ニュースを読む「朝日新聞(大岩ゆり記者) 甲状腺がん、疑い含め１０４人　福島の子供３０万人調査」 マキノさんによる統計的検証

Jun Makino @jun_makino

10 万人あたりが避難区域等、浜通り、中通り、会津地方でそれぞれ 33.5, 35.3, 36.4, 27.7 人とのこと。

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会議は 13:30 からと。もうすぐ資料がでるのかな。

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あ、朝日のこれの話：　asahi.com/articles/ASG8R… 甲状腺がん、疑い含め１０４人　福島の子供３０万人調査

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pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/ken… 資料がでそうな場所

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でた。以下、 (H23, 24, 25 年度、いわき、 25 年度 ( いわき除く ) の数字

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1 次検査結果でた人数 41,813, 139,093, 114,783, 47,759, 67,024

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2 次検査対象者 221, 986, 1030, 429, 601

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2 次検査結果確定数 191, 864, 793, 353, 440

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悪性ないし悪性疑い 14, 54, 35, 19, 16

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率 1/2581, 1/2257, 1/2525, 1/2112, 1/3067

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10 万人あたり 38.7 44.3, 39.6, 47.3, 32.6

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検定には homepage3.nifty.com/aihara/2x2.html 2x2 分割表解析

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年齢補正をしないと 24 年度と 25 年度 ( いわき除く ) の比較で p=0.17 程度 ( 片側検定 ) で、 例えば 5% とかでは有意にならない。

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年齢補正の効果はそこそこありそうだが精密なのは困難。資料の表 9 に、地域毎の平均年齢の違いがあって、会津は中通りよりも 0.5 歳ほど高い。つまり、 11 年 3 月時点での年齢分布の差以上に検査時期の差がでていて、年度が遅いほど調査時年齢はあがっている。

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2 次検査率が H23, 24, 25 で 0.5, 0.7, 0.9% と上がっているのは、もちろんこの年齢の変化によるものかもしれないが、診断基準のブレを示している可能性もある。

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25 年度については悪性ないし悪性疑い 35 名のうち手術は 4 名のみとなっており、検査の進捗状況を考慮しても、例えば昨年 9 月の段階で 24 年度調査では 44 名中 16 名手術していたのに比べると慎重に見える。

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まあ、公式発表を素直にみると、年度毎の差はあるけど統計的に有意ではない、ということになり、もうちょっと細かくみると年齢補正や検査自体のバイアスの可能性を考慮する必要がでてきてよくわからなくなる、というところ。

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24 年度調査の進行による悪性率の変化をみてみる。

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24 年度の 12 回 :1 次検査確定 134748 B 判定 944 2 次検査対象 953 2 次検査終了 462 悪性 30 。 10 万人あたり 46 人。