エボラウイルスに効く薬? ~続・続感染症よもやま話~

ポリメラーゼを理解するのは解説なしには無理だった・・・。 〇関連まとめ 「感染症よもやま話  エボラとかインフルエンザとか」http://togetter.com/li/698398 エボラウイルスに手洗いうがい、アルコール消毒は効くのか ~続感染症よもやま話~http://togetter.com/li/700426
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なんと、抗インフルエンザ薬がエボラに効くというニュース。

⅃ЯAƎ⊿ @DrMagicianEARL

米政府がエボラ出血熱の治療に富士フイルムの抗インフルエンザ薬ファビピラビルの承認手続き開始 bloomberg.co.jp/news/123-N9X6Z… え?!これすでに日本で承認されてるインフルエンザ治療薬(商品名アビガン)だよ.エボラに効くのかよ.じゃあ日本でも治療できるやん

2014-08-07 20:11:06
⅃ЯAƎ⊿ @DrMagicianEARL

副作用が強めなので『新型または再興型インフルエンザで他の抗インフルエンザ薬が効かないときだけ使え』っていう,いつ使うねんそれ的な適応だったんですが,まさかエボラウイルスに効くとはねぇ… @doppel_surg

2014-08-07 20:15:36
Butayama3 @Butayama3

富士フイルム、、、すごいね(゚Д゚;)

2014-08-07 20:23:13

さて、わいたんべさんはなんと言うかしら。

Y Tambe @y_tambe

ファビピラヴィル、これか。ウイルスのRNAポリメラーゼ阻害。 ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24084488 RNAウイルス(RNAをゲノムとして持つ)に有効な可能性があるが、ウイルスごとに持ってるRNAポリメラーゼは異なるので、どの程度効くかは個別に確認が必要。

2014-08-07 20:27:22
リンク t.co Favipiravir (T-705), a novel viral RNA polymer... [Antiviral Res. 2013] - PubMed - NCBI PubMed comprises more than 23 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to full-text content from PubMed Central and publisher web sites.
Y Tambe @y_tambe

ウイルスRNAポリメラーゼ阻害剤だったら、リバビリンとかどうなん? と思ったら、そっちもいくつか報告は出てた。 ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=r…

2014-08-07 20:38:14
リンク t.co ribavirin ebola - PubMed - NCBI PubMed comprises more than 23 million citations for biomedical literature from MEDLINE, life science journals, and online books. Citations may include links to full-text content from PubMed Central and publisher web sites.

はて・・・ポリメラーゼ??(難しそう)
一応、wikiは読んでみたものの・・・。

Butayama3 @Butayama3

@Butayama3 あははははは、難しすぎてわかんねえ 

2014-08-07 20:41:12
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 僕らの細胞が分裂するとき、核の中にある遺伝子を二倍に増やす、という辺りはOK?

2014-08-07 20:42:46
Butayama3 @Butayama3

@y_tambe  お・・・OKじゃないです。全然ダメ。出直します。

2014-08-07 20:43:42

ゆーくぼ@yu_kubo さんに、高校理科の生物の資料集をいただいたのです。

Butayama3 @Butayama3

ゆうくぼさんにもらった資料集見てみよう。

2014-08-07 20:45:13
Y Tambe @y_tambe

ぶたやまさんに振られちゃったので(違)、勝手に続けよう。

2014-08-07 20:45:17

振ってない!振ってないから!(焦

Y Tambe @y_tambe

すごくざっくり言うと、僕らヒトの遺伝情報は、細胞の中にある「遺伝子」に格納されてるのだけど、この遺伝子の本体はDNA(デオキシリボ核酸)という分子。この分子は、アデニン、シトシン、チミン、グアニンという四種類の分子が並んでできていて、その並び(配列)で情報をコードしてる(ざっくり

2014-08-07 20:48:01
Butayama3 @Butayama3

@y_tambe  これかな・・・DNAの半保存的複製

2014-08-07 20:51:27
Y Tambe @y_tambe

承前)で、僕らの細胞が1つから2つに分裂するとき、新しく増える分の細胞のために、もう一つ遺伝子の「コピー」が必要になる。このため、元になるDNAを「鋳型」として、それと同じ配列のDNAを作る。これが「DNAの複製」。このような「複製」のために働く酵素が「ポリメラーゼ」(続

2014-08-07 20:52:07

複製のために働く酵素、ポリメラーゼ。

Y Tambe @y_tambe

僕らの細胞の中には、DNAと良く似た分子でもう一つ、RNA(リボ核酸)という分子もある。このDNAとRNAの両方を総称して「核酸」と言う。ただしDNAが遺伝情報を「蓄える」ための核酸なのに対して、RNAはもっといろんな用途に使われてる。DNAとRNAをそういう風に使い分けてる。

2014-08-07 20:57:35
Y Tambe @y_tambe

この「DNAは遺伝情報、RNAはもっといろいろ使う」というのは我々ヒトに限らず、他の動物も、植物も、それからバクテリアにも、およそ「生物」と言われるようなもの全般に共通してるやり方なんだけど、「生物と非生物の中間的な存在」であるウイルスではそうとは限らない。

2014-08-07 21:00:22
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コメント

Butayama3 @Butayama3 2014年8月8日
うん。西アフリカの現状を考えると、「面白い」「楽しい」とか言っているだけではいけないと思います。 でも学ぶことは面白いのです。それは確か。
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Flying Zebra @f_zebra 2014年8月8日
「ぶたやまかーちゃんと学ぶ」シリーズで教科書とか科学読本とか作ったら、すごく良いものができそうだ。
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フレーバー @stflaver 2014年8月8日
そういえばアメリカ人の2名に投与された承認前の新薬はそこそこの成果を上げてるとは聞くけど、あれだって本来のプロセスを何十個もすっ飛ばしてた上での超法規的措置なんだろうな
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しむらさとし @shimurasatoshi 2014年8月8日
9割死ぬ、となったら「試せるものならどんなものでも受け入れよう」という気にもなるかも。未承認の薬でも突っ込まないとならないくらい深刻な事態、この病気の凶悪さ、なんでしょうね。なにか良い成果に繋がりますように。
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しむらさとし @shimurasatoshi 2014年8月8日
余談ですけど「類似体」と書いて「アナログ」とルビを振る、ギブスンの「ニューロマンサー」を思い出しました^^;
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taka(維新は要らない) @smoketree1 2014年8月8日
ファビピラビルは動物実験で初期胚の致死と催奇性が確認されているため、妊娠中または妊娠する可能性のある女性には禁忌となっているらしい。もちろん、エボラ感染時はそんなことは言っていられないだろうが。
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もにか姐さん(グラビトンブロッコリー) @Rockhopper55 2014年8月8日
shimurasatoshi この「試せるもの」の候補としては、ある程度の安全性が実験的に確認されているものだけが選ばれていますので、海のものとも山のものともつかないものは含まれていません。エボラ出血熱のアウトブレイクが危惧された頃(2014年2月)から、臨床試験の中盤以降まで進んだ医薬品候補を片っ端から試したというのが現状の様です。
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もにか姐さん(グラビトンブロッコリー) @Rockhopper55 2014年8月8日
緊急性があまりにも高すぎるので、ある程度安全(副作用が少ない)であるとされて、効くから使おうという流れになっていますが、抗ウイルス剤の悲しい定めとしていずれは出てくる耐性株の発生をどう防ぐかを考えないといけないんでしょうね。
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フレーバー @stflaver 2014年8月8日
HIVでもそうだけどこういう全世界的な目を惹くような事が起こると、治療法も飛躍的な進歩が見られるというのは皮肉っぽいけども事実なんだろうな。
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Butayama3 @Butayama3 2014年8月8日
まとめを更新しました。 @aliquisggさんと @y_tambeさんのつぶやきを追加しています。 核酸アナログについての大事な部分をお二人が話してくださいました。
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Z2K @__ztok__ 2014年8月8日
アフリカじゃ窃盗換金横流しとかで薬を規定量飲みきるのか心配。日本でさえインフルエンザの薬を全部飲め途中で止めるなって念を押されるくらいだし。
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kartis56 @kartis56 2014年8月8日
エボラ感染してたら隔離したうえでの治療になるはずだから、飲み切るかどうかの心配は無用でしょう。
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neologcutter @neologcuter 2014年8月8日
やっぱり「薬の副作用は使用する・しないの決め手にならない」という事ですわね。副作用と生死の問題はリスクと利益を比べて決めないとダメですね。
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2hooo! @2hooo 2014年8月9日
エボラなんという金にならないであろう病気の治療薬が開発されていたことに驚いた。国防関連の予算から補助でも受けてるんだろうか。商業ベースの医薬品開発は儲かるガンや生活習慣病なんかに偏っていて、感染症関連がスカスカだから、感染症がいずれ昔のように猛威をふるう虞がある、なんて話を何処かで読んだが。
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luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2014年8月9日
まあ、エボラ自体は、まだ感染する病気ではない(その前に宿主が死ぬ)ので、まだ危険度は低いのですが、感染率が上がってきたら、リスクとベネフィットを天秤にかけて試す薬ではありますよ。
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luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2014年8月9日
RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害薬は、元々新型インフルエンザの対抗薬として話題でしたね。今の処、使う事態にはなってませんが。> http://goo.gl/L5Qe25
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luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2014年8月9日
言い方が微妙なんだが、上の方の感染する病気ではない、とは感染が大規模化しにくい、って意味です。感染がピンポイントになり、インフルみたいな感染をしません。
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矢乃崎宗影@ヤる気すらおきない系男子 @yanosaki 2014年8月9日
本棚にある微生物工学やら公衆衛生学やらの教科書を引っ張り出す前にわかってしまうから調べる気力墜ちるなあ。むちゃくちゃ感謝はするけど(^^;
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りんご斗米道改二@ショートランド @sansenhk 2014年8月11日
ちなみに逆転写酵素はヘパドナウイルス科のウイルスも持ってる。代表的なのがB型肝炎ウイルス(HBV)。DNAウイルスなんだけど、RNAを転写したあとに逆転写で複製してる。だからHIVの薬のうち、逆転写酵素阻害剤はHBVにも有効だったりする
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このアカウントは終了しました @end____joy 2014年10月20日
致死率5割程度のウイルスに対して効果があったかどうか判断するにはまだ症例が少なすぎると思うんだけどな~ ポリメラーゼ阻害剤で理論的に効果を期待できるのは当然として 問題なのはこの薬の作用的にもウイルスの構造的にもあっという間に耐性を獲得してしまう可能性は否定できないんだよね
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