2014年8月19日

シモニタ研究所の料理店

シモニタってなんだ? 謎の一端に迫る!
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くがじろー保育係 @kgaz_410

シモニタけんきゅうじょこんだて あさごはん…ごはん、みそしる、切り身 おひる…ラーメン ばんごはん…シモニタせんせの気まぐれサラダとおにく #注文の多いシモニタ料理店

2014-08-19 09:34:59
くがじろー保育係 @kgaz_410

〜前回までのあらすじ〜 猟師の二人は、とある森の奥地へと進んで行った。しかし、連れていた猟犬とはぐれ、道に迷い、とほうにくれていた。おまけにお腹がすいた。このままでは飢え死にしてしまう。そんなとき二人の前にひとつの建物があらわれた。 #シモ研

2014-08-19 11:28:07
くがじろー保育係 @kgaz_410

 ふとうしろを見ますと、立派な一軒いっけんの西洋造りの家がありました。そして玄関には LABORATRY けんきゅうじょ SHIMONITA HOUSE しもにたや という札がでていました。 #シモ研

2014-08-19 11:28:50
くがじろー保育係 @kgaz_410

「君、ちょうどいい。ここはなかなか開けてるんだ。入ろうじゃないか」 「おや、こんなとこにおかしいね。しかしとにかく何か食事ができるんだろうか」 「もちろんできるさ。たぶん人がいるんだろう」 「とりあえずはいろうじゃないか。ぼくはもう何か喰べたくて倒れそうなんだ。」02 #シモ研

2014-08-19 11:29:40
くがじろー保育係 @kgaz_410

二人は玄関に立ちました。玄関は大理石煉瓦れんがで組んで、実に立派なもんです。  そしてガラスの開き戸がたって、そこに金文字でこう書いてありました。 「どなたもどうかお入りください。決してごえんりょは無用。おいしいなんかも出せる。所長は奥にいるので来ると良い」03 #シモ研

2014-08-19 11:30:49
くがじろー保育係 @kgaz_410

二人はそこで、ひどくよろこんで言いました。 「こいつはどうだ、やっぱり世の中はうまくできてる、きょう一日なんぎしたけれど、こんどはこんないいこともある。ここは研究所だけれどもただでごちそうするんだぜ。」 「そうか!。決してご遠慮は無用だしな!そうだよな!」04 #シモ研

2014-08-19 11:32:28
くがじろー保育係 @kgaz_410

二人は戸を押して、なかへ入りました。そこはすぐ廊下ろうかになっていました。そのガラス戸の裏側には、金文字でこうなっていました。 「ことに太った方や若いお方は、だいかんげいいたしますよ!(=´∀`)人(´∀`=)」05 #シモ研

2014-08-19 11:33:11
くがじろー保育係 @kgaz_410

二人は大歓迎というので、もう大よろこびです。 「君、ぼくらは大歓迎にあたっているのだ。」 「ぼくらは両方兼ねてるからな!」  ずんずん廊下を進んで行きますと、こんどは水いろのペンキ塗ぬりの扉とがありました。06 #シモ研

2014-08-19 11:33:55
くがじろー保育係 @kgaz_410

「どうも変な研究所だ。どうしてこんなにたくさん戸があるのだろう。」 「研究所だからな。いろんな部屋くらいあるさ。」  そして二人はその扉をあけようとしますと、上に黄いろな字でこう書いてありました。07 #シモ研

2014-08-19 11:34:30
くがじろー保育係 @kgaz_410

「当しせつは注文の多いけんきゅうじょですからどうかそこはごりょうしょうくださいm(_ _)m」 「なにをやってるんだ。こんな山の中で。」 「さてな。見たまえ、東京の大きな研究所だって研究を公開はしないだろう」08 #シモ研

2014-08-19 11:35:06
くがじろー保育係 @kgaz_410

二人は云いながら、その扉をあけました。するとその裏側に、 「注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえて下さい。m(_ _)m」 「これはぜんたいどういうんだ。」ひとりの紳士は顔をしかめました。09 #シモ研

2014-08-19 11:36:02
くがじろー保育係 @kgaz_410

「うん、これはきっと研究があまり忙しくてもてなしが手間取るけれどもごめん下さいとこういうことだ。」 「そうだろう。早くどこか部屋の中にはいりたいもんだな。」 「そしてテーブルに座りたいもんだな。」 10 #シモ研

2014-08-19 11:36:37
くがじろー保育係 @kgaz_410

ところがどうもうるさいことは、また扉が一つありました。そしてそのわきに鏡がかかって、その下には長い柄のついたブラシが置いてあったのです。  扉には赤い字で、 「お客さまがた、ここで髪かみをきちんとして、それからはきものの泥どろを落してください。(・ω・)ノ」11 #シモ研

2014-08-19 11:37:38
くがじろー保育係 @kgaz_410

と書いてありました。 「これはどうも尤もだ。僕もさっき玄関で、山のなかだとおもって見くびったんだよ」 「衛生管理の厳しい所だ。きっとよほど衛生に、気を使うんだ。」  そこで二人は、きれいに髪をけずって、靴の泥を落しました。 12 #シモ研

2014-08-19 11:38:31
くがじろー保育係 @kgaz_410

 そしたら、どうです。ブラシを板の上に置くや否いなや、そいつらに足が生えて、どこかへ行ってしまったように見えました。二人はびっくりして、互いによりそって、扉をがたんと開けて、次の部屋へ入って行きました。13 #シモ研

2014-08-19 11:39:28
くがじろー保育係 @kgaz_410

早く何か暖いものでもたべて、元気をつけて置かないと、また幻覚をみるぞと、二人とも思ったのでした。  扉の内側に、また変なことが書いてありました。 「鉄砲と弾丸たまをここへ置いてください。ε-(´∀`)」14 #シモ研

2014-08-19 11:39:59
くがじろー保育係 @kgaz_410

見るとすぐ横に黒い台がありました。 「なるほど、鉄砲を持って研究所に入る法はない。」 「いや、よほどだいじな研究をやってるんだ。」  二人は鉄砲をはずし、帯皮を解いて、それを台の上に置きました。15 #シモ研

2014-08-19 11:40:38
くがじろー保育係 @kgaz_410

また黒い扉がありました。 「どうか帽子ぼうしと外套がいとうと靴をおとり下さい。(・ω・)ノ◎」 「どうだ、とるか。」 「仕方ない、とろう。これから消毒かなんかするんだろう。研究所だしな。」16 #シモ研

2014-08-19 11:41:25
くがじろー保育係 @kgaz_410

二人は帽子とオーバーコートを洋服かけにかけ、靴をぬいでぺたぺたあるいて扉の中にはいりました。その扉の裏側には、 「ネクタイピン、カフスボタン、眼鏡、財布、その他金物類、ことにとがったなんかは、みんなここに置いてください(=゚ω゚)ノ」17 #シモ研

2014-08-19 11:42:34
くがじろー保育係 @kgaz_410

と書いてありました。扉のすぐ横には黒塗りの立派な金庫も、ちゃんと文字通り口を開けて置いてありました。鍵まで添そえてあったのです。 18 #シモ研

2014-08-19 11:43:04
くがじろー保育係 @kgaz_410

「ははあ、何かの研究に電気をつかうと見えるね。金気のものはあぶない。ことにとがったものはあぶないとこういうんだろう。」 「そうだろう。して見るとここから先が研究室だろうか。」 「どうもそうらしい。」 「そうだ。きっと。」19 #シモ研

2014-08-19 11:43:45
くがじろー保育係 @kgaz_410

二人はめがねをはずしたり、カフスボタンをとったり、みんな金庫のなかに入れて、まるで肉のような感触の鍵を持ち錠をかけました。そして二人が扉を開け先にいくと、なんとその金庫が目を開き、中のものを咀嚼し始めたように見えました。20 #シモ研

2014-08-19 11:44:14
くがじろー保育係 @kgaz_410

すこし行きますとまた扉とがあって、その前にガラスの壺が一つありました。扉にはこう書いてありました。 「壺のなかのクリームを顔や手足にすっかり塗ると良い(・ω・)ノ」 21 #シモ研

2014-08-19 11:44:54
くがじろー保育係 @kgaz_410

みるとたしかに壺のなかのものは牛乳のクリームのようななんかでした。 「クリームをぬれというのはどういうんだ。」 「これはね、外がひじょうに寒いだろう。部屋のなかがあんまり暖いとひびがきれるから、その予防なんだ。気配りの出来る人がいる。こんなとこで、案外いい人なんだ」22 #シモ研

2014-08-19 11:45:53
くがじろー保育係 @kgaz_410

二人は壺のクリームを、顔に塗って手に塗ってそれから靴下をぬいで足に塗りました。それでもまだ残っていましたから、それは二人ともめいめいこっそり顔へ塗るふりをしながら喰べました。23 #シモ研

2014-08-19 11:46:21
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