2014年9月7日

【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 UNSCEAR報告に対するベーヴァーストック氏の批判紹介まとめ、第2弾。 「専門家らしくない報告書の性格」に関する前半です。
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島薗進 @Shimazono

0【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】著名な科学者による「国連科学委 2013年報告書」の厳しい批判的検証 csrp.jp/posts/1466 。①では「国際的緊急対応システムの失敗」「報告書による線量評価の信頼性の欠如」まで紹介。以下はそれに続く部分の紹介。

2014-09-07 08:22:32

キース・ベーヴァーストック:
福島原発事故に関する「UNSCEAR 2013年報告書」に対する批判的検証 /
Keith BAVERSTOCK :
2013 UNSCEAR Report on Fukushima: a critical appraisal

http://csrp.jp/posts/1466

【ベーヴァーストックUNSCEAR批判①】

まとめ 【ベーヴァーストックUNSCEAR批判①】 宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 UNSCEAR(国連科学委員会)2013年報告書に対するベーヴァーストック氏の批判を紹介する第1弾。 「国際的緊急対応システムの失敗」 「報告書による線量評価の信頼性の欠如」 に関する部分です。 4101 pv 145 4 users 31

島薗進 @Shimazono

1【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「専門家らしくない報告書の性格」との題を付して、著者は報告者が科学者としての良心に基づくとは言えない内容であることを5点に分けて示していく。まず、1)バランス悪い委員会:委員会の構成は核利用に肯定的か否定的かという点で偏ったものだ。

2014-09-06 08:22:33
島薗進 @Shimazono

2【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「私(ベーヴァーストック)がこの分野の研究を始めた1971年以来43年間、原子力に好意的であるか否定的であるかで見解が両極化する傾向は、つねに放射線防護の科学分野の支配的な特徴だった。理念としては、立場の違いが科学に影響すべきではない」

2014-09-06 08:23:58
島薗進 @Shimazono

3【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「だが歴史に照らせばそうあり続けて来た。原子力産業、政府、IAEA等の巨大な影響力が作用する構造。今度の報告書の貢献メンバーで私(ベーヴァーストック)が知ってるのは15%に留まるが、そのほとんどが原発推進派だ。批判的な人は1人もいない」

2014-09-06 08:25:37
島薗進 @Shimazono

4【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「たとえば、100人程列挙されてる名前の中に、Hoffmann, Mousseau, Busby, Schmitz-Feuerhake, Wing, Richardson, Fairlie, Rosen, Körblein等の名はない」

2014-09-06 08:27:11
島薗進 @Shimazono

5【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「他方、原発推進派は、Gonzáles, Harrison, Salomaa, Bouffler, Wakeford. Mettler, Niwa等々の名が見える。なぜこうなるのか。委員会メンバーは各国政府が指名した科学者た達だからだ」

2014-09-06 08:28:22
島薗進 @Shimazono

6【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「原発推進を図る政府がその立場の科学者を選んで、彼らが委員会メンバーとなる。そしてその委員会メンバーが専門家グループを指名している。核利用批判に対して核利用の利益を擁護しようとする意図から結論が引き出されると見なされるのは当然だ」

2014-09-06 08:29:30
島薗進 @Shimazono

7【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「メンバーが業績・能力だけの基準で選ばれるための機構も、メンバーの利益相反を明示したりするための仕組みもありそうにない。この理由だけでも、報告書が自己評価の自立した評価として信頼されるわけがない」日本国内での御用学者問題にも適用できる。

2014-09-06 08:31:07
島薗進 @Shimazono

8【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「2)委員会のメンバーは専門的能力や業績によって選ばれておらず、委員会の任務遂行能力は疑わしい。『80人以上の指導的な科学者が貢献した』と書かれているが、課題遂行能力を判断する材料も利益相反からの自由を明示する材料もない。」

2014-09-06 08:31:20
島薗進 @Shimazono

9【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「ここで利益相反というのは、原子力関連業界から財政的に支えられていたり、原子力関連業界と仲間関係にあることだ」日本では「原子力ムラ」との関わりとなる。参)『つくられた放射線「安全」論』 amazon.co.jp/%E3%81%A4%E3%8…

2014-09-06 08:32:10
島薗進 @Shimazono

10【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「3)「識別可能な増加はない」“No discernable increase in risks”という表現」。これはダメと。「放射線防護の歴史は、無視できるリスクのレベルを定義しようという試みだらけだが、成功した例は一つもない」と。

2014-09-06 08:33:18
島薗進 @Shimazono

11【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「過去には、NBRや医療診断用の放射線の健康影響は、識別できないほどリスクが小さいとされたことがあったが、その後、そうではないことが分かった。疫学的に明示できるところまで有毒物質の環境汚染が許容されたら、平均余命は劇的に下がるだろう」

2014-09-06 08:33:48
島薗進 @Shimazono

12【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「UNSCEARがそれ以下ではリスクが識別不能だという100mSvでの放射線のリスクが環境汚染として許されるとしてみよう。米国科学アカデミー研究審議会「電離放射線の影響に関する委員会」(BEIR)の2007年報告書(BEIRⅦ)では」

2014-09-06 08:34:08
島薗進 @Shimazono

13【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「DDREF を1として生涯リスクで17%/Sv …」「それを他の10リスク要因に許容したら50%の死亡増となる。リスクはあるが対象人口が少ないので数値的に明らかにできないなどということは、被害を受ける個々人には慰めになるはずがない」

2014-09-06 08:35:16
島薗進 @Shimazono

14【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】「しかもCT検査によって放射線診断によるリスクは検証されるようになり、できるだけ下げるべきだとされている。この「100mSv以下では識別可能な増加はない」との表現が用いられていることは、科学的な能力と誠実さの欠如を示す強く示すものだ」

2014-09-06 08:35:48
島薗進 @Shimazono

14【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】国連科学委報告書の「識別可能なリスク増加はない」との表現の問題点については、他の論者も指摘。以下に私のまとめ→ togetter.com/li/664136 長瀧氏佐々木康人氏の悪用例→ togetter.com/li/695288 

2014-09-06 08:38:00
島薗進 @Shimazono

15【ベーヴァーストックUNSCEAR批判②】Keith Baverstockによる、福島原発健康影響「国連科学委UNSCEAR 2013年報告書」の批判的検証 csrp.jp/posts/1466 「専門家らしくない報告書の性格」5点の内3点まで紹介しました(続き)

2014-09-06 08:39:51

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