- southmtmonk
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えっ……、言語を操ることができる動物は人間しかいない……? ハハハ、冗談はやめてくれよ。ポニーたちだってこんなに流暢に英語を……えっ……?
2014-08-16 20:45:30まあなんか時制がないとか同じ音の並びでもアクセントや声調で意味が違うのは日本語や中国語でも同じようなこと言えるんちゃうかなーとは思った。なんかえらい不思議なことみたいにやってたけど
2014-08-16 21:37:18日本言語学会の梶茂樹会長が就任のとき、アフリカの太鼓を持ってきて「この村では太鼓で文を伝えます。たとえばこんなふうに」(お~ま~え~は~ア~ホ~か~)っていうのやってた。
2014-08-16 21:57:20(エヴェレットの)ピダハン語についての研究は本当に言語学にとって尊いものであるにも関わらず、エヴェレットのビッグマウスのせいで胡散臭く見えるのはもったいないことである。
2014-08-16 21:39:20地球ドラマチック「ピダハン 謎の言語を操るアマゾンの民」、改めて観ましたけど、まったくもって酷い内容ですな。今後あれから生じた様々な誤解を解いて回らないといけないことを思うと暗澹たる気持ちになるわ
2014-08-16 19:57:50すごくイラついたことのひとつは、現地の人の喋りにあてる字幕を、「原始語」イメージなんか知らんけど非標準的な言葉遣いにしてたこと。そんなあからさまに差別的な視点を剥き出しにされましても、と思うわ
2014-08-16 19:59:14あと「ピダハン」にrecursionがあるかないかはChomskyのUGとは関係がないんです。それは例えば、「〇〇病は遺伝的疾患である」という主張に対して、「それは間違っている、なぜなら〇〇病にかからない人もいるからだ」と言ってるようなものなんです。
2014-08-16 20:03:23でまあ、それこそマーガレット・ミードを一例とするような、人類学・言語学史上でごくありふれた誤りがまた出てきた、ということなのか、これまで誰も発見することができなかった真に驚くべき言語文化をエヴァレットが発見したということなのか。前者ではなく後者である、と信じるほどの根拠はないなあ
2014-08-16 20:13:09あとはまあピンカーが大体まとめてくれている d.hatena.ne.jp/optical_frog/2… んだけど、「世界の果てに我々のものとは全く異なる驚くべき言語があった!」という「発見」は、これまで何度も何度もされてきてるのよ
2014-08-16 20:08:49番組中でChomskyが言ってた、「言語能力が人間に遺伝的に備わっていることを否定するのは極めて難しい」というのはね、例えばパンダの赤ちゃんを人間として育てても、一歳で話し出して三歳でアンパンマンに飽きて五歳で山手線の駅名暗唱したりしないよね?という種類の話なのよね
2014-08-16 20:25:58つまり、言語を身に付けそれを操るということに関して、人間と同じことができる動物は存在しなくて、じゃあその違いはどこに根本的な原因があるの?といったら「遺伝子」以外の答えないですよね、ということ。
2014-08-16 20:27:29で、エヴァレットに対して言語学界が反応したのは、「おいおいまたノーブルサベージかい」といううんざり感と、しかしこの種の物語は一般メディア上で真偽が十分に検証されることがないまま広まりやすいという危機感から来ている。
2014-08-16 20:37:44@gorotaku 昔まとめてました。 アマゾンの PIRAHÃ族とその言葉ピラハ語についてとピンカーによるエヴェレット批判についてのまとめ - Togetterまとめ togetter.com/li/357320 @togetter_jpさんから
2014-08-16 20:33:38有名なケースは「エスキモーの言語には雪を表す単語がたくさんある」というデマですね。プラムやピンカーが色々頑張ってもまだ消えきっていない。
2014-08-16 20:39:25え、それってデマなんですか?放送大学の英語テキストで「サピアウォーフの仮説」に関し「エスキモー語には雪の状態を表す言葉が多い」というような記述があって成程と思ってました… RT @gorotaku 有名なケースは「エスキモーの言語には雪を表す単語がたくさんある」というデマですね
2014-08-16 21:15:58@jarinkocafe デマです。Pullumという言語学者が、The Great Eskimo Vocabulary Hoaxというエッセイで指摘していますが、 とかくその手の話には「何語に」「いくつ」雪を表す単語があるのか、まともなソースを示しているものがありません。
2014-08-16 21:19:11Eテレでピダハンのドキュメンタリーやっていたけど、その言語がrecursionを持たないことが、それを言語の本質とする仮説の反証にはならんことをちきんと言わなければいかんです。Nevins, Pesetsky & Rodrigues (2009)の論文とか紹介せんといかんです。
2014-08-16 20:16:22ともかく、「〇〇語はこんなに変わっていてこんなに特別!」というストーリーは人のこころを掴むんですよ。知識人的な人が新書的な著書に挟み込むトリビアみたいな形で消費されてゆく。で、それに「チョムスキーは間違っている!」という、これまたよくあるストーリーを合体させたのがアレですよね
2014-08-16 20:58:45だからこそああいう痛々しいドキュメンタリーが作られてしまうわけで。秘境!未開の民族!川口浩探検隊!言語学会に潜む闇!陰謀!調査禁止!真実を求め挑み続ける男!テンプレ感凄いよね
2014-08-16 21:02:21