以前につぶやいていた黒青めるへんの続きをね、僕は! 鬱ちゃんがおすとの庇護から離れ、汚ぎる君のもとを訪ねると暗い部屋に彼はいました その眼には包帯がきっちり巻かれていて表情はよく見えません 鬱ちゃんが「ぎる君…」と呼ぶとびくりと震え、振り向くのです
2010-11-14 03:08:16「鬱ちゃん…?」って言う汚ぎる君に鬱ちゃんはしがみつきました ごめんねくろすけごめんね、とすがる鬱ちゃんに汚ぎる君はうち震えます ああ、こんなにも簡単に鬱ちゃんの心を手に入れることができたのです
2010-11-14 03:15:20汚ぎる君の行動は決して計算では無かったものの、結果的には鬱ちゃんの心を手にいれることができてそれはそれは嬉しいのでした 鬱ちゃんはその慈愛でもって汚ぎる君を甘やかします ごはんだって何だって口移しで与えるし、えっちだってしてあげるのです
2010-11-14 03:23:04@miyoco69 くろすけごはんだよって口移しで与える鬱ちゃんは、ぼとぼとこぼれても気にしません 汚ぎる君はそんな鬱ちゃんが嬉しいので口内をこれでもかと蹂躙するわけです 「ん、んぁ…」と漏らす鬱ちゃんを押し倒し、ベッドへ向かう汚ぎる君
2010-11-14 03:29:36押し倒す汚ぎる君に「ご、ごはんなのに…」って嘆く鬱ちゃん 汚ぎる君は働けないから自宅警備員だけど、眼が見えなくなったからネト充もできないのです そういったフラストレーションを鬱ちゃんに全てぶつけます
2010-11-14 04:00:30汚ぎる君は視力を補う為に鬱ちゃんにぎゅうってする そんな様子に胸が苦しくなるので、ほんとうは取っておいてもよかったのですが鬱ちゃんは純潔を捧げてやっても良いかなと決心しました 「やってもいーよ」と囁いてあげるわけです
2010-11-14 04:07:01それでも汚ぎる君は腐っても紳士 どんなに鬱ちゃんが許してもいれることだけはしなかったのです そのかわりと言ってはなんですが、口や太ももを使ったプレイは何でもさせたのです 鬱ちゃんは幽閉されていたころとはまた違った色気が出てきました それは近くにいる汚ぎる君も気づくほど濃いものです
2010-11-14 04:17:23汚ぎる君はそんななまめかしい鬱ちゃんがかわいくて大事でもうまらないのです 閉じ込めて自分だけのものにしたいと幾度思ったことでしょうか 鬱ちゃんをベッドにひきずりこみ、口内をむさぼっているときだけは少し安心できたのです でもいつも心のどこかでは鬱ちゃんがいなくなったらと不安でした
2010-11-14 04:27:05ですから今日もごはんなんかより鬱ちゃんを食べたいのです 口を吸うと牛乳かなにかの甘い香りがしました 鬱ちゃんが「しちゅー…」とつぶやいていたそれです 夢中で吸いつくと息苦しそうに鬱ちゃんは呻きました ぎる君の舌はあたたかく、とても気持ちのよいものです
2010-11-14 04:35:38@miyoco69 だいたいいつも行為はごはんの最中か後と決まっていたのですが、それを少しでも拒むと汚ぎる君が泣いてしまうので鬱ちゃんは気を付けなければいけませんでした 狭いベッドのなかで抱き合っているとまるでひとつになったかのようです
2010-11-14 04:42:10▽めるへん黒青 ベッドの中でいちゃつく二人は誰にも邪魔されずひっそりと暮らしていました 鬱ちゃんが以前より少しなまめかしくなったこと、汚ぎる君が以前より大分粘着になったことを除けばいたってつつましやかなものです
2010-11-15 13:22:19鬱ちゃんは視力を奪われた汚ぎる君を盲目的に愛しましたし、大切にしました 汚ぎる君も鬱ちゃんの身体はいやらしく開発するも純潔には一切手を出さないという入れ込み様だったのです ふたりの生活はお互いの依存により成り立つものでしたが、それらを邪魔するものなど存在しないのでした
2010-11-15 13:27:11鬱ちゃんは甲斐甲斐しく汚ぎる君を看病します 時折街に出て必要なものを買いに行ったりするのですが、その度汚ぎる君は心配で心配でたまりませんでした 鬱ちゃんの最近のなやましさはきっとよからぬ輩を寄せ付けてしまうと確信があったのです
2010-11-15 13:31:24その汚ぎる君の不安は的中します 鬱ちゃんがいつも通り買い物に行ったその帰り道のことです どん、と前から男がぶつかってきたのです 驚いて尻餅をつく鬱ちゃんに群がるモブ達 鬱ちゃんは必死で抵抗したのですが、相手が複数でかつ屈強な身体を持っていたということもあり歯が立ちません
2010-11-15 13:38:24鬱ちゃんは性知識皆無なので汚ぎる君に教えられたテクはあっても、経験なんて無いのです したがってモブの意図はよく分かっていない ただやめろ、さわんなって抵抗して頬を殴られます 屑とおかあさんの行為がフラッシュバックして目の前がくらくらとなりました
2010-11-15 13:54:38モブに襲われた鬱ちゃんは気付くとぼろぼろの格好で家の前にいました さいごに見たのは覆い被さるように迫った手のひらで、それからの記憶はありません どこをどうやって帰ってきたのか、何をされたのか、鬱ちゃんは覚えていなかったのです
2010-11-16 00:40:33いいえ、本当は覚えていたのかもしれません でも鬱ちゃんは記憶の蓋をけして開けようとはしませんでした 一番たいせつなのは、汚ぎる君に知られてはならないということです せっくすの意味を知らない鬱ちゃんはそれでも無意識にそれがどのような意味をもたらすのか感じていたのかもしれません
2010-11-16 00:44:21ぎいいと、扉を開けて「ただいま」とつぶやきます しかし部屋のなかは真っ暗で灯りさえともっていません 鬱ちゃんは不安げに「くろすけ…?」と呼びました 瞬間、ぎゅうと伸びてきた腕に抱き締められました 苦しいようと漏らすと更に締め付けられました
2010-11-16 00:48:57汚ぎる君はぎゅっと鬱ちゃんを抱き締めたまま、「心配したよ…」とささやきます 鬱ちゃんはすっかり胸が苦しくなってしまいました すがりつく彼がいとしくてたまらないのです それでも、汚ぎる君の唇が耳を掠めるとがくがくと震えが止まりません ああ、大勢の雄の臭い頭のなかに充満するのです
2010-11-16 00:57:45ぎる君はぎる君なのに、あんなやつらと同じなわけないのに と言い聞かせても無駄でした 頭がくらくらと悲鳴をあげるのです 汚ぎる君は鬱ちゃんのそんな様子に唖然とします まさか、まさか、鬱ちゃんがそんなことあるわけない… 帰りが遅かったのはきっと寄り道していただけで
2010-11-16 01:04:44確かめるようにぎゅうと抱き寄せるとわずかにびくりと震える鬱ちゃん 「鬱ちゃん…」と名前を呼ぶと、「ごめんなさい」とか細い声が言いました 「多分おれ、よごれてる…」 絞り出す鬱ちゃんがかわいそうでかわいそうで汚ぎる君は気が変になりそうでした
2010-11-16 01:11:51. @miyoco69 @entzauberung 自分が鬱ちゃんにしてあげれることなんて汚ぎる君は思いつきません 抱き締めるしかできないのです 鬱ちゃんはそんな汚ぎる君にただひとこと「だいて」とつぶやきました この傷を癒すには新たな傷を重ねるしかないのだと思ったわけです
2010-11-16 01:27:22そんな傷口に塩を塗るような真似はしたくない汚ぎる君でしたが、鬱ちゃんがそれを望むならつきあってあげたいのです 行為自体はただのなぐさめにしかならなくとも一瞬でも鬱ちゃんの気が紛れるなら何だってやってやると うんと気持ちよくしてやるつもりでした
2010-11-16 01:39:09さらりと触れてくる汚ぎる君の手はひどく優しいものであったので鬱ちゃんは嬉しくなりました 思わず「ぎる君…」とすがりつくと唇を奪われます 舌をぢゅうと吸われるのが心地よくて身を任せる鬱ちゃんに汚ぎる君の愛撫が降り注ぐのでした
2010-11-16 01:51:57慰めるような汚ぎる君のそれは鬱ちゃんの傷を癒すためのものでしたが、そうされる度に鬱ちゃんはまざまざと現実を見せつけられている気分でした 以前とは決定的に違ってしまった身体を宝石のように大事に扱う汚ぎる君は愚かしくけれども同時にどうしようもなくいとしいのです
2010-11-17 02:33:23