アサイラムVSマイアミ鎮守府 わくわく!合同演習! Part3
【MIAMI vs ASYLUM】 3rd stage will come tommorow... #加賀さん観察日記 pic.twitter.com/wrEycPqDeE
2014-07-28 01:25:49【第三試合会場マシントラブルのため、只今より第四試合を開始いたします】 【コースターが動かなくなったでち。ごめんやんでち】 入口前。不知火とゴーヤのアナウンスにまたもや群衆から野次が飛ぶが、不満の声を発したものは尽く頭からスライスされ、生臭いクッキーと化す。 #加賀さん観察日記
2014-07-28 06:52:19【それでは選手入場です】 ゲートの左側、人の波が割れる。奥からは黒のヘルメットに漆黒のライダースーツの女が、同じく艶消しの黒が塗られたバイクを押して現れた。大型の車体には矢と萩を組み合わせたステッカーが貼られている。 【アサイラムより、矢矧】 #加賀さん観察日記
2014-07-28 07:00:44同刻、右側の人の波も割れる。だが対面の人々とは違い、不快感を露わにした表情で逃げる者や、鼻と口をハンカチで覆う者が多い。どよめきの湧く中、奥から歩みを進める人影がいる。白のライダースーツを纏った、右前髪が長いプラチナブロンドの小柄な女。 【マイアミ側、浜風】 #加賀さん観察日記
2014-07-28 07:06:51矢矧は相対する敵の姿を見て眉を顰めた。 「それで勝負するつもり?」 浜風が跨るそれを指差す。ふざけるな、の意を込めてだ。 「左様」 浜風は余裕たっぷりに笑み、足で車体を蹴った。彼女が乗るそれは、バイクと言うにはあまりにも肉感的、有機的、全裸中年男性-- #加賀さん観察日記
2014-07-28 07:11:15「紹介しましょう。私の愛車、大和号です」 裸体だった。 引き締まった筋肉、柔らかな胸と尻、栗色の長髪。大の男を優に越すであろう長躯。ギャグボールをかまされ、コンクリートに四つん這いでなければ、誰もが目を奪われるであろう女性を、浜風は足としていた。 #加賀さん観察日記
2014-07-28 07:15:09「馬鹿馬鹿しい」 矢矧は吐き捨てながら、スタートラインに車体を押して行く。低速戦艦、それも自分の主人をバイク代わりだと?冒涜にも程がある。こんなのに負けては、従者の恥さらしだ。大和の印象は私が守る-- 「いいぞ大和!」 一方アサイラムの武蔵は声援を送っていた。 #加賀さん観察日記
2014-07-28 07:24:42かつて戦った妹の声に、大和は尻を高く上げて応えた。それから盛大に屁をひり出す。メロディはのど自慢、満点だ。 「おお、大和様。あちらが以前戦われた武蔵であると」 返事代わりにもう一こき。 「この浜風が黄泉にて微睡む間、そのような戦いが…」 浜風は悦に浸っている。 #加賀さん観察日記
2014-07-28 07:30:56視覚が天国で嗅覚が地獄な一戦だなあ。中継で見てる方が勝ち組(たぶん)。 流石にライダースーツ着てるのね。双方興が乗ったら脱ぎ捨てそうだが。 #加賀観
2014-07-28 07:41:21「いいぞ!エロい!実にエロい!」 「やったぜ」 武蔵の横に武蔵が並ぶ。マイアミ側の武蔵だ。 「どうや、一つ糞遊びせんか」 「糞遊びか。久しいな。最近は仕事続きでな……いいだろう。この試合を見届けてから糞まみれになろうや」 「ああ〜^」 極限岡山トーク! #加賀さん観察日記
2014-07-28 07:46:22違う。私がみずからの目を両手で覆うのは大和のあんまりにもあんまりな姿から目を背ける為ではない。かの大和が余りにも神々しい騎馬と化しているから、想像を絶する尊い輝きに目が焼けそうになったから保身に回ったのだ。そう思わせてくれ。頼むから。マジで。うん。 #加賀観
2014-07-28 07:50:04