チームに何かの価値を持ち込むときは、それを知識として持ち込むよりも、ありがたいお経として持ち込んだ方が上手くいく

あれは稼働率6割の職場を8割にするための本だから。鞭で叩いて9割の稼働率を挙げている職場にあれ持ち込むと、11割を目指してやっぱり8割になってしまう
ライフハック ドラッカー 提言 medtoolz
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medtoolz @medtoolz
朝礼のあと、全員起立でドラッカーの名言を輪読会するのとか、ああいうのバカなんじゃねぇの? なんて思っていたのだけれど、最近むしろ、あれはいいやりかたなのかもしれない、と思い直している。
medtoolz @medtoolz
たとえば「患者さんのため」みたいな一言にしても、それを根拠に愛想良く丁寧なふるまいを心がける人もいれば、患者さんを叱り飛ばしてみせる人もいる。患者さんのため、という言葉は道徳であっても目標要素が乏しくて、道徳合戦は結局つかみあいの喧嘩になってしまう
medtoolz @medtoolz
電話応対を愛想よくする態度を促すことも、問題に対して誰が決定し、だれが責任を負うのかといった組織の分担にしても、まずは最初に「この会社ではこういうルール」というものさしになる何かがないと、始まらない。それがないと何をお勧めしても、「私の道徳とその提言は相いれません」で詰む。
medtoolz @medtoolz
「ルールなんていいよ。和気あいあいと行こうよ」というのが通用するのは3人までのチームであって、けっこうそれを超えて組織が30人ぐらいになるまでは、ルールの不在がいろいろ非効率にしている状況が起こるのではないかと思う。ルールって制約で、導入すると効率下げそうに見えるし
medtoolz @medtoolz
提言は難しい。外から雇ったコンサルタントの一言は受け入れられるのに、「勉強した上司」とか同僚の言葉は、それがたとえ正しそうに思えても、まずは否定から入ることになる。聴くことの難しさにも似て、肯定するための耳と、反論するための耳と、同じ言葉を聞いても届き方が全く違う
medtoolz @medtoolz
「たぶんこうしたほうがいい」の正解は、だれがやってもそんなに変わらない。で、コンサルタントは高価にすぎるし、存在自体が怪しいから信用されない。安価であり、権威を持ち、分かりやすく、それが日本人でなく白人だったらなおいい。ドラッカーの本は「ありがたい外人のお経」として最適っぽい
♜青砥大川堂♜ @aod_works
@medtoolz ちょっと前までは松下幸之助とか本田宗一郎でお題目として通用したのに、やはり黒船襲来の方がインパクトあるんでしょうね。
medtoolz @medtoolz
@aod_works もちろん人種差別なのですが、ドラッカーが黒人だったら、こんなに広まらなかったんじゃなかろうかと。。
medtoolz @medtoolz
ドラッカーの本は、あれを読んで理解されるとむしろ仕事の効率が落ちるような気がする。あれは稼働率6割の職場を8割にするための本だから。鞭で叩いて9割の稼働率を挙げている職場にあれ持ち込むと、11割を目指してやっぱり8割になってしまう
medtoolz @medtoolz
「手段でなく結果にフォーカスせよ」でもいいし、「理念は常に数字で達成度を測定しなくてはいけない」みたいな教えでもいいし、そういうのを勉強した同僚の言葉として伝えるよりも、権威ある白人が書いたありがたいお経として唱えると、「ここがそういう空気」という状況が低コストで達成できる
medtoolz @medtoolz
チームに何かの価値を持ち込むときは、それを知識として持ち込むよりも、ありがたいお経として持ち込んだ方が上手くいく。
medtoolz @medtoolz
「こういう知識があるよ。あなたが今まで使っていたものよりも上等だよ」なんて持ちかけたら、誰だって反発する。「ありがたいお経があるよ。ありがたいんだよ」とまずは読んでもらい、そこから今度は、そのお経をベースにした世の中の見えかたを語ってみせるといい
medtoolz @medtoolz
「ありがたいお経があるよ。これを使うと世間の見通しが良くなるよ」まで来たら、今度はその「お経」をベースにした改善を提言していくといい。典型的な経営の考えかたなんだから、そこをベースにした提言はたいていある程度うまくいくだろうし
medtoolz @medtoolz
提言で成果が得られたとして、「提言したオレ様すごい」をやらかすと失敗する。「すごいねお経の効果だね」と持っていくと、成果はお経を受け入れたその人たちの手柄になる。そうこうしているうちに、持ち込まれたお経は価値判断の中心に居座るようになる
Takashi Miyamoto @tmiya_
@medtoolz ドラッカー良いですかね。。。トム=デマルコとかいっそディルバートでも読んだ方がましなのでは、と皮肉屋の私とか思ってしまいます
medtoolz @medtoolz
@tmiya_ デマルコをお経にすると、みんな会社を斜めから見下ろしそうですよね。。
medtoolz @medtoolz
カルト宗教が教義を浸透させるときのやりかたは、たぶん「経営の考えかたを会社に浸透させる」みたいなときにも使える。力の方向が異なるだけで。
medtoolz @medtoolz
ドラッカーって読んでしまえばほとんど常識で、びっくりするような裏技や万能の必殺技は書かれていなかったりもする。チームの8割は、そういうのを最初から常識として持っている。ところが残りの2割に常識を常識として説こうにも、まず聞く耳を持ってくれない。説得の入り口に立つこともできない
medtoolz @medtoolz
常識でしかない何かを、あえて全員で「外人の書いたありがたいお経」として唱和することは、恐ろしく遠回りであるようでいて、説得できない2割の誰かに好ましい価値を通すための、結局一番早い方法であるような気がする
Nicholai MARO @MAROCKs
「お客様の立場になって…」は道徳。具体的な行動指示ではなく。 「大きな声でいらっしゃいませ、と言いましょう!」は具体的指示。 twitter.com/medtoolz/statu…
medtoolz @medtoolz
カルト団体の人たちは、最初は説得をやらない。ターゲットにした人と好ましい人間関係を作ることに全力を挙げて、それから「素晴らしい人がこんなことを考えています」という形である考え方を提言する。説得ではなく、聞いてくれればいいですからと。ちょうど富山名物の置き薬みたいに
medtoolz @medtoolz
その人の中に、特定の考えかたを「置く」ことに成功してしまえば、置かれた考えかたは利用されることになる。置き薬は、お客さんが風邪をひいたりすれば、単なる荷物から便利な何かに格上げされる。置いてからその人を揺さぶると、おかれた何かに頼らざるを得なくなる
medtoolz @medtoolz
努力の割に成果が上がらない状況で、ドラッカー的な考えかたが何かの処方せんになることってよくある。経営の考えかたを、特定の誰かの心にお経として置くことができたら、たとえ説得できていなくても、その人が成果を達成できない状況に対峙すれば、ドラッカーは勝手に起動する。そう考えると便利
Kentaro Fukuchi @kentarofukuchi
@medtoolz いかにしてそれが「ありがたい」ものであるという価値観を共有できるかにかかっていますね。「なんかしらんがありがたいらしい」と人が納得する経路に興味あります。学校関係者として…
medtoolz @medtoolz
@kentarofukuchi 「こうだからありがたい」という、ありがたさが説明できたその段階で、ありがたみは消え失せるような気がするのです。「なんか権威で外人で、NHKでドラマにもなったらしい」みたいな導入が、実は「ありがたい何か」の紹介手段として正解なんじゃないかと
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コメント

MaliS @MaliSNacht 2014年9月4日
ドラッカーはじめ、経営学の目的って、「鞭で叩いて9割の稼働率をあげる」やり方からの脱却だったんじゃ…。 > あれは稼働率6割の職場を8割にするための本だから。鞭で叩いて9割の稼働率を挙げている職場にあれ持ち込むと、11割を目指してやっぱり8割になってしまう
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