BLEACHの強さの表現について

森偽造 @saru_23

今週のジャンプやっと読んだなう BLEACHとワンピースについて思ったことを連投

森偽造 @saru_23

よくルフィの強さに対して一護が強くなったように感じられないという点 これは作者の力量の差というより作劇上の差だと思う

森偽造 @saru_23

個人的には漫画やアニメの人物たちの「強さ」というのは 個性+性能、すなわちキャラクターとスペックの合計だと思うのですよ

森偽造 @saru_23

まずルフィはロボットアニメで言えばGガンダムとかのような パイロットと機体の一体による強さ これはキャラクターとスペックの一体になった強さと言っていいと思う

森偽造 @saru_23

一方、一護は白哉戦やウルキオラ戦といった物語の転機となる戦闘でホロウ化などの秘められた力の覚醒で戦況が変化したり、ウルキオラ戦においてはほぼ決着をつけてしまった。

森偽造 @saru_23

これって例えばエヴァンゲリオンで言えば、 最強の使徒が現れて見方みんな倒しました。シンジもやられる寸前です。しかし暴走した初号機が圧倒的な力で勝利しました。 これを見てどう感じますか？

森偽造 @saru_23

たぶんみんな初号機つえー、EVAつえーと思うでしょう。 しかし、シンジつえー、とは思わないんじゃないでしょうか。

森偽造 @saru_23

一護の場合はコレと同じだと思うのです。 最初の理屈で言えばこれらは性能、スペックによる勝利です。 そこに一護の意志が介在していない。

森偽造 @saru_23

登場人物の強さがキャラクター+スペックであるなら、この場合キャラクターがほぼ無関係でスペックだけの勝利です。 そしてスペックのみの勝利ではそのキャラクターに対して「強い」と言う感想をモテないと思うのですよ

森偽造 @saru_23

特にBLEACHは作中で藍染が言ったように霊圧が勝負の要。 つまりスペックです。一護に対して「強い」と思いにくいのはキャラクターとスペックに一体感がないからではないでしょうか

森偽造 @saru_23

早い話、ガンダムでランバ・ラルがアムロに言ったことですね。 勝ったのは機体の性能のおかげだ、と。 スペックに使いこなせず、暴走により振り回されるキャラクターと言う点では一護は初期のアムロや新劇場版以前のシンジと近いと思うのです。

森偽造 @saru_23

アムロは終盤ニュータイプに目覚め、スペックで同格のゲルググやギャンを倒し、さらにはそれ以上のエルメスやビグザムを倒し、ジオングと相打ちになります。

森偽造 @saru_23

アムロは当初 スペック＞キャラクターだったわけですが、 キャラクター＞スペックとなり、ガンダムつえー、からアムロつえー、にシフトしていったのです

森偽造 @saru_23

コレ作り手が意識してたかわかりませんが、シャアの無念のセリフが初期は「連邦のモビルスーツめ」から「ガンダムめ」、そして「アムロめ」と変遷するんですよね。まあ機体やパイロットの名を知ったことの方が大きいとは思うけど。

森偽造 @saru_23

ちなみに現在ジャンプでこれやってるのがナルトだと思います。 最初は九尾の力があるから強かった。 今は限定的にせよそれを使いこなすナルトが強いのだと感じられるように変わっていきました。

森偽造 @saru_23

一護も現在は秘めた力に振り回されている状態ですが、最終的にはそれを使いこなし、キャラクターがスペックを上回る時がくるのでしょう。 BLEACHに対する不満はそこまでの期間が長すぎるんじゃね？と言う点だと思います。だってかなりの長期連載なのにまだそこまで行ってないんだもの。

森偽造 @saru_23

ただ、そこでのカタルシスの準備としては白哉戦やウルキオラ戦のあれは決して外せない伏線なのでしょう。それまで振り回された力を制御するというクライマックスのために。

森偽造 @saru_23

長文でしたがBLEACHに対しての私の考えはここまで。 正直読者を驚かせることに気をとられすぎて、驚きはするけどつまらない漫画にはなって欲しくないものです。

森偽造 @saru_23

あとキャラクターとスペックの問題についてはドラゴンボールにも当てはまると思います。この場合悟空はルフィで悟飯が一護ですね。