#夏の慟哭

2014/08/13~15+1
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いつもどおりの一人遊び。

@RAIN_CAGE

#夏の慟哭 慟哭:悲しみのあまり、声をあげて泣くこと。

2014-07-16 01:28:27
@RAIN_CAGE

嗅ぎ慣れた消毒液の匂いは、キミの色がした。 統一された床、壁、シーツにカーテン。キミを覆い隠し、奪っていく真白。 窓枠の向こうで、ぽとり。泣き終えた蝉が落ちる。 全ては太陽光線の彼方、隔絶された此処で。キミは笑っていくのだろうか。 笑っていたのだろうか。 #夏の慟哭

2014-07-16 01:33:48
@RAIN_CAGE

泣いたのはなぜだったろう。 朽ちた指先がなぞる終焉、その輪郭を。断ち切ったのは誰だったのか 夢は潰え、楽園は瓦解。私は神様に愛されなかった。 枯れぬ狂い咲き、怠惰ならばまだ愛し合えた 熱に融解した純情はひどく罪深く、爪痕を遺すから 涙は流れたのだろうか。 #夏の慟哭

2014-08-06 07:09:09
@RAIN_CAGE

気まぐれを重ねる、その指に。触れてしまいたかった。 浸蝕。気が付いては昏倒、けれど止まず。病んでいく雨の中で、笑い声だけを確かな手掛かりとして。 きっと何度でも繰り返す。何度だって手を伸ばし、重ねる。過ち。 喉が張り裂けるまで。 #夏の慟哭 (嗚呼どうか嘲笑ってくれ)

2014-08-08 12:27:22
@RAIN_CAGE

繰り返し、巻き戻す。雨の檻。 苛む恐怖は自身が生み出した罪。 熱帯夜の倦怠感が狂わせる五感。 惰性で交わっては自己嫌悪に陥る。 なぞる。キミが消えた夏の終わり。 他の誰かでは駄目だったのだと思い知る季節のこと。 #夏の慟哭

2014-08-11 02:06:35
@RAIN_CAGE

伝う汗を夏のせいにして、けして埋まらないはずの穴を塞ごう。 欠けたまま生まれ落ちた罪を背負って、盲いたままであなたを辿ろう。 誰だっていっしょさ。脳髄が融けてしまって、正常な思考なんて、この季節にはないから。 渇いた喉を己の涙で潤そう。 #夏の慟哭 刹那先の絶望なんて、知らない。

2014-08-11 22:00:32

告知。

@RAIN_CAGE

企画名: #夏の慟哭 日時:08/13~08/15 概要:夏っぽい企画。タグ名をお題にした創作企画、媒体はなんでも。文章は一人称視点だと企画主が喜ぶ。 参加方法:企画タグを付けてツイート 備考:後日トゥギャ

2014-08-11 02:07:21

開始。
08/13:記憶。

@RAIN_CAGE

予定調和の箱庭で。呼吸だけを続けた。 切り取った夏の日を飽きもせず、幾度となく繰り返す。 致死量の熱を与え続ける。 これは、変化を恐れたわたしの報い。 これが、彼女を壊したわたしの償い。 #夏の慟哭 (08/13:記憶) だから向日葵はけして 枯れない。

2014-08-12 23:43:48
莉乃 @nnn_rinons7

夕立の中、自転車を走らせた青い日々。失うことだけに叫びをあげていた心。背負う気も無く、逃げる気もなく。当て所ない旅が終わりを迎えることを知らなかった、緑表紙のノート。陽が強くなる毎に暗転は厳しくなる。木陰で蹲る王様はもういない。 #夏の慟哭 (記憶)

2014-08-13 00:03:32
せいや @petitchante

暗号の解除キーは無意識の奥に埋もれた思考と経験。上っ面の言葉と仕草で響き合うには彼等と私は離れ過ぎていた。互いの不理解は容赦なく毛色の違いを訴える。塗りつけられた劣等感と染み付いた排斥が再び羽撃くことを恐れた。 #夏の慟哭 【記憶】 籠から足を踏み出したとて風切り羽根は戻らない。

2014-08-13 00:20:19
ここたん @tomato_cocotan

その声は蝉の鳴き声に滲んで 私に届いた 強くあるために 吠えた 弱さを許すために 吠えた 全てを拒絶するよう 全てを甘受するよう あの陽炎の中で 彼女は 確かに虎だった #夏の慟哭

2014-08-13 00:55:29
そると @iluvucuzuareu

無様にしがみついていた世界。手放してみればそれは呆気なく去った。手は届かず、足も着かない。照りつける日差しすら遠い。コードを通して耳へと流れ込むそれだけが、僕を現実に繋ぎとめる。容赦無く刺したのは、意識が呼び戻すため。なるべく痛く、この季節に縛りつけるため。 #夏の慟哭 (記憶)

2014-08-13 01:57:07
N @L0ve_is_dead

澄み切った青の下 疑いもしなかったんだ 頭上を過ぎる入道雲 変わらないと信じてた 縺れる足で走る先に 何も無いとわかってるのに 夢のように消えた後ろ姿が 瞼の裏に焼き付いて離れなくて その体を抱き締めたかった 伝えたかったんだ たった一つの言葉を #夏の慟哭

2014-08-13 06:35:04
N @L0ve_is_dead

日差しに焼かれて燃え尽きてしまいたい 何処にいても 何を見ても 何をしても 腹に居座る気怠さ苛立ちフラストレーション 眩しさにすべて暴かれる いかれた思考で逃げ込んだ避暑地 滾る醜悪な感情を伴いながら 虚ろな目で溶けない夢をさがしていた #夏の慟哭

2014-08-13 06:53:03
@RAIN_CAGE

夏の残響に追われている。 脳裏に閃く景色。袋の中の金魚。君のうなじ。誰かの笑い声。夜の光。 忘却の淵に引っ掛かったまま、傷痕は癒えない。 (嗚呼、本当は知っている) (失いたくなかったと) #夏の慟哭 認めてしまえば涙を流すだけ、悲しみに暮れる装置の出来上がり。

2014-08-13 07:19:56
穴井秋乃 @AnaiAkino

吹奏楽部はずっと同じフレーズばかり吹いて居る。私はアクリル絵の具をチューブからパレットに移し、水を含ませた筆で溶く。画用紙にペタペタと色をのせて行く。蝉も同じフレーズを繰り返している。私は画用紙に一心不乱に向き合う。ポスターは少しずつ完成に向かっていく。 #夏の慟哭 記憶

2014-08-13 13:21:25
穴井秋乃 @AnaiAkino

待ってよの声を掻き消す蝉の声私は今も覚えています #夏の慟哭 記憶

2014-08-13 13:25:02
穴井秋乃 @AnaiAkino

宿題に追われ追われて八月は宿題残し終わってしまう #夏の慟哭 記憶

2014-08-13 13:27:33
穴井秋乃 @AnaiAkino

朝顔が蔓を伸ばすの見ていたのじっと見ていた観察日記 #夏の慟哭 記憶

2014-08-13 13:31:15
穴井秋乃 @AnaiAkino

諦めた模試の結果は変わらない私の進路変わったあの日 #夏の慟哭 記憶

2014-08-13 13:41:07
穴井秋乃 @AnaiAkino

蝉の声掻き消して行く好きですと告白をしたあの気のしたで #夏の慟哭 記憶

2014-08-13 14:25:08
穴井秋乃 @AnaiAkino

蝉の声掻き消して行く好きですと告白をしたあの木の下で #夏の慟哭 記憶

2014-08-13 14:30:15
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