- dr_weekend
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将棋の勉強はそれを行う個人の資質または嗜好に大きく依存するため、普遍的にこれが良いとかこれなら絶対効くとかそういったものは恐らくありません。詰将棋や棋譜並べは多くの人間にとって有益ですが、絶対に個人に合うとは限りません。(糸谷)
2014-08-10 18:29:50将棋の終盤における詰将棋の最も大きな意味は恐らく終盤のパターン化による手の見え方の喚起(これなら詰む、この形なら詰むというのを一目で分かる)であるのではないでしょうか。詰み形を覚える、というのにも似ていますね。(糸谷)
2014-08-10 18:32:57一方、棋譜並べは終盤より序盤の形、これくらいの形ならいい勝負だ、もしくはこういった手の方が筋が良い、という読みを省略することに関わってきます。所謂大局観の造成は何を並べてきたか、指してきたかが大きいように思われます。(糸谷)
2014-08-10 18:35:23であればどちらかが苦手ならその反対を勉強すればよい、のかというとそうでもなく、一般に自分が得意なことの方がより伸びやすいのです。その方が良く理解できるからですね。(糸谷)
2014-08-10 18:38:46勉学でも、得意教科は時間をかけずともより伸びるにも拘らず、苦手教科は時間をかけても伸びないことは良くありますね。(糸谷)
2014-08-10 18:40:30そして結局何をやれば良いかというお話なのですが、楽しくない勉強法は長続きしにくいので、まずは自分が最も楽しい(得意な)勉強法を伸ばせばよいのではないでしょうか。(糸谷)
2014-08-10 18:45:35勿論、自分の楽しいことだけをやっていると壁にぶつかります。序盤でポイントを稼がれて終盤戦に持ち込めない、終盤が苦手で序盤勝ってても勝ちきれない、こういったときには自分よりその分野で秀でた人間のアドバイスをもらうことが重要になってくるのではないかと。(糸谷)
2014-08-10 18:47:17結論として、勿論勉強法は多々あるのですが、全てを平均的にこなすよりは得意を集中的に行い、それを補う形で周りを伸ばすような形が無難ではないかな、と考えます。(糸谷)
2014-08-10 18:51:12一例として私は只管実戦ばかりでした、序盤が酷すぎることに気が付いて(奨励会あたり)からは棋譜とかを並べるようになりましたね。今でもまだ下手ですが……(糸谷)
2014-08-10 19:00:29補足:中盤に関しては実戦と手筋を覚えることが一番メジャーな勉強法かな、と思います。一番難しい場所なのですが。(糸谷)
2014-08-10 19:21:59ソフトの評価値のような、分かりやすい判断基準(但し人間的な)を言語化出来れば中盤はもう少し分かりやすくなるのかもしれません。(糸谷)
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