刑事夢主と医大生光秀

m @yoakehakonai

優秀な医大生光秀と新米刑事(夢主)の話。光秀に無自覚で虐められつつも頭もいいしなんだかんだでいい人だからご遺体を通じて(？)友人になる。

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両者相手のことを「変な人だなー」と思いつつ仲良くなって、意見交換したりなんか事件に巻き込まれたり光秀に疑惑がかけられるも夢主が庇ったりして信頼度が高まっていく。

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付き合ってないけど付き合ってるような微妙な関係になる。清い関係だけど、いつの間にか光秀のことをを一番理解している人間になっていて、「結婚したらいいのに」とか濃姫さんに言われてる。

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そんなある日、綺麗な結婚指輪を付けたご遺体が運ばれる。それを見て可哀想にねぇ…と故人に手を合わす夢主。頓着はしてないが、自分も光秀も今のままでいるのなら別にわざわざ結婚する必要ないかな〜とか考えてる蛋白な夢主。

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ふと、「もし自分が運ばれてきたらどうします？」と光秀に尋ねる。しかめっ面になる光秀に苦笑しつつ、「まあ刑事って危険な仕事だから可能性はゼロじゃないんですよ」と話す。死んでも仕方ない。そんな考えを持たせないために結婚指輪を買う事を決意する光秀。何があっても帰ってくるように。

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指輪を用意して(今更だけど)結婚を前提に告白しようとその日も作業していた矢先、濃姫から電話。夢主撃たれた。コンビニ強盗で銃を持った外国人から妊婦を庇ったと。

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病院に着く前に夢主死亡。銃弾やら犯人と戦った痕跡やらがあるからと光秀の方に送られ、いつも一緒に眺めていた場所に夢主がいることに言葉もでない光秀。

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それでめも淡々と作業して記録をとっていく。全ての作業を終えてコーヒーを淹れてもらおうと名前を呼びかけて、そうだ死んだのだった、と思い出す。

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「コンビニ強盗で死ぬなんて、酷い死に方ですねぇ。しかし腹に3発くらっても犯人と対峙して押さえ付けたなんて、体力バカにも限度があるでしょう。そんなんだから貴方は早死にするんですよ」

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「妊婦は無事でしたよ。お腹の子供も問題ないそうです。妊婦は貴方に助けられたことをとても感謝していました。職務を全うしたんですね、貴方は…私を置いて。」

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ちょっとだけ泣いてから、渡せなかった結婚指輪を死後硬直の解けた指にはめてあげる光秀さん。その後はなにごともなかったかのように遺体を返し、葬儀に出席。号泣する濃姫を慰める役に徹する。

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でも夢主の両親にお願いして遺骨を分けてもらい、それで新しく結婚指輪を作って毎日身につけている光秀。それからの日々は、夢主に会う前と同じ生活がまた始まる。