為末大さんdaijapan の「【記憶を生きる私達】について 厳密に言えば、意識はいつも記憶にある」
元陸上選手です。スポーツで社会を良くするぞ。 ご連絡はこちらまで deportarepartners.tokyo/contact/
広島市佐伯区出身の男子元陸上競技選手・400mハードル日本記録保持者で、現在はスポーツコメンテーター・タレント・指導者などで活動中。株式会社R.project取締役。
2001年世界陸上エドモントン大会・2005年世界陸上ヘルシンキ大会の男子400mハードルにおいて、世界陸上選手権のニ大会で銅メダルを獲得する快挙を達成。又オリンピックには、2000年シドニー・2004年アテネ・2008年北京と、3大会連続で出場した。身長170cm、体重66kg。
http://ja.wikipedia.org/wiki/為末大
すごい面白い RT @takapon_jp: ほう 今感じている「現在」は直近15秒間の知覚の集大成であるという調査結果が発表される - horiemon.com/news/2014/08/0…
2014-08-04 18:00:20考えてみれば、今自分が感じたと知覚するのは、神経を伝達して脳に辿り着いたものであるからほんの少し前のもので、自分が今だと思っている風景もにおいも味も、厳密に言えば過去のものなのではないか。今という認識は伝達されたほんのわずか前の過去。
2014-08-05 06:21:49考えるという行為も、仮に脳の中にあるもので行われるとしたら全ては記憶を元に行われている。じゃあ記憶は本当に過去の体験そのままを記憶しているかというと、そうではなくて、過去に見たものはその時の自分の心の状態にも影響される。
2014-08-05 06:25:11中学校の時、先生が怒った事がある。同窓会でその話をすると同級生はみな先生は怒ったんじゃなくて励ましてたという。人間は同じものを見ても、違う眼鏡をかけているから、実際には違うものが見えている。そしてその時の自分の心境も認識に影響を与える。
2014-08-05 06:26:56例えばある写真を見たときだけ思い出される記憶がある。脳の中に記憶があり、それが写真で引き出されると考えるか、それとも写真との関係において存在する記憶と考えるか。ノートに書き残したものと、脳に記憶したものの違いはなにか。
2014-08-05 06:29:07過去の自分の決断が現在の行動に影響を及ぼす。あの時頑張りきれたからという理由で今も頑張れている人がいる。元々そういう性質があったとも言える。でも過去の経験で自分は頑張りきれる側だという認識を自分に与えて、それを根拠に現在の行動を決めているという事は有り得ないか。
2014-08-05 06:32:03【終わり】いまここを生きるという事は、そういう知覚や思考では成り立たない。今この瞬間は外界と自分との境目に起きている風の動きやにおいなどしかない。そして今ここには外界との境目という意識すらないのかもしれない。
2014-08-05 06:34:42