渡邊芳之先生 ynabe39の「しばらく「遠くにいて顔の見えない人々」の側で暮らしてみると自分の意見も大きく変わる。」
千の風になって。
北海道帯広市 · twilog.org/ynabe39
渡邊 芳之(わたなべ よしゆき、1962年4月22日 - )は日本の心理学者。帯広畜産大学人間科学研究部門(人文社会・体育学分野)教授。博士(心理学・東京国際大学)。 佐藤達哉、尾見康博との共同研究を中心に心理学論、心理学史、人格心理学や血液型性格分類の批判的検討などの分野に論文・著作を持つ。趣味はレコード蒐集。
http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊芳之
渡邊 芳之 -帯広畜産大学-
http://www.obihiro.ac.jp/ichiran/watanabe_yoshiyuki.html
「コスプレして靖国神社参拝している人々の写真を撮ってネットで公開する」ということが「盗撮」と呼ばれるのはいかにも今の感覚だなあと思う。
2014-08-17 10:33:21「みんなが見ている場所でみんなに見えるようにやること」でも自分が見てほしいと思う相手以外からは見られたくないし,見られることを拒否できる,という感覚はネットでの「公言」についてもよく感じられる。
2014-08-17 10:34:58まあ今はテレビでタレントが街を歩くシーンなどでも関係ない通行人の顔はボカされる時代だから,「通行人」のほうからそれを求めるのも普通なのだろう。
2014-08-17 10:41:44Aという職業や技術については「プロに仕事させて金を払わないのはおかしい」と言っているのと同じ人がBという職業や技術については「市民のためにただ働きしろ」と言っているという夢を見た。
2014-08-17 10:47:23「どの当事者に共感するか」「自分をどの当事者の立場に置くか」で物事に対する意見がまったく変わってくる,ということはあらゆる「論争」でみられることだ。論理でなく共感の問題。
2014-08-17 10:48:52「プロにただ働きさせるべきではない」と言う人は(その問題については)自分を「プロ」の側において考えているし,「専門家は市民に奉仕すべきだ」という人は(その問題については)自分を専門家でない側においている。
2014-08-17 11:01:53風評被害の問題で生産者側に共感して「生産者の気持ちを考えろ」と言った人が,たとえば北海道の鉄道問題などで北海道の住民に共感しなければ「人口の少ないところの鉄道など不合理だから廃止しろ」と言ったりする。べつに「人の気持ちに優しい人」と「思いやりのない人」がいるわけではない。
2014-08-17 11:07:31比較的近くにいて顔の見える人々,マスコミでさかんに取り上げられる人々に共感するのは容易いが,遠くにいて顔の見えない人に共感するのは難しい。しかしそれだけで問題への意見はまったく違ってしまう。
2014-08-17 11:08:42北海道の鉄道についての意見なんて北海道に親戚のひとりでもいればまるで変わってくるし,特定の国に対する意見もその国に行ったことがあったりその国に友人がいたりすればまるで違ってくる。それがいけないというのではなくて,そういうものだという話。
2014-08-17 11:34:31「ポジショントーク」が悪いのではなくて,ポジショントークをしているのに自分でそれに気づかずに「公正公平な意見を言っている」と信じていることが悪い。ポジショントークになること自体は避けようがないのである。
2014-08-17 11:38:54