笹本祐一氏　アニメ化のデメリット

笹本祐一 @sasamotoU1

「メディアミックスの歴史と展望」/コンテンツ文化史学会 - 2010年大会「拡大するコンテンツ」よりメモ。アニメ化のデメリット１　「アニメの出来＝作品の出来」として扱われる。アニメの出来が良すぎても悪すぎても、作品評価に大きなバイアスを発生させる。

笹本祐一 @sasamotoU1

デメリット２　「アニメの終了＝作品の終了」となりがち。アニメ終了後に部数を伸ばす作品は非常にまれ。作品単体としては寿命が削れることが多い。

笹本祐一 @sasamotoU1

デメリット３　アニメ化後の次回作のハードルがあがりがち。読者の期待的にも、作者の内的にも。一時的に収入がふえることもあり、創作活動を停滞させやすい。飲んで金を使ってしまうことはいいこと（爆）

笹本祐一 @sasamotoU1

最大のデメリット　アニメ化後に新作を発表することのこと難しさと産みの苦しみ。アニメされた作品の後、しばらく新作を発表できない作家は珍しくない。

笹本祐一 @sasamotoU1

以上、http://togetter.com/li/71188より気になったところだけ抜粋。なんせ笹本の作品来年アニメ化ですから、どーなることやら。２０年前ＯＶＡになった時はあんまり変わらなかったよーな記憶があるけど。

笹本祐一 @sasamotoU1

ただ、作家にとって「稼がなければならない」ってのが執筆の重要な動機のひとつであるのは間違いなく事実。あぶく銭で仕事しなくても食えるようになったら、仕事サボって小説の書き方忘れて、なんて簡単に目に見えるもんなあ。