クラシック音楽 入門

クラシック音楽入門とかいっているけど、基本、クラシック音楽に関わる話の、メモ書きみたいなもの。
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俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】クラシック音楽というと、なんだか取っ付き難い音楽だと思われているが、実は案外、身近な所で、よく使われていたりする。例えば、パッヘルベルの作曲した曲に「カノン」という曲があるのだが、あのコード進行をモロにパクっている曲は、それこそ当たり前にある。

2014-08-28 09:44:31
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】パッヘルベルの「カノン」、実はカノンというのは、誰か人の名前とか、そう言うんじゃなくて、音楽の作曲技法で、一つの旋律を、同じ旋律で追いかけるものを指します。

2014-08-28 09:59:18
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】そういう名前の付け方が、とっつきにくくしているのだろうなあ… ヴィヴァルディの「四季」とかみたいに、具体的に表題がついていた方がウケるみたい。

2014-08-28 10:08:19
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽入門】それでも、パッヘルベルのカノンにしても、ベートーヴェンの運命にしても、何処かで聴いた事がかならずある筈。というのも、今の音楽の源流を辿っていくと、必ずクラシック音楽に行き着くから。

2014-08-28 10:18:10
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】その証拠にテレビのCMなどで、民謡や浄瑠璃が使われる頻度は、非常に残念なことだが少ない。

2014-08-28 10:20:35
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】これは我々の音楽の聴き方は、やはり西洋音楽の響きに馴らされているということでもある。

2014-08-28 10:23:11
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】よくクラシック音楽とかで、ソナタ形式とか、ロンド形式だとか、ホニャララ形式がどうこうとかあるけど、大抵、歌謡曲の場合、Aメロ、Bメロ、サビという部分に分けられるけど、あれと同じようなもの。ただクラシック音楽の場合、その辺がちょっとだけ、手が込んでいる。

2014-08-28 10:28:33
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】 例えば、ベートーヴェンの運命の第一楽章を例に出すと… ジャジャジャ ジャーンというのが、第1主題。次にジャジャジャジャーンと対照的な、柔和な旋律が出てくるけど、これが第2主題。 とりあえずこの楽章を展開する材料を提示しているから、提示部。

2014-08-28 10:34:39
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】次に、提示部で出されたテーマを、今度は料理するのだけど、運命交響曲の第一楽章の場合、あのジャジャジャジャーンがメインで使われます。そして、再び、最初に提示したジャジャジャジャーンが再現されるのだけど、この部分を再現部といいます。

2014-08-28 10:40:23
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】そして、ベートーヴェンの運命の場合、トドメにこれでもか、これでも喰らえと更に盛り上げるのが、コーダ。という具合になっていて、これがいわゆる、ソナタ形式という奴なんだけど、要はAメロ、Bメロ、サビというのは、こういったのをコンパクトにしているもの。

2014-08-28 10:43:05
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】つまり、最初に提示される主題がどう料理されるのかということです。

2014-08-28 10:45:16
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】で、ここで気付いて欲しいのは、どうして作曲家がここまで形式だとか捏ねくり回してまで、聴き手に何を伝えたかったのかという事。そのことが凄く、凄く重要。

2014-08-28 10:50:20
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】それこそ、ブルックナーや、マーラーとかになってくると、演奏時間が1時間半もかかるような大規模な曲を書くようになってくる。ここまで長くなると、これは誰かに対するサーヴィスとか、そういう目的ではなく、完全に「てめーら、俺様の音楽を聴け‼︎」というモードだ。

2014-08-28 10:53:21
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】昔は貴族とかの依頼に応える形で曲を書いていたのだけど、ある時期から、俺はこうなんだ、てめーら、オレの音楽を聴けという生き方が産まれてくる。そういう生き方を始めちゃった最初の人がベートーヴェン。

2014-08-28 10:54:49
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】だから、自分はロック好きの友人にも、ロックの元祖はベートーヴェンなんだと話をしている。実際、ウッドストックのような大規模なコンサートとか、エレキやPAがなければ考えられないのだけど、実は大音量志向は、ベルリオーズ辺りから始まっている。

2014-08-28 11:06:25
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】音楽の聴き手、というかクライアントが、貴族から、楽譜によって出版されて市民に移行するにあたって、演奏される会場もヴェルサイユ宮殿のような場所ではなく、アン・デア・ウィーンのような劇場、あるいはコンサートホールで演奏されていくようになった。

2014-08-28 11:08:29
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】そうすると、どうしても楽器の音量を上げる必要があり、そういう過程において楽器が様々に改造されていった。こういう方向性が実はウッドストックとかと繋がっているというのは、少しは指摘されてもいいんじゃないかと思う。

2014-08-28 11:11:13
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】実はそういう過程において、失われた音色とか、美意識とか、そういうのもあって、そういうものの良さを再発見しようとする動きがあったりするのだけど、その話は後でします。

2014-08-28 11:11:45
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽 入門】ではロックやポップスでいいじゃないかと人は言うだろう。しかし、1楽章に30分以上費やさないと伝えられない何かというのは、この世界には確実に存在するという事。

2014-08-28 11:18:07
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

クラシックのナンチャラ形式だとか、そういう話がメインになったけど、話が飛ぶなあ…

2014-08-28 11:20:49
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

でも、実を言えば、ゴニョゴニョいうのは、大きなお世話である気もする。聴きたければ、勝手に聴くだろうし…

2014-08-28 11:23:48
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽入門】 ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」という曲があるのだけど、あれはオーケストラの楽器や編成はどうなっているのか知る上で、よく出来ている曲なので、オーケストラものに興味のある人にオススメだったりする。

2015-03-27 23:44:15
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽入門】ヘンリー・パーセルの主題を、ブリテンがどのように料理するのかというのも聴きどころで、元々、BBCの依頼で、青少年に向けての音楽教育映画のために書かれた作品。

2015-03-27 23:51:26
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽入門】「青少年のための管弦楽入門」の演奏は、いろんな人が録音している。実はブリテンの自作自演が残されていて、個人的にはオススメ。ブリテンというとピアニストとしても、指揮者としても、非常に素晴らしい仕事を遺している。

2015-03-27 23:54:18
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

【クラシック音楽入門】ちなみにこの自作自演のジャケも非常にウィットに富んだもので、この写真、スコアを持っているブリテンを少年たちがとりかこんでいて、唯一、写っている女性が端っこで背中を向いている。 pic.twitter.com/OGOnqHWysm

2015-03-28 00:03:37
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