モーニング編集長@asashima1氏の語る、名作漫画の「アイディアの密度」…いつもフルスイングしていないと、描けないということ

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島田英二郎 @asashima1

先週、新人さんは「最高のアイデアが出るまで常にもう1時間ねばる癖をつけるべきだ」みたいなことを言いましたが、どんなにねばったって、そうそう最高のアイデアは出ません。当たり前だけど。

2010-11-22 17:58:54
島田英二郎 @asashima1

言いたかったのは、いつもフルスイングするのを癖にしてないと、いざホントの絶好球がきたときにフルスイングできないってことです。だから結局いいアイデアが出ずじまいに終わっても落ち込まないでね。

2010-11-22 17:59:10
島田英二郎 @asashima1

担当として、あるいは傍観者として、ミリオン級のメガヒットの誕生を何度も目のあたりにしてきました。いろんなパターンがありますが、多くの作品に共通していたのが「強烈な圧縮」だったと思います。

2010-11-22 17:59:29
島田英二郎 @asashima1

セオリーだの理屈だのってのは、結局どこかで体感しないと始まらない。肉体的な感触で言うとここで言う「圧縮」ってのは、たとえば両手でも抱えきれないほどの何かを、1円玉一個くらいのサイズにまで圧縮していく感覚。

2010-11-22 17:59:47
島田英二郎 @asashima1

多くの場合において、メガヒットとは、すなわち密度であるような気がします。

2010-11-22 18:00:02
島田英二郎 @asashima1

両手で抱えきれないほどのネタに出会うことは(普通の人は)一生に一回くらいなんでしょうけど。だからこそ、普段から力を鍛えておかないとってことです。

2010-11-22 18:00:13
島田英二郎 @asashima1

余談ですが(まあ、ハナから全部余談みたいなもんですが)、昔は「圧縮」はいわゆる王道だったけど、最近のメガヒットは、そういう文法というかパターンというかあんまり通じない気がする…。

2010-11-22 18:00:26