【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-01】 横三講座第23話目でございます。 董卓のもとに、反乱軍が旗揚げしたとの方がもたらされます。詳細を聞こうとする董卓に、敵の総大将は袁紹、参謀に曹操との報告が。このコマの吹き出しの位置が李儒よりになってますが、あまり気にしないこと。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-02】 数万の兵力が洛陽を目指しているという報告のあとに、さらなる注進の兵士が。呉の孫堅が敵の第一陣として汜水関（しすいかん）近くまで攻めてきたとの方が。董卓は、孫堅が長沙の太守であることは知っていましたが、詳細について李儒に訪ねます。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-03】 参謀としてはなかなか優秀な李儒は、即座に孫堅が孫子の末裔であることを伝えます。孫堅が腕の立つ男である証拠として、少年時代の孫堅が一人で海賊退治をやってのけるという逸話を紹介します。顔色一つ変えずに首領の首を落とす辺りは、怖いですね。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-04】 それほどの男を相手にするのですから、反撃するのにはよほどの大物を立てねばならないと思案する董卓。ここで、当然のように呂布が出てきます。このような時のために赤兎馬を与えられたのでしょう、とやる気満々です。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-05】 しかし、そこに待ったをかける男が出てきます。董卓軍には呂布以外にも将軍がいるぞといわんばかりに登場したのが、関西の華雄（かゆう）将軍です。董卓は、華雄に先陣を任せることにしました。切り札たる呂布は温存しておきたかったのでしょう。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-06】 こうして、反董卓連合軍の初戦となる孫堅VS華雄の決戦が始まります。決戦の場所は汜水関の関門です。孫堅は猛攻をしかけます。華雄は、副将の胡軫（こしん）に城を出て孫堅の首をとるように命じます。孫堅VS胡軫の一騎打ちが始まりましたが…

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-07】 孫堅の部下が槍を投げつけ、見事胡軫に命中。将を失った胡軫の軍は乱れ、退却をします。孫堅は深追いはせず、兵を引かせます。よく統率のとれた軍隊を率いていたわけです。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-08】 敵の副将を討ったことは、すぐに袁紹のもとに報告されました。そして孫堅からは食糧を送るようにと要請がなされています。前回で袁紹は兵糧を切らさないことを約束していましたので、孫堅の軍は最低限の食糧しか持っていなかったと推察されます。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-09】 すぐに手配するように袁紹は命じますが、ここでおかしな男が一人で出てきます。ずる賢そうな男です。名前は出てきませんが、孫堅がもし董卓を殺しても、狼を殺して虎を迎えたようなもの。兵糧を送らずに孫堅の力を殺ごうと言いだしたのです。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-10】 その意見をあっさり受け入れたのか、孫堅の軍には一切兵糧が送られませんでした。ここでちゃんと約束を果たしていれば、袁紹は総大将と董卓打倒の功労者として、その後の影響力を持っていたことでしょうに。器の小ささがここで露呈してしまいます。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-11】 兵糧がなく、弱り切ってしまった孫堅軍。まさか味方から兵糧攻めにあうとは夢にも思わなかったことでしょう。結局一ヶ月近くも滞陣したまま待ちぼうけを食ってしまいます。兵糧が来なければ一旦帰るという選択肢は、なかった模様です。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-12】 そんな孫堅軍の窮状を知った華雄は、夜襲を仕掛けることに。これが見事にハマりまして、孫権軍は大混乱。寝間着姿のまま斬り殺される者多数です。このままでは戦いにならないと悟った孫堅は単騎戦線を離脱します。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-13】 孫堅の初戦の勢いを、つまらぬ進言で台無しにしてしまった袁紹。このツケはのちにきっちり払わされることになりますが、これはまた後の回で。 結果的に反董卓連合軍は初戦を落としてしまいます。

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【横山光輝「三国志」講座23「汜水関」-14】 反董卓で連合したものの、決して一枚岩になりきれないことが、ここから露呈してしまいます。そして、このことが今後の戦いにも大いに影響してくるのです。 以上、第23話でございました。