国民国家崩壊

@太陽のイビキさん
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The Sun Snores Press @taiyonoibiki

@kumapuuko ①電車車内やビル壁の電光板にさまざまなニュースが流れ、それを見た人々は瞬時にして事件を知ります。ずいぶん便利な世の中だと思っている方も多いと思います。

2014-08-07 19:36:48
The Sun Snores Press @taiyonoibiki

@kumapuuko ②そのようにして人々は事件を知るのですが、しかし、個々の事件の背景、それらをつなぐ本質的なものについてほとんど考えないまま、ただ個々の事件について怒ったり呆れたり感心したり、そしてその後だんだん事件そのものを忘れていくのではないでしょうか。

2014-08-07 19:37:06
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@kumapuuko ③本質的なものをつかむためにはそれなりに知的努力が必要ですが、日本人にはそれがかけているような気がします。かつて日本は、先の見通しもないまま無謀な戦争を始めました。

2014-08-07 19:37:25
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@kumapuuko ④一時的局所的な勝利の報に国中が狂喜し、ぎゃくに失敗に対しては原因を分析して将来の教訓とするこ となく、焼け酒をあおって一晩でコロッと忘れました。あの戦争を忘れないどころか、あの戦争がなんだったのかという検証すら立つことができていないのです。

2014-08-07 19:37:48
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@kumapuuko ⑤「軍事力による自衛」というナンセンスに「必要最小限度の」というナンセンスをくっつけて、「日本は独立国であり、国家固有の権利としての自衛権を持っている。

2014-08-07 19:38:13
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@kumapuuko 自衛権を行使するための必要最小限度の実力は、憲法の禁ずる”戦力”には当たらない」というようなことが政府見解とされ、また多くの人にこれが是としてなんとなく受け入れられているという事実はとても重いですね。

2014-08-07 19:38:24
The Sun Snores Press @taiyonoibiki

@kumapuuko ⑥日本人自身があれほど痛い思いをして経験した現実のはずなのに….、そのナンセンスぶりを事実に照らしてわかりやすく説明してくれる機会があまりなかったのではないか。

2014-08-07 19:39:09
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@kumapuuko ⑦ぼくたちが今立っている世界は普遍でしょうか?僕たちはどこから来て、今どこにいて、これからどこに行こうとしているのでしょうか?

2014-08-07 19:39:23
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@kumapuuko ⑧18世紀末から19世紀にかけて、欧米につぎつぎと国民国家を形成させ、リベラリズムの一定の価値規範を生み出したその同じ原動力が、内部矛盾によって国民国家を瓦解させていった20世紀、その破壊と死灰の中から専制主義とは性格を異にする凶暴な怪物が這い上がって来ます

2014-08-07 19:39:57
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@kumapuuko ⑩再び、その同じ矛盾が国民国家を浸食し始めるのが1970年代で、1990年代以後はバブル周期的発生と破裂を繰り返しながら、今、グローバリゼーションという形でますます現実的になって来ています。(水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』集英社新書)

2014-08-07 19:40:31
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@kumapuuko ⑪国民国家崩壊の底知れぬ不安が、全体主義の胎土となる暗い予感を投げ掛けてきます。

2014-08-07 19:40:52
The Sun Snores Press @taiyonoibiki

@kumapuuko ⑫ガザで起きている残虐行為とマレーシア航空機失踪、キエフ騒乱、ウクライナ、沖縄の基地、そして原発…これらはそれぞれ別々な問題ではありません。 それどころか、坪内逍遥、二葉亭四迷らの明示の言文一致運動、正岡子規の俳句・短歌中興運動もそれと無関係ではないのです。

2014-08-07 19:41:17
The Sun Snores Press @taiyonoibiki

@kumapuuko ⑬歴史の背後にある本質的なものへのアプローチが、新しい連ツイシリーズ『イスラエル非難は反ユダヤ主義か?』の中で試みられていくことでありましょう。なんちゃって...

2014-08-07 19:41:33