農水省の原田さんが、TPPが日本の農業に与える影響を解説してくださいました。(日常でのお買い物編)

TPPが日本に与える影響、日常のお買い物。スーパーマーケットへの影響を考察してくださいました。消費者のお財布具合や、意識で刻々と変化していく傾向にどう対処していくかが課題になっていきそうですね。
政治 国際 農業 経済 TPP 酪農
22
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP①】近所のごく普通のスーパーの売り場で考える。牛肉売り場から。ロース(ステーキ用)のお値段は仙台牛が1380円/100g、交雑種が613円 、豪州産327円。これらの客層は重なるだろうか?まず、重ならないだろう。完全に棲み分けていると思う。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP②】牛肉の需要が棲み分けできているのなら、豪州産牛肉の関税(38.5%)がゼロになって200円そこそこになっても国産牛肉は大丈夫だろう、とも言えるかも知れないが、今日は売り場にない米国産牛肉は交雑種に近い肉質が期待できるので、売り場の確保の点できつい。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP③】牛肉売り場のキャパから見て3種(和牛、交雑・乳用種、豪州)が限界とすれば(牛肉需要全体が伸びない限り)、価格と肉質が近い交雑と米国産はどちらか一方しか置いてもらえない、という関係かも。現在は20月齢以下で供給量が小さい米国産もチャンスありとなる
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP④】和牛は店側としては、常時置いておきたい商品だと思うが、輸入牛肉の価格が相対的に下がれば、和牛全体の価格も下方修正されるだろう。乳用種は置き場が無くなるかも。300円を超す豪州産も200円台になれば国産豚肉より安くなるので、そちらと競合する可能性も。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP⑤】豚肉はしゃぶしゃぶ用肩ロースが国産238円/g、米国産181円(米国産ロースは今日はなかった)。TPP参加国ではチリも豚肉輸出余力あるが、やはり米国産が圧倒的に強いだろうが、関税ゼロでどの位下がるのか。仮に3割として120円くらいか。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP⑥】豚肉の場合、米国産との肉質格差は一般的には小さい(ブランド豚肉は別として)。今日のスーパーでも国産しゃぶしゃぶ肉と米国産とは単価は異なるが1パック当たりの重さを変えて、パック当たりでは同じ380円で販売(国産160g、米国産210g)。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP⑦】つまり一般の豚肉は既に肉質より、家族でどの位の量が必要か、を基準にお得感で購入しているのかも。関税が下がれが1パック同じ価格で買える量が何割か増えるということで、ファミリー層には受けるだろう。こだわり派は元々、ブランド豚肉を選んでいるかも。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで買えるTPP⑧】以前にもツイートしたけど、輸入豚肉は差額関税がかけられているので、本来の輸入豚肉需要と販売価格の関係が分かりずらい。今日も米国産豚肉のブロックで肩ロースとバラがどちらも95円/gで売っていたけど輸入価格を引き上げるために組み合わせ輸入された部位だろう。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP⑨】豚肉売り場には他に黒豚と○○豚というブランド豚肉がある。黒豚ロースは600円/g、○○豚ロースは300円強といった価格。米国産を入れて4アイテムとなるが、関東では豚肉消費が中心なので、こういう棲み分けに。輸入豚肉増加で普通の豚肉は置き換わるかも。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP10】鶏肉売り場は、普通の国産ブロイラー(もも136円/100g)、○○鶏(178円)、ブラジル産(99円)の3アイテム。平均すれば10%程度の関税なので、価格低下でブラジル産が伸びる余地は少ないかも。鶏卵は国産しか置いてないので、輸入物の影響は小さいと。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP11】牛乳は成分無調整は国産だけど、加工乳や乳飲料は輸入脱脂粉乳等が使用されており、これらの価格低下で成分無調整牛乳が影響を受ける可能性はある。バターは高関税なので、関税撤廃により日本産は価格では太刀打ちできないが、消費者が買うテーブルバターは一部は残るか
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP12】チーズは今でも自由化されているので、様々な製品が輸入されている。溶かすタイプのシュレッドチーズは豪州、NZ産が主体で価格も国産シュレッドより安いが、同じシュレッドでもアイテムが多いので店先では比較しにくい。フレッシュ系やカマンベール系などは味の勝負か
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP13】スーパーで売られる生鮮肉や卵、牛乳は輸入品価格が低下しても、直ちに影響を受けるものばかりでもないが、畜産物の需要先として大きなウェイトを占める加工品・外食産業の分野では輸入品に取ってかわられる分野が圧倒的だと思われ、牛肉、豚肉、乳製品は影響が大きい。
原田 英男 @hideoharada
【スーパーで考えるTPP・番外編】今回は消費者・主夫としての私の個人的な考えが色濃いです。TPP、EPAなど、家庭の食生活でどんなことが起きるのでしょう。私も毎週末は家族で食卓を囲むために料理を作ります。役人も生産者も、その視点を忘れては消費者に見放されますぞ~
chemykano @chemy
えええっ!そうだったんだ!これからちょっと買うのかんがえちゃうかも。“@hideoharada: 【スーパーで考えるTPP11】牛乳は成分無調整は国産だけど、加工乳や乳飲料は輸入脱脂粉乳等が使用されており、
moka tonto @mokatonta
@hideoharada ベンダーも流通も同じですね。安全に手間をかけタイトな配送に対応し、最大限価格に配慮した売場でも、それは当たり前で。でも中身や生産者を知るとファンはつくんですよね。知る機会のない物言わぬお客様に価格以外でどう訴えるか、本当にこれから厳しいと思います。
トドノツマリ @Todono
RTで回ってきたから質問質問っ!TTP加入で飼料の値段も下がると思うんですが、それは和牛の値段がいい意味で下がることにつながりませんか? @hideoharada
原田 英男 @hideoharada
輸入穀物飼料は今でも無税です。それでも投資家による先物市場の高騰で飼料価格は高止まり。RT @todono RTで回ってきたから質問質問っ!TTP加入で飼料の値段も下がると思うんですが、それは和牛の値段がいい意味で下がることにつながりませんか? @hideoharada
@milkfarm_taka
@hideoharada 【スーパーで考えるTPP13】が一番重要なところですね。特に僕ら北海道は加工・外食業販が遥かに多いですから。
原田 英男 @hideoharada
朝ズバっ。「ヨーロッパから牛肉は輸入されてるか」。されてません。BSEの評価食品安全委員会)がされてないので。
原田 英男 @hideoharada
朝ズバっ。確かにみのさんの指摘通りで「国産牛をDNA鑑定可能」は変だな。東京新聞を確認しないとわからないけど、「国産牛」は子牛で輸入されて国内で肥育された牛も該当。国内での飼育期間が半分を越せば「国産」表示は可能。
笹山登生 @keyaki1117
これ http://bit.ly/9J87dG  みると6つのマーカーを組み合わせて総合判定ってことのようですね。@hideoharada朝ズバっ。確かにみのさんの指摘通りで「国産牛をDNA鑑定可能」は変だな。東京新聞を確認しないとわからないけど、「国産牛」は子牛で輸入されて国内
原田 英男 @hideoharada
ありがとうございます。やはり品種のみですね。RT @keyaki1117 これ http://bit.ly/9J87dG  みると6つのマーカーを組み合わせて総合判定ってことのようですね。@hideoharada朝ズバっ。「国産牛をDNA鑑定可能」豪州産子牛を日本で肥育すると…
原田 英男 @hideoharada
「みのさんの言うとおり」というつぶやきには、殆ど反応が無いことに気がついた朝w。
笹山登生 @keyaki1117
TPPでの原産国表示義務問題のスパゲッティ現象を先どりしているのかも?(笑) @hideoharada「みのさんの言うとおり」というつぶやきには、殆ど反応が無いことに気がついた朝w。
残りを読む(6)

コメント

りすばこ @risubako 2010年11月22日
TPPが日本の農業に与える影響(日常編)追記と修正しました。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする