屋上の防空監視哨に駆け込む。 対空班長の摩耶がインカムで「対空班配置完了」と報告。 #ドボク鎮守府

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訓練の時より15秒も遅れている。 駄目だこいつら。五十鈴はともかく阿賀野と夕雲は鍛え直すか、原隊へ戻さなきゃ…、と考えながら摩耶は警報のあった東の空を睨む。 地平線にはうっすらと筑波山の影。夏の青空が広がっていた。 #ドボク鎮守府

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「はい、そうですか。県対策本部長は〇〇課長さんで…。よろしくお願いします。こちらは防空体制完了、空母の要撃機も出しました。また誤報だといいんですがね…。」 提督が県担当者とホットラインで話している。執務室にはアップルジャックを聞きつけ指定秘書艦達が集まっていた。 #ドボク鎮守府

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提督「大潮？」大潮「はい？」 提督「あの馬鹿2隻に魚雷撃ち込んでいいゾ。」大潮「…。もったいないです。」 外では戦艦2隻が対空トーチカにいるが、そこでスピーカーで流しているBGMが問題だった。あれは手遅れかも知れない。 #ドボク鎮守府

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ﾜﾝﾀﾞﾊﾞﾀﾞﾊﾞﾜﾝﾀﾞﾊﾞﾜﾝ 扶桑「ﾌﾌﾌ…、山城？MATのテーマよ？」 山城「フォースゲートオープン!フォースゲートオープン!クイックリー　クイックリー　ああっ、姉様！この状況でそれを流すのは堪りませんわ!!」 ﾜﾝﾀﾞﾊﾞﾀﾞﾊﾞﾜﾝﾀﾞﾊﾞﾜﾝ #ドボク鎮守府

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あいつら、本当は不幸じゃねえだろ。人生ならぬ艦生を満喫してるじゃねーか。 福利厚生基金に剰余金出たからと言って、特撮DVDを40ft海上コンテナごと買ってきやがって。ヤードの邪魔だ。 提督は身内の厄介は忘れようと警報情報をモニターで再確認した。 #ドボク鎮守府

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普通外線電話が鳴り、祥鳳が電話に出る。 「はい、ドボク鎮守府…。市の対策本部は市民誘導中で8割方完了ですね。…、えっ？東北縦貫道で核燃料公団の燃料輸送車の隊列が？ インターからバイパス渋滞で進まない？ちょっとまずいですね…。」 #ドボク鎮守府

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もう一つの外線も鳴り、長良が応答。 「はい、こちらドボ…。ああ、公団の方ですね？ハイ、ハイ。今、市の方からも電話来てます。少々お待ちください。」 「司令官、核燃料公団の燃料輸送隊の車列が指定の緊急避難地帯まで渋滞でいけないって。」 #ドボク鎮守府

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提督「あ～、今月って東海村から大間への輸送隊が出るとか通知来てたなぁ。タイミング悪いな。重要車両のコンクリの防護シェルター、この辺だけ高速道路から遠いんだよ。」 大潮「それって工業団地の脇ですよね？LPガスターミナル関連で予算がどうのこうのって」 #ドボク鎮守府