【アナ雪】アナとチビ九尾エルサ(1-6)【パロ】
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【お知らせ】
アナとチビ九尾エルサの1~6はまとめてPixivさんにUPしたぉ。TumblrさんにもUPしてるので、お好きな方で読んでね( ˇωˇ )
アナとチビ九尾エルサ(2)
※マーライオン中
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エルコンちゃん素敵イラストまとめ
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エルコンちゃん2.5日目はじまるぉー!\(^o^)/ どうでもいいことなんだけれども、今回はどうなるんだろーねー?あ、最大の難関はエルサちゃんのお洋服ですねわかりますん!うおーどうしよう!!/(^o^)\
2014-09-02 05:20:09ってか【アナとチビ九尾エルサ ~××日目】って表記やめないか、自分?これ分かりにくいでしょ?ちょっと今から唐突に【第○話】っていう表記にしてもいい?ダメ?あかんか?いや、許されるよね?きっとそうよね?(^o^三^o^)
2014-09-02 05:23:19【アナとチビ九尾エルサ(6)】 身支度を整えてから、あたしは軽く部屋の掃除をした。頼りになる(嫌味+皮肉)ダディーの根回しは済んでるけれど、あんまり指紋とか髪の毛とか残しておきたくないのよね。もうこれクセだから仕方ないんだけど。でも、エルサの髪の毛とか真面目にダメだと思うのよ。
2014-09-02 05:52:21いや、あの、誤解しないでよね?あのねあくまで隠蔽の為にやってるだけで、身を守る為とか、あとエルサちゃんのDNA流出防止の為だから。エルサちゃんの髪の毛とか体毛収集じゃないから。あの、ほんと誤解しないでよ?いい?あたしいずノットロリコンだから。
2014-09-02 05:52:50どっちかというと綺麗なお姉さんが好きだから。あーっ違う違う!お兄さんも好きだってば!あれ、ちょっ、もしかして今あたし『も』って言っちゃった?あははー。いやー、ほら、それは空耳ってことで……ダメ?いや、別にいいんだけどさ。今時どっちもイケるとか珍しくも何ともないと思うし。
2014-09-02 05:53:34うん。別に隠してるわけでもないし。 (って、何考えてんだろ、あたし……) のっけから飛ばしてる誰か=あたし。自前のストリベリーブロンドの髪はエルサちゃんとお揃いの三つ編みにしてみたんだけど、おさげとかちょっと久しぶりでなんか落ち着かないわね。
2014-09-02 05:54:00なんて思いながら床に膝をついて証拠物件諸々が落ちてたりしてないか確認してたら、しゃがんだあたしと同じくらいの高さの視線を感じて顔を向ける。エルサの薄青色の瞳は、あたしの髪を見てた。 「ん?」 首を傾げると、おさげが揺れて髪の束が首を撫でる。やっぱ髪縛ると涼しくていいわ。
2014-09-02 05:54:21エルサはあたしがやってあげた三つ編みを見て、あたしの髪を見てきょとんとしてて。 「おそろい?」 やや間があって、やがて開くちっちゃな唇。小首を傾げる三つ編みに結ったプラチナブロンドが揺れて可愛いかった。やっぱあたしってばほんとにグッジョブだわ。って心の中で自画自賛。
2014-09-02 05:55:06エルサの問いに首を縦に振ると、控えめにはにかんで尻尾がゆらゆら。嬉しさに照れを混ぜ合わせた感じで、口の端っこから笑みが零れてる。もう、なによ。可愛いんですけど。って、あたしもニヤけちゃう。 (こりゃもう今日から毎日おそろの三つ編み決定ね!) 内心で勝手に取り決めといて、っと。
2014-09-02 05:58:11じゃあ行くよーと声を掛けて大きなボストンバッグを肩に掛けると、エルサはあたしのパーカーを着てフードを深く被った。それからタオルケットをばさっと被って、幽霊ごっこ。じゃなくて、尻尾隠す為ね。ここに来た時に一度やってあげただけなんだけど、やっぱ賢い子だわ。
2014-09-03 02:25:00あたし的には抱っこしたいとこなんだけどっていうのは内緒にして、手を差し出す。おずおずっていう感じに手を伸ばしてくるエルサ。その紅葉みたいなちっちゃな手に見えない傷が見えた気がして、少しだけ痛む胸の中。ちっちゃい指があたしの小指をきゅっと握る。小さい指も、その弱い力も可愛かった。
2014-09-03 02:29:19何の躊躇いもなくあたしの手を取ってくれる日がくるんだろうか。なんて頭の隅で思う。願いのような祈りのような、そんな想い。あたしの中にそんな純粋な心があったことにちょっとだけ驚いた。 小指が少しくすぐったい。体を揺らして重たいバッグを掛け直してエントランスへ向かう。
2014-09-03 02:49:37チェックアウトを済まして(やっぱり受付のお姉さんはエルサに訝るような視線を送ってたけど、エルサが恥ずかしそうに俯いたら頬をちょっと緩ませてたわ。なんなの?エルサちゃんってば意外に年上キラーってやつ?)、駐車場へ。エルサにキーを渡してロックを外して?とお願いする。
2014-09-03 02:51:00キーに付いたボタンを押してガチャッとロックが外れて、それを示すライトがピカピカ。エルサの尻尾が控えめに揺れる。これちょっと楽しいみたい。そんなエルサちゃん見てあたしが楽しいんだけど。 ボストンバッグをトランクに放り込んで、エルサにシートベルトを付けてあげて、そこでふと考えた。
2014-09-03 03:02:04(チャイルドシートって必要?) あれ?あれ必要なのって何歳までだっけ?エルサちゃんっていくつだっけ?8才よね?推定らしいだけど。でも8才にしてはちっこいし幼いのよね……やっぱ必要なの? エンジンをかけても出発しないあたしに、エルサが「アナ?」と首を傾げて来る。
2014-09-03 03:05:13シートベルトがお肉のない体にぴちっと纏わり付いていて、これはこれで安全性抜群な気がしたので、もう深く考えるのはやめにしといた。何でもないわよって笑って取り敢えず出発。 今日のあたしのプラン、さっきエルサには言えなかったんだけど。これからの予定は実家に向かうってことになってる。
2014-09-03 03:06:51実家まで結構遠いから、道中色んな所へ寄りながらのんびりドライブ。もうお昼になっちゃったから着くのは夜くらいかな。 「エルサ、お腹すいたでしょ?なにたべたい?」 こんなに安全運転したことないってくらいに、スピード控えめで車を走らせる。エルサは窓におでこをくっ付けて外を見ていたけど、
2014-09-03 03:10:07あたしの声に耳をピルピルと動かして「んー」と考えるような悩むような声を零した。チラッと様子を見るとぼんやりした視線で景色を眺めている。薄氷瞳に移り変わる風景。その瞳に世界がどんな風に映ってるんだろうか。冷たい氷みたいに見えてるんだったなら悲しい。けれどきっと変えられる。まずは
2014-09-03 03:14:01美味しい物食べないとね。 「……きのうの」 「ん?ピザのこと?」 「うん。たばすこはいや」 「ははっ。根に持ってるんだ?」 笑うとエルサはぷいっと拗ねたように顔を背けた。あらら。そんな顔もするのね。可愛いじゃない。 「ごめんって。辛いの苦手だって解かったからもうしないわよ」
2014-09-03 03:16:47「……うん」 「でもピザじゃなくてももっと美味しいものあるわよ?ハンバーグとかオムライスとか、あとパフェとか!」 「ぱふぇ?」 「そっ。アイスクリームとか苺とかバナナとかプリンとか色んなものがのっかってて、チョコとか生クリームもたっぷりで~♪」 辛いのも好きだけど甘い物も大好き
2014-09-03 03:20:58だから、ちょっと楽しくなって来てノリノリでしゃべるあたしに、エルサは「う?」と小首を傾げた。「ぷりん?」とか「ちょこ?」とかって頭にクエッションマークがいっぱい浮かんでた。 「って、あー、ダメだわ。エルサ、さすがにチョコは食べちゃダメでしょ?」 「ダメなの?」 「んー。たぶん」
2014-09-03 03:25:28「どうして?」 「動物にチョコレートって基本的にあげちゃいけない食べ物なの。エルサは体は人間っていう検査結果出てるけど、それでも不安だし」 きょとんとしたまま「ふぅ~ん?」と解かってないような感じで頷くエルサは、「おいしい?」って尋ねてくるから、あたしは大きく力強く頷いた。
2014-09-03 03:29:58「甘くて、もぉ~メチャクチャ美味しいわよ」 「……チョコすき?」 「ふふっ。よく分かったわね」 「うん。なんだかうれしそうだったから」 「まぁね。大好きだもの」 「……すきだとうれしいの?」 「あー、そうかも。好きの種類にもよると思うけど、基本的には嬉しいし楽しいわよね」
2014-09-03 03:35:26「しゅるい?」 「そっ。好きにはね、色んな好きがあるのよ。結構ややこしい話だし、エルサにはまだ早いわね」 「いまじゃダメなの?」 「ダメじゃないけど……んー。もうちょっとおっきくなったらね」 「……そう」 また窓の方へ顔を向けちゃったから、拗ねたのかと思ったけれど、違うみたい。
2014-09-03 03:49:09